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日航機異常外力着力を政府公表
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2023年8月12日 植草一秀の『知られざる真実』
日航ジャンボ機123便が群馬県上野村高天原山尾根付近に墜落して38年の時間が経過した。
主要メディアが38年前の123便墜落事故を報道するが、現在進行中の重要訴訟の事実に触れない。
墜落から28年が経過した2013年9月に政府によって公表された重大事実についても一切触れない。
この情報空間の歪みが日本の病根。
政府、政治権力も腐敗しているが、メディアも腐敗している。
メディアが創出する情報空間の下で市民が暮らすが、市民は情報空間によって洗脳されてしまっていることを自覚していない。
カルトから市民を救出するのが難しいのは、当該市民が洗脳されてしまっているがゆえに、現実の歪みを自覚できないことにある。
同じ現象が日本全体に広がっている。
真実の情報を伝えれば、洗脳されている市民は、真実の情報をもたらす市民が正常でないと判断してしまう。
真実の情報を提示する者が変人、狂人として取り扱われてしまう。
深刻な現実が広がる。
1985年8月12日18時56分、JAL123便は群馬県上野村高天原山尾根付近に墜落。
乗員乗客524名のうち、520名が犠牲になった。
520名のなかに懐妊した女性が1人おり、胎児も含めれば521人が犠牲になった。
このなかで4名の乗員・乗客が救出された。
救出されたJAL客室乗務員(当時)の落合由美さんが123便墜落直後の状況を証言した。
「墜落の直後に、「はあはあ」という荒い息遣いが聞こえました。ひとりではなく、何人もの息遣いです。そこらじゅうから聞こえてきました。まわりの全体からです。
「おかあさーん」と呼ぶ男の子の声もしました。」
墜落直後に多数の生存者が存在したことを生々しく証言した。
しかし、政府の事故調査報告書は、
「救出された4名以外の者は即死もしくはそれに近い状況であった」
と記述した。
誰のどのような証言をもとに報告書を記述したのか。
123便が群馬県多野郡上野村の高天原山(たかまがはらやま)の尾根に墜落したのは1985年8月12日の18時56分。
事故当時に横田基地に配属されていた米空軍輸送機C‐130のパイロット、マイケル・アントヌッチ中尉の証言が、1995年8月27日付「星条旗新聞」( Stars and Stripes)に掲載された。
「当機(アントヌッチ中尉が搭乗した米空軍輸送機C‐130)は、陽が長くなった夏の夕日が沈みかけていたころ、機首を北北西に進路を取った。
午後7時15分、航空機関士が1万フィート付近で雲の下に煙のようなものが見えるのを発見したので、ゆっくり左に旋回し、そちらへ方向を向けた。
御巣鷹山の周辺はとても起伏が多かった。
地表からおよそ2000フィートまで降下する許可を得た。」
「墜落機残骸を発見したのは、あたりはだんだんと暗くなり始めていた時だった。
山の斜面は大規模な森林火災となり、黒煙が上がり、空を覆っていた。時刻は7時20分だった。」
米軍機は午後7時20分に123便墜落現場を確認。
午後9時20分まで現場上空を旋回した。
この間に米軍海兵隊ヘリが現場に到着。
海兵隊ヘリは救助活動続行を求めたが米軍横田司令部がC‐130ならびに海兵隊ヘリに対して帰還を命令。
C‐130は午後9時20分に、最初の日本の飛行機(自衛隊機)が現われたのを確認して現場を引き揚げたと中尉は記述している。
日本の自衛隊による救助活動が開始されたのは翌朝の午前8時以降。
墜落から13時間が経過していた。
しかし、墜落地点は墜落直後に確認されていた。
事故調は墜落原因を123便の圧力隔壁損傷によって垂直尾翼が失われたこととしたが、2013年9月に運輸省航空事故調査員会が公表した
「62−2−JA8119(航空事故調査報告書付録)
(JA8119に関する試験研究資料)」
https://bit.ly/3KAt8Kr
が、123便に「異常外力着力」があった事実を明記した。
123便に外部から「異常外力」の着力があったのだ。
この外力によって垂直尾翼が失われ、123便が墜落したと考えられる。
現在、123便墜落で犠牲になった吉備雅男さんの妻が訴訟を提起している。
事故原因の真相を明らかにすることを求めており、このためにJALに対してフライトレーダーおよびボイスレコーダー等の情報開示を求めている。
JALには事故を引き起こした責任がある。
犠牲者遺族が事故原因の真相を明らかにするために情報開示を求めている。
JALが企業の社会的責任として遺族の要請に真摯に向き合うべきことは当然だ。
ところが、JALは遺族の要請を足蹴にする対応を続けている。
この事実を報道するのがメディアの責務でないのか。
123便墜落は外部からの異常外力の着力によるものだと考えられる。
政府公表データがこの仮説を裏付けている。
これまでの定説が根底から覆されているのだ。
123便墜落から38年が経過した慰霊の日である当日に、マスメディアがこの重大事実に一切触れぬ異常が、図らずも真実を鮮明に浮かび上がらせている。
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