<■326行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可> 主張 日米韓首脳会談 安保協力の意義は大きい 中朝露の脅威に連携対処を 2023/8/20 5:00 https://www.sankei.com/article/20230820-KQ53U7LYIVLTVL2EP6TR327BG4/ 岸田文雄首相とバイデン米大統領、尹錫悦韓国大統領が米ワシントン郊外の大統領山荘キャンプデービッドで会談した。 共同声明は 「日米韓パートナーシップの新時代の幕を開く」 ため首脳が集ったとし、3カ国の安全保障協力を 「新たな高みへ引き上げる」 と宣言した。 日米韓の安保協力強化は共同の抑止力を高め、地域の平和と安定の確保に資する。 3カ国首脳の合意を評価したい。 ■「時代の要請」意識した 首脳や外務、防衛担当の閣僚らが年1回は会談することや、緊急事態になれば速やかに協議することを決めた。 自衛隊と米韓両軍による陸海空など複数領域での共同演習の実施や、日韓による北朝鮮ミサイル発射情報の即時共有の早期開始を確認した。 ウクライナ支援や拉致問題への協力で一致した。 岸田首相は共同会見で 「法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序が危機に瀕している」 としてロシアのウクライナ侵略、(中国による)東・南シナ海での一方的な現状変更の試み、北朝鮮の核・ミサイルの脅威を挙げた。 「日米韓3カ国の戦略的連携の潜在性を開花させることは我々にとっての必然であり、時代の要請だ」 と語った。 その危機感は妥当だ。 北朝鮮は、新型の大陸間弾道ミサイル(ICBM)や変則軌道の弾道ミサイル、戦術核兵器の戦力化を急いでいる。 国連安全保障理事会決議違反の弾道ミサイル発射を繰り返している。 日米韓が共同演習で抑止力を強め、情報共有で対処力を高めることは理に適っている。 対中国で連携を打ち出した点も注目したい。 共同声明は、中国の南シナ海での 「危険かつ攻撃的な行動」 を含め、インド太平洋地域の水域における一方的な現状変更の試みに 「強く反対」 した。 更に、 「国際社会の安全と繁栄に不可欠な要素」 として 「台湾海峡の平和と安定の重要性を再確認」 した。 韓国は文在寅前政権当時も米国との間で 「台湾海峡の平和と安定の重要性」 で一致していたが、米韓間の安保上の信頼が揺らいでいたため大きな意味を持たなかった。 中国との関係よりも日米を重視する尹政権が登場し、日米韓の首脳が直接会談で台湾問題を取り上げた。 その意義は大きい。 日米韓の国内総生産(GDP)の合計は世界の約3分の1で、総人口は約5億人だ。 日韓間に共同防衛の約束はないものの、日米韓で安保協力を強めれば、中朝露という専制国家に対する抑止効果や外交力の向上が期待できる。 万一、台湾有事になれば北朝鮮の挑発や暴発を防ぐため韓国の協力が欠かせない。 一方、朝鮮半島有事では日本の協力が不可欠だ。 尹大統領は2023年8月15日の演説で、朝鮮国連軍の後方司令部と指定基地が日本にある点に触れ、 「北の南侵の最大の抑止要因になっている」 と説いた。 その通りである。 ■レーダー照射解決せよ キャンプデービッド合意に沿って日米韓は具体的な協力を進めていかなければならない。 ただし、懸念や残された課題もある。 韓国は反日感情を募らせやすく、政権交代で政策が大幅に変わってきた歴史がある。 リアルな安保認識を持つ尹政権に政治的勢いがある間は協力を進められるかもしれない。 だが、左派野党への政権交代などがあれば、文前政権時のような 「戦後最悪」 の関係に戻り、 「新たな高み」 など吹っ飛びかねない。 そのリスクを忘れずにいるべきだ。 2018年の韓国海軍駆逐艦による海上自衛隊哨戒機への火器管制レーダー照射問題も解決していない。 目標をミサイルなどで攻撃する準備で、危険な敵対的行為だった。 韓国は今も事実を認めず、謝罪もしていない。 自浄作用の働かない韓国の政府と軍は信頼しきれない。 キャンプデービッド合意に沿って韓国が動けば、朝鮮半島にとどまらずインド太平洋地域や世界でも存在感が高まろう。 国際政治の主なアクターとして登場できるかもしれない。 それには、レーダー照射などの反日政策の清算が求められる。 核兵器をめぐる分野は不十分だった。 米国は共同声明で、日韓防衛に関し、核抑止力を含む米国の拡大抑止は強固だと強調した。 それは良いとしても、核抑止自体の信頼性向上の取り組みへの言及がなかったのは残念である。産経抄 2人の握手が向かう先 2023/8/20 5:00 https://www.sankei.com/article/20230820-MHUWM7TTNZLZFMUXPCSQQ6JKHY/ ブッシュ(息子)米政権(2001年1月から2期)に招かれた海外首脳は、どこで応接されたかで大統領との距離を測ったという。 テキサス州クロフォードの私邸、キャンプデービッド、ホワイトハウスの夕食会―の順である。 ▼小泉純一郎元首相は全てに招かれている。 中でもワシントン郊外の大統領山荘、キャンプデービッドでの交歓をご記憶の方は多かろう。 ブッシュ氏から革のジャンパーと野球のボールを贈られ、上機嫌でキャッチボールしたのは2001年6月末だった。 ▼「ペリー来航以来、最良の日米関係」 という首相周辺の言葉が小泉政権時の記事にある。 古くは対立するエジプトとイスラエルの首脳会談も同山荘で行われ、平和条約に繋がった。 険悪な両者の壁を溶かし、近い両者の距離を更に縮める。 友好の磁場がそこにはあるらしい。 ▼岸田文雄首相と尹錫悦韓国大統領も、この山荘を舞台に改めて握手した。 防衛面や経済安全保障など、中長期の協力を推し進めることで一致を見た、日米韓首脳会談である。 中国と北朝鮮という脅威に対し、3カ国が結束の隙を見せてはならない。 ▼北は核・ミサイル開発に前のめりで、中国は東・南シナ海での挑発をやめない。 日韓の歩み寄りをバイデン大統領は勇断と見た。 この握手はしかし、関係の永続を保証したものとは言い難く、 「尹政権下」 との条件付きか。 日本が大きく譲った上での対応であることも忘れまい。 ▼日米韓の安保協力は 「新たな高み」 に引き上げられ、日韓も世界を視野に入れた新たな関係を築く責任を背負っている。 「友情は成長の遅い植物だ」 と言ったのは、初代米大統領のワシントンである。 気の遠くなるような時間がかかるだろう。 やむを得まい。 習政権は「包囲網」と警戒 頼氏訪米では軍事演習 2023/8/19 19:56 https://www.sankei.com/article/20230819-DFWP6SYIEFPFRN7ZBKCD3F22N4/ 日米韓3カ国が安全保障面で協力強化に動いていることを、中国の習近平政権は 「中国包囲網」 の強化に繋がるとして警戒している。 習政権は、台湾の頼清徳副総統の立ち寄りを許したとして米国に反発し、2023年8月19日に台湾周辺で軍事演習を行った。 中国外務省の汪文斌報道官は2023年8月18日の記者会見で、日米韓首脳会談について 「陣営対立や軍事グループをアジア太平洋地域に引き入れる企ては人心を得ず、地域国の警戒と反対を引き起こす」 と非難した。 習政権は、米国が同盟国などとアジア太平洋地域で協力を進めていることを 「アジア太平洋版NATO(北大西洋条約機構)」 などと呼んで警戒を露わにしている。 硬軟両様の手法で3カ国の連携に楔を打つ構えを見せている。 一方、中国人民解放軍で台湾方面を管轄する東部戦区の報道官は2023年8月19日、台湾周辺で軍事演習やパトロールを同日行ったと発表した。 報道官は談話で 「これは『台湾独立』分裂勢力と外部勢力が結託した挑発に対する重大な警告だ」 と強調。 頼氏が南米パラグアイ訪問に際して米国に立ち寄ったことへの対抗措置との事実上表明した。 演習は艦船と航空機の連携に重点を置いており、 「実戦能力」 の検証を行ったと説明した。 中国国営中央テレビによると、海軍の多数の駆逐艦や護衛艦、空軍の戦闘機、ロケット軍などの部隊が加わった。 中国軍は2023年4月、台湾の蔡英文総統が訪米してマッカーシー米下院議長と会談した後、台湾周辺で軍事演習を実施。 その際の演習期間は3日間で、国産空母「山東」も参加した。 首相、3カ国連携で成果 「断崖」の対中・対北外交へ 2023/8/19 19:54 https://www.sankei.com/article/20230819-DLNIWUQPIVK3VAWMTPOZWSH3JE/ 岸田文雄首相は日米韓首脳会談で3カ国の安全保障協力を 「新たな高みに引き上げる」 ことで合意した。 2023年5月の先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)に続き、関係を強化した。 この外交成果を基に2023年9月以降、中国や北朝鮮との対話に挑む。 首相は会談後の共同記者会見で 「今、日米韓3カ国の戦略的連携の潜在性を開花させることは必然であり、時代の要請だ」 と強調した。 成果の第1に安保協力を挙げた。 複数の領域での共同訓練を毎年実施することや、弾道ミサイル情報の即時共有の進展を確認した。 北朝鮮の資金源と言われるサイバー攻撃に関する作業部会の立ち上げでも一致した。 日米韓は既に弾道ミサイルや潜水艦対応の共同訓練の頻度を増やしている。 対北の共同対処力向上は対中抑止にも繋がる。 政府はこれを 「日米同盟と米韓同盟の戦略的連携」 と表現する。 今回、協力のフィールドも拡大した。 2024年、3カ国が国連安全保障理事会の常任・非常任理事国に揃う機会を捉え、安保理での連携で一致。 東南アジア諸国連合(ASEAN)や島嶼国への能力構築支援での協調を確認し、新興国・途上国への働き掛けでも足並みを揃えた。 政府高官は @同志国と連携を強め A新興・途上国を引き付ける B中露などと向き合う のが日本外交の基本方針だと説明する。 首相は2023年9月、ASEAN関連首脳会議などに臨む。 同会議で中国の李強首相との会談が調整され、2023年末に日中韓首脳会談の可能性がある。 日米韓の協力強化は対決ではなく、相手を対話に引き出すのが目的だ。 首相周辺は 「アジアのブロック化は加速するものではなく、日本を安全な方向に持っていけるかどうかどうかだ」 と指摘する。 ただ、日米韓の結束を警戒する中国はロシアとの軍事協力を強化し、北朝鮮は弾道ミサイル発射を繰り返す。 首相周辺は 「2023年秋以降は左右どちらも断崖の尾根の上を歩く覚悟でやっていく」 と語る。 韓国、対中国牽制で日米と足並み 「名指し批判」応じる 2023/8/19 19:32 https://www.sankei.com/article/20230819-VIGCKH3EZRL7ZHA5OYH2NLBMXI/ 韓国は2023年8月18日に発表した日米との共同声明で、中国が南シナ海で不法な海洋権益を主張し、危険な行動をしていると名指しで批判した。 過去の外交協議では最大貿易相手国である中国への配慮も目立ったが、尹錫悦政権は経済安全保障分野での協力強化にも積極的な姿勢を示し、中国を牽制する日米と足並みを揃えた。 米韓は尹氏が2023年4月、国賓としてワシントンを訪れた際にも、共同声明で中国を念頭にインド太平洋地域における 「一方的な現状変更の試みへの反対」 を明記したが、名指しの批判は避けた。 今回、一歩踏み込んだ表現に応じた形で、尹氏は首脳会談後の共同記者会見でも 「『力による現状変更』に反対し、国際秩序に基づく協力を一層強化する」 と強調した。 韓国はこれまで、自国経済を牽引する半導体の最大の輸出先でもある中国との関係に配慮する外交姿勢で日米との温度差が指摘されてきたが、2022年の尹政権発足後に対中姿勢を転換。 今回は中国による 「経済的威圧」 を念頭に、半導体や重要鉱物のサプライチェーン(供給網)で関連物資が不足した場合に情報を迅速に共有する 「早期警戒システム」 を導入することでも日米と合意した。 対中強硬姿勢を示す尹政権に対し、最大野党「共に民主党」は 「中国軽視の政策は国益を損ねる」 と反発を強める。 同党報道官は2023年8月19日、日米韓の合意内容について 「事実上の『準軍事同盟』で日本を含む3国の安保共同体を作る狙い」 だと批判。 「日本との準軍事同盟が国益にどんな役に立つのか、明確に説明せよ」 と主張した。 日米韓に先んじ露と「実戦」連携する北朝鮮、米に警告 2023/8/19 18:53 https://www.sankei.com/article/20230819-KWKCAXBA6JJKVNDIYDMRFDZUOM/ 北朝鮮の核・ミサイルの脅威に対応するため、米キャンプデービッドでの首脳会談で安全保障協力の水準を引き上げた日米韓に対し、北朝鮮はウクライナ侵略を続けるロシアとの軍事協力を強めるなど、既に 「実戦」 での露朝連携を深めている。 会談直前には米国への対抗措置も警告した。 朝鮮人民軍総参謀部は2023年8月18日、米偵察機が2023年8月17日、日本海側の北朝鮮の 「経済水域」 上空を侵犯したとし、戦闘機を緊急出動させたと報道官声明で主張した。 北朝鮮は2023年7月にも同様の主張をし、直後に新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射した。 米韓当局は北朝鮮がICBM発射などを準備する動きを捉えており、今回の会談や2023年8月21日からの米韓合同軍事演習に対抗した発射強行に警戒を強めている。 2023年8月27日の朝鮮戦争(1950〜53年)休戦協定締結70年の式典出席のため訪朝したショイグ露国防相を、金正恩朝鮮労働党総書記が兵器展示会に案内するなど歓待した。 韓国当局は、中露が北朝鮮の砲弾提供や合同訓練といった軍事協力案に合意したと見ている。 北朝鮮は見返りに技術支援をロシアに求めたとみられ、露朝協調の下、北朝鮮が軍備増強を一層加速させる可能性が高い。 北朝鮮の核・ミサイル開発を支えているとされるのが、2022年だけで被害額が7億ドル(約1000億円)相当に上るとされる違法なサイバー活動による暗号資産(仮想通貨)の窃取だ。 日米韓首脳はサイバー活動に対応する作業部会の立ち上げでも一致したが、中露の北朝鮮擁護で国連が対北追加制裁に出られない中、対応の限界も指摘される。 安保協力「新たな地平」 日米韓、対北から中露など脅威対処 2023/8/19 18:32 https://www.sankei.com/article/20230819-2T57MQWWMRPELLVUJDTMENOLKI/ 日米韓首脳は2023年8月18日発表した共同声明で、3カ国の協力を 「新たな地平に引き上げる」 と宣言した。 従来、脅威と位置付けた北朝鮮に加え、中国やロシアが国際秩序を揺さぶる。 厳しさを増す安全保障環境を念頭に、バイデン米大統領は 「何十年という関係を築く」 と強調。 対北朝鮮を主眼としてきた日米韓の連携を、中露を含む広域課題に対処するため深化させる姿勢を示した。 「日本と韓国は不可欠な同盟国だ」。 バイデン氏は会談後の記者会見で、日韓と協力する重要性を改めて強調した。 弾道ミサイル技術を向上させる北朝鮮や、核兵器を含む軍備増強に突き進む中国、ウクライナ侵略を続けるロシアなどの脅威に、米国が単独で対処することは困難だ。 日米韓合同演習の定例化など、会談で合意した防衛協力を巡り、オースティン米国防長官は2023年8月18日の声明で 「共に直面する課題への取り組みを強化するものだ」 と指摘。 連携加速に期待を示した。 3首脳は 「インド太平洋対話」 の立ち上げでも合意した。 尹錫悦政権が韓国独自のインド太平洋戦略を初めて策定。 日米韓で中国の覇権に対抗する基盤が整った。 また、 「海洋安全保障に関する協力枠組み」 を設置し、中国が触手を伸ばす太平洋島嶼国や、東南アジア諸国連合(ASEAN)への能力構築支援でも連携する。 米国は日本、韓国と2国間で進めてきた安保施策を3カ国に広げ、効果的に中国や北朝鮮への抑止力を高める狙いだ。 ただ核の脅威に対抗する 「拡大抑止」 では温度差も浮かぶ。 米政権は2022年10月の外交・安全保障政策の指針 「国家安全保障戦略(NSS)」 を具体化した戦略3文書で、拡大抑止に関する日米韓の対話枠組みを掲げたが、今回の会談で進展はなかった。 日本政府関係者から 「拡大抑止の(3カ国)連携は、まず日米間での進展が必要だ」 との声が出る。 米政府高官は日米韓の首脳会談の定例化について、協力関係を 「固定化する」 狙いがあると指摘する。 だが、政権交代や世論の変化で、連携の土台が影響を受けかねない側面は残る。 各国が連携強化の勢いを削がないよう、合意を着実に実現できるかが試金石となる。 台湾周辺演習に中国軍機42機、艦船も多数 副総統の米国経由に反発 2023/8/19 17:45 https://www.sankei.com/article/20230819-Z3GSWADT25MQLBQTFX3I4W3SNE/ 中国軍で台湾方面を管轄する東部戦区は2023年8月19日、台湾周辺で同日行ったとする軍事演習やパトロールの映像を公開し、海軍の多数の駆逐艦や護衛艦、ミサイル艇、空軍の戦闘機や各種航空機の他、ロケット軍などの部隊が集結したと発表した。 台湾国防部(国防省)は2023年8月19日午前9時(日本時間同10時)以降、中国軍機延べ42機の活動を確認したと発表し、うち延べ26機が台湾海峡の中間線を越えたとした。 軍事演習は台湾の頼清徳副総統が南米訪問の際に米国に立ち寄ったことへの対抗措置。 頼氏が2023年8月18日に米国から台湾に戻ると直ちに演習を始め、強い反発を示した。 頼氏は2024年1月の台湾総統選の民主進歩党(民進党)候補で、民進党は頼氏訪米を口実にした 「選挙への介入」 だと批判した。(共同) 「台湾独立勢力」に警告か 中国軍、音楽ビデオ公開 2023/8/19 16:54 https://www.sankei.com/article/20230819-IFKSUUPVXRKPPISNYVNWTLBKF4/ 中国人民解放軍で台湾方面を管轄する東部戦区は2023年8月17日、戦闘訓練を撮影した動画を盛り込んだミュージックビデオを公開した。 中国メディアは、公開の狙いに関し 「台湾問題への高い関心を伝え、活動が活発化する台湾独立勢力への警告のためだ」 との見方を伝えた。 台湾海峡を念頭に 「海峡を読む」 と題された約1分30秒のビデオで、若い兵士らが 「困難を恐れずに進む」 との文言もあった。 動画には、海岸から装甲戦闘車両が上陸し、迷彩服の兵士らが銃を構えながら前進していく様子が映されていた。(共同) フォト 日米韓、新協力原則で合意 対中、安保連携格上げ 2023/8/19 12:10 https://www.sankei.com/article/20230819-NMFWKTCUVNKVRFWHG6YUY5544U/ 岸田文雄首相は2023年8月18日(日本時間19日)、米ワシントン近郊の大統領山荘キャンプデービッドでバイデン米大統領、韓国の尹錫悦大統領と会談した。 3カ国協力を巡る中長期の指針を示した新たな文書 「キャンプデービッド原則」 で合意。 安全保障協力を新たな高みに格上げし、首脳や閣僚が少なくとも年1回会談する方針で一致した。 3氏は 「日米韓パートナーシップの新時代」 を宣言、具体的な協力を記した共同声明も発表した。 日米韓は核・ミサイル開発を加速する北朝鮮だけでなく、覇権主義的行動を強める中国も念頭に戦略的連携を深化させる。 共同声明では、中国が南シナ海で不法な海洋権益の主張を貫く危険な行動をしていると名指しで非難した。 台湾海峡の平和と安定を維持する重要性も再確認した。 ■「歴史的瞬間」に感慨 「歴史的な場所で、歴史的な瞬間を迎えるため、我々は会談した」。 バイデン米大統領は会談成果を発表した共同記者会見で、感慨深そうに目を細めた。 ■日米韓「新時代の協力」 副大統領時代に東アジアの同盟国である日韓両国の外交に深く関与し 「強い思い入れ」(米政府高官) があるバイデン氏。 当時は歴史問題を巡り日韓の対立が深まっていただけに、両国の関係好転への喜びはひとしおだ。 互いに歩み寄った岸田、尹両氏の 「勇気」 と 「指導力」 への感謝を繰り返し 「素晴らしい会談だった」 と強調した。 岸田氏が尹氏と共に日韓協力を一層前進させる考えを示すと、バイデン氏は満足そうに深く頷いた。(共同) 米韓首脳 対北朝鮮、拡大抑止強化を協議 2023/8/19 11:01 https://www.sankei.com/article/20230819-GD3VQHYUMFI7LCQSTAG355T4JM/ バイデン米大統領は2023年8月18日、大統領山荘キャンプデービッドに招いた韓国の尹錫悦大統領と個別に会談し、核・ミサイル開発を加速させる北朝鮮の対処に緊密に連携することを確認した。 ロシアによる侵略が続くウクライナへの支援の継続や、中国が軍事的な挑発を強める台湾海峡や南シナ海の平和と安定の促進についても協議した。 米政府の発表によると、両首脳は2023年4月の首脳会談で打ち出した 「ワシントン宣言」 に沿って、米国の 「核の傘」 を同盟国に広げる拡大抑止を着実に強化し、北朝鮮の核の脅威に対処していくことで一致した。 同宣言は、弾道ミサイルを搭載できる米戦略原子力潜水艦の韓国派遣などを明記。 2023年7月に米国の核戦略に関する情報を共有する米韓の核協議グループ(NCG)の初会合が開かれたことや、米原潜が韓国入港を果たすなど同宣言の取り組みを評価したとみられる。 中国、台湾周辺で軍事演習 頼清徳氏の米国立ち寄りへの対抗措置 2023/8/19 10:56 https://www.sankei.com/article/20230819-FCIZ4V5OKVICJJUFOOC2TA7SWQ/ 中国人民解放軍で台湾方面を管轄する東部戦区の報道官は2023年8月19日、台湾周辺で軍事演習とパトロールを同日行ったと発表した。 台湾の頼清徳副総統が南米パラグアイ訪問に際して米国に立ち寄ったことへの対抗措置とみられる。 東部戦区の報道官は談話で 「これは『台湾独立』分裂勢力と外部勢力が結託した挑発に対する重大な警告だ」 と表明した。 中国軍は2023年4月、台湾の蔡英文総統が訪米してマッカーシー米下院議長と会談した後、台湾周辺で軍事演習を行った。 その際には国産空母「山東」も参加した。 中国外務省の汪文斌報道官は2023年8月18日の記者会見で、頼氏が米国に立ち寄ったことに対し、 「中国は有力な措置を取って国家主権と領土保全を守り抜く」 と対抗措置を取ることを示唆していた。
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