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河野大臣には“白旗辞任”説…岸田首相もくろむ「保険証廃止延期」で政府内が大モメの醜悪
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/326921
2023/08/02 日刊ゲンダイ
集中企画・マイナ狂騒(29)
来秋の保険証廃止は「首相の了解も得て決めたこと」と河野太郎デジタル相(C)日刊ゲンダイ
欠陥だらけのマイナ保険証をめぐって岸田内閣が迷走している。予定していた関係閣僚会議も中止してしまった。閣内の意見が真っ二つに割れているという。河野デジタル担当相の“白旗辞任”説も流れている。
◇ ◇ ◇
1日、予定されていた関係閣僚会議は31日夜、急きょ取りやめとなった。異例のドタキャンに追い込まれたのは、現行の「健康保険証」を予定通り、来秋に廃止すべきかどうか、それだけ政府内が揉めているという表れだ。
「岸田首相は廃止時期を1年間、延期する案を軸に検討したいようです。それくらいやらないと支持率の下げ止まりは期待できないからでしょう。しかし、河野デジタル相と加藤厚労相は、来秋の廃止を変更するつもりはない。保険証は予定通り廃止するが、『資格確認書』の有効期限を1年と定めないことで、お茶を濁したいようです。岸田首相は、1日に方針を決定し、2日に会見したかったようですが、意見はまとまりそうになかったのでしょう」(霞が関関係者)
31日に木原官房副長官と面談した加藤厚労相は、来秋の廃止は維持し、資格確認書の有効期限を見直す案が望ましいとの意向を伝えたとみられる。
河野デジタル相も1日の会見で、来秋の廃止方針を堅持する考えを繰り返し、「厚労省、総務省とも相談の上、首相の了解も得て決めたことだ」とまで言い放った。来秋の保険証廃止は譲らないつもりだ。
「河野大臣は“首相の了解”を強調し、延期論を牽制した格好です。資格確認書の有効期限の見直しとは違い、保険証廃止の延期は法改正も必要となり、政府方針の核心部分を変えることになる。どんなに批判を浴びようとも、来秋の廃止を貫いてきた河野大臣にとって廃止を後ろ倒しにするのは大きな敗北を意味します。延期するなら河野大臣の引責辞任が避けられないとの見方も浮上しています」(政界関係者)
綱渡りの政権運営
本音はこれ以上の内閣支持率ガタ落ちを食い止めたい岸田首相(隣は河野デジタル相)/(C)共同通信社
6月の参院特別委員会で河野大臣は、相次ぐマイナトラブルについて「当然、責任は大臣たる私にある。何らかの形で私に対する処分をやらなければいけないだろう」と漏らしている。保険証の廃止延期の決定をきっかけに、自ら申し出る“白旗辞任”の可能性は否定できない。
岸田首相は8日にマイナンバー情報の総点検の中間報告を関係閣僚から受けた後、記者会見で新たな対応策を発表する方向だ。延期論をめぐっては公明の山口代表も1日、「今、それ(延期)を決める理由が全く分かりません」とズバリ。河野大臣と加藤厚労相に加え、山口代表まで説き伏せて、延期まで持っていくのは至難の業と言える。
かといって、7割を超える反対世論を無視し、来秋に保険証の廃止を強行すれば、支持率は低迷したままだろう。
マイナカードへの不信は国民に浸透しつつある。日本財団が17〜19歳に実施した意識調査によると、マイナカードを保有または申請中の43%が「今のところ返納したくはないが、状況により返納する可能性がある」と答えた。ITに強い若年層でも“返納予備軍”が多数いるということだ。
マイナ対応を一歩間違えば、内閣支持率はさらにガタ落ちだ。
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