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https://www.yomiuri.co.jp/politics/20230831-OYT1T50183/
野村農相が「汚染水」と発言し、そのことで謝罪したそうだ。
岸田首相が「全面的に謝罪と撤回」を指示したらしい。
韓国では公式には「汚染水」と表現している。
ここに来て、韓国の漁業者の風評被害対策に関連して「処理水」と呼ぶよう要請があり、呼称の見直しをするようだが、それでも「汚染処理水」が有力な案らしい。
岸田首相は韓国政府に対して「全面的に謝罪と撤回」を求めたのだろうか。
日本以外では「処理水(treated water)」との表現は見られない。
海外メディアは、treated contaminated water(処理済みの汚染水)や、treated radioactive wastewater(処理済みの放射性廃水)などの表現を使っているのが一般的だという。
取り敢えず、短い記事の全文を以下に転載する。
野村農相は31日、東京電力福島第一原子力発電所から海洋放出されている処理水のことを「汚染水」と発言し、岸田首相が謝罪と発言の撤回を指示した。
野村氏は同日、岸田首相と首相官邸で面会した後、「汚染水のその後の評価などについて情報交換した」と記者団に答えた。
首相は野村氏の発言について「発言は遺憾だ。全面的に謝罪して撤回するよう指示した」と首相官邸で記者団に語った。
東電は原発事故で溶け落ちて固まった核燃料を冷却した後の汚染水について、放射性物質を薄めるなどして健康に問題のない「処理水」として海に放出している。中国は「核汚染水」と呼んで放出を批判している。
記事の転載は以上。
国際的な安全基準を持つと自認する「IAEA」による汚染(放射能汚染)の定義に従えば、
1. 表面上、または固体、液体、気体(人体を含む)内の放射性物質、または、それを生むプロセスで、その放射性物質の存在が意図しないか望ましくない場合。
また特に、汚染の語には意図しないということを含意している場合があり、汚染の語は単に放射能の存在を示すにすぎず、関連する危険有害性の大きさを示すものではないとしている。
(以上はウィキペディアからの抜粋)
「IAEA」による汚染(放射能汚染)の定義、特に1の「科学的定義」に従えば、「汚染水」をALPS等によって一定量の放射性物質を除去したとしても、意図ぜずして混入した放射性物質が残っている以上は、”その危険有害性の大きさに関らず”「汚染」水と言うことになる。
従って、政治的な思惑で「処理水」と言おうとも、”その危険有害性の大きさに関らず”放射性物質に「汚染」された水・・・であるから「汚染水」。
科学的には「汚染水」の表現以外にはない。
そもそも、「処理」とは、その物の性質を表す言葉ではなく、
「人がやる作業のある工程で、材料に特定の作業を施すこと。」
を言う。
政府が「処理水」という言葉に拘るのは、極めて政治的な理由からだということが言えよう。
他国に「科学」を要求する日本政府の自己矛盾が激しい。
ちなみに、韓国政府が検討しているという「汚染処理水」もやめた方がいい。
「汚染処理」した水になってしまう。
科学的には正しい方向に近づいているのだが、政治的には・・・いただけない。
汚染されている水を「処理水」と言ったところで、放射性物質が消えて無くなるわけではないことを考えれば、
今回の発言に続き、謝罪と撤回などと、あまりに「処理水」に拘ると、「一事が万事」、科学に背を向け、自己の思惑のみを優先する今の政治が国民の知るところとなり、国民の信頼を失うだけだと思うのだが。
国民は敏感に感じ取るよ。
「何かを隠そうとしている・・・と。」
政府は国民に何を隠そうとしているのか?。
「汚染水」を大量の海水で希釈した上で、何故「海底トンネルを通して」海洋に放出するのか。
「この疑問」の解を捜している。
海底トンネルを通すことは、技術的にも、経済的にも、普通に考えれば極めて「不合理」だと思うのだが・・・何故〜。
この不合理さが、政府、東電が、国民には絶対に知られてはいけない「不都合な真実」が存在することを国民に教えてくれている。
政府と東電には、
・海洋放出でなければならない理由がある。
・海底トンネルを通さなければならない理由がある。
・そして今でなければならない理由がある。
国民には絶対に言えないその理由とは・・・。
一つの仮説をたててみた。
「不都合な真実」を隠すために、今政府と東電が必要としているのは、海洋という膨大な「薄め液」なのではないか。
IAEAもALPSの性能検証を一度としてしていない。
日本の第三者機関も同様に確認することができていない。
過去の経緯を見れば、ALPSがまともに、期待通りの性能を発揮していることが報じられたことは一度たりとも無い。
そこで湧いてくる「疑念」は、
この「汚染水」には一体幾つの核種の「放射性物質」が、一体どのくらいの量が含まれているのか分からない。
一方、ALPSは除去しきれていないトリチウム以外の62種の核種を除去の対象としているらしい。
「ALPSで除去しきれていないトリチウム以外の62種の核種、あるいは測定もできない核種の放射性物質の残留量が半端じゃないということではないのか。」
或る時からトリチウム以外の核種は基準値以下になるまで繰り返しALPSを通すと言いはじめたが、それほど事態は深刻だということなのか。
そして、放射性物質を吸着させた「ALPS処理土」、「ALPS処理吸着剤」はどこに消えたのか。
原理的には、燃料デブリのクローン製造機だろうから、放射線量も燃料デブリ並みということなのだろうか。
何処に保管しているのだろう?。
その保管場所も限界を迎えたのではないか。だから今なのか・・・。
国民には絶対に言えないその理由は・・・。
放射性物質が残存した「汚染水」を「人知れず」海洋という「薄め液」に放出するしか手立てがない。
と。
「万事休す」・・・
現実に戻って、最後に、
「・・・放射性物質を薄めるなどして健康に問題のない「処理水」として海に放出している。・・・」
読売新聞の「ヨイショ」は相変わらずですね・・・。
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