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日銀植田総裁は“物価の番人”失格か…消費者物価指数11カ月連続3%超も、5月には真逆の見通し
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/327836
2023/08/22 日刊ゲンダイ
物価見通しの甘さは“黒田越え”?(日銀の植田和男総裁)/(C)共同通信社
物価見通しの甘さは“黒田超え”か──。総務省が18日発表した7月の全国消費者物価指数(2020年=100)は、価格変動の大きい生鮮食品を除く総合指数が105.4と前年同月比3.1%上昇した。3%以上の上昇率は11カ月連続だ。
生鮮食品を除く食品が9.2%、宿泊料が15.1%、通信料(携帯電話)が10.2%上昇した。一方、政府の負担軽減策の効果などで電気代は16.6%、ガス代は9.0%の下落。ガソリン代は政府の補助金縮小で1.1%上昇し、6カ月ぶりにプラスに転じた。
「上昇材料ばかりが目立ちます。円安の進行や原油高に加え、9月末には、ガソリンと電気・ガス代軽減策が終了します。帝国データバンクによると、10月の食品値上げは4000品目を超え、上昇率も年内で最も高い17.5%に上る。中国からの団体旅行も解禁され、宿泊代はさらに跳ね上がる可能性が高い。これから年度半ばにかけて、物価上昇率は高止まりか、さらに上向く恐れがあります」(金融ジャーナリスト・森岡英樹氏)
こうした見方と真逆の見通しを示していたのが物価の番人とされる日銀の植田総裁だ。5月19日に講演で「先行きは、輸入物価の上昇を起点とする価格転嫁の影響が減衰し、今年度半ばにかけて2%を下回る水準までプラス幅を縮小していくとみています」と語っていた。
物価高は日銀にも責任が
「植田総裁は7月28日の金融政策決定会合で今年度の物価上昇率をそれまでの1.8%から2.5%に上方修正しましたが、それでも甘いと言わざるを得ません。物価高を招いている円安は日銀にも責任があります。7月に長短金利操作(YCC)の運用柔軟化に動きましたが、引き続き、円は“緩和国通貨”とみられており、円の独歩安が進行しています。植田総裁は金融緩和を継続し、円安を容認するとみられます。円安の恩恵を受けた輸出とインバウンドのおかげで、4〜6月の実質GDPは年率換算でプラス6%の好成績だったからです」(森岡英樹氏)
8月の全国消費者物価指数は9月22日の朝8時半に発表されるが、物価上昇率3%超の継続は十分あり得る。同日午後3時半から、金融政策決定会合を終えた植田が会見する。記者から甘すぎる物価見通しを突っ込まれたら、どんな顔で答えるのだろうか。
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