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https://www.yomiuri.co.jp/politics/20230621-OYT1T50261/
かつて、これほど「言葉の軽い」首相がいただろうか。
いつも「丁寧に説明する」と「ぞんざい」に言うばかりで、彼の口から丁寧な説明どころか「説明」というものを聞いたためしがない、というのが私の実感だ。
記事によれば、
「首相は記者会見で、相次ぐトラブルについて、「重く受け止めている」と繰り返し、信頼回復に向けて丁寧に対応する姿勢を示した。」
とある。
「重く受け止めている」と繰り返すばかり、
同様に、「丁寧に対応する」、「丁寧に説明する」と繰り返すばかり。
そんな岸田首相の「言葉」は、まさに、「鴻毛より軽し」の言葉が相応しい。
マイナ保険証のトラブルに対しても、どんなシステム的不具合も、ヒューマンエラーも、「人命にかかわる問題」との認識は微塵も感じられない。
岸田首相にとっては、国民の命、健康などは、「鴻毛より軽し」なのだろうか。
そんな絶望的な思いにさせられる、マイナカードに関する情けないニュースが続く昨今だが、改めて岸田首相の記者会見を報じる読売新聞の記事を取り上げた。
以下は、記事の抜粋。
岸田首相は21日、第211通常国会の閉会を受けた記者会見で、2024年秋に現在の健康保険証を廃止する政府方針について、国民の不安払拭が大前提だとの認識を示した。25年秋までは「猶予期間」として発行済みの保険証を使えることも説明し、トラブルの再発防止に向けた対策を急ぐ考えを強調した。
首相は記者会見で、相次ぐトラブルについて、「重く受け止めている」と繰り返し、信頼回復に向けて丁寧に対応する姿勢を示した。
今月成立した改正マイナンバー法などの関連法では、健康保険証とマイナンバーカードを「マイナ保険証」に一本化することに伴い、マイナカードを取得しない人には「資格確認書」を発行し、保険が使えるようにした。関連法施行後、最長1年間は発行済みの現行保険証を利用できる経過措置も設けている。
首相は「現行の保険証の全面的な廃止は、不安払拭のための措置の完了が大前提だ」と語り、トラブルが収束しない場合には廃止期限を延長する可能性も示唆した。・・・
・・・「国がデジタルによって地方を支える仕組み」を構築するとして、首相は、デジタル化の促進による「令和版デジタル行財政改革」を実施する考えを打ち出した。デジタル化を通じた行財政改革を優先課題の一つに位置づける考えを示したものだ。・・・
・・・通常国会は21日、150日間の会期を終えて閉会した。政府が最重要法案に位置づけた防衛費増額のための財源確保法や、外国人の長期収容解消を図る改正出入国管理・難民認定法などが成立した。一方、自民、立憲民主両党は21日、相次ぐマイナカードを巡るトラブルを受けて、閉会中審査を実施することで合意した。
記事の抜粋は以上。
本題に入る前に、日本の首相の記者会見の時の風物詩になった感のある、「プロンプターを見つめ、必死に文字を追い、棒読みする姿」は何とかならないものか。
と、つくづく思わされる。
その姿は、あまりにも見苦しく、見るからに「国民の姿は眼中にない」ことを際立たせることにしかなっていない。
時には、演出も必要だと思うのだが・・・。首相の周りに、そんな人材はいない。
不自然に、顔を右に、左に、交互に動かす様は、まさに下手な傀儡子に手繰られた操り人形の如し。
テレビを見ている私などは、そっちは非常口、こっちはトイレの入り口、どっちを向いて話してるんだ、と思わず言ってしまいそうになる。
首相の目線の先は、トイレか、非常口、そこには主権者「国民」はいない。
官房長官のように、下を向いたまま、ひたすらメモ紙を読む姿もいただけないが、それでも正面を向いている分まだマシとも言えようか。
一刻も早く気が付いてもらいたいものだ。
閑話休題。
「・・・健康保険証とマイナンバーカードを「マイナ保険証」に一本化することに伴い、マイナカードを取得しない人には「資格確認書」を発行し、保険が使えるようにした。・・・」
ここで言うところの「資格確認書」とはどんなものなのか。
被保険者「資格証明書」とも違うようだ。
今でも、初めて健康保険証を受け取る人は、受け取りまでに1〜2週間かかるので、その間に医療機関の受診が必要な人は、被保険者資格証明書を即日発効してもらっているはずだ。
これらは、健康保険証の代替として機能するためには、健康保険証に記されている情報はすべて記されているのだろう。
私の最大の疑問は、
「資格確認書」は、今使っている「健康保険証」と何が、どう違うのか?
「健康保険証」を廃止して、「資格確認書」を新設する意味はどこにあるのか。
「健康保険証」と同様、身分証明書として使用できるのか?。
具体的な、丁寧な説明は一切ない。
しかも有効期限は1年で、更新手続きも窓口に「来い!」だと。
今時、何にしても申請が無ければ、自動更新に慣らされている私としては、毎年更新漏れに泣かされることになりそうだ。
死ぬまでマイナ保険証を持つつもりが無い人には、「資格確認書」申請時に自動更新を選択できるようにならないものか。
ここのところ毎日日替わりで明らかにされているマイナンバーカードがらみの新たな問題の数々。
その対策に追われ、汲々とする姿は「モグラ叩き」の遊戯、それでしかない。
ここまで信用を失ったシステムは、再び信頼を取り戻すことは不可能だろう。
国民は、こんな信頼のおけないシステムの下で、個人情報のすべてを一枚のカードに託すほど、お人好しではない。
ましてや、早々に損害賠償が免責されているこのシステムで、今明らかになっている不具合も氷山のほんの一角に過ぎないとなれば、なおさらというものだ。
マイナンバーカードを保有しないのは、憲法で保障されている基本的人権、生存権を守るためのささやかな抵抗権の行使に過ぎない。
こんなものに、見直しに、改修にと、さらに巨額の税金を注ぎ込むのは、まさに「泥棒に追い銭」というものだろう。
日本の政府、官僚はどうして失敗を認め、立ち止まり、引き返すことが出来ないのか。
岸田首相はどや顔で言う。
{・・・マイナカードを取得しない人には「資格確認書」を発行し、保険が使えるようにした。関連法施行後、最長1年間は発行済みの現行保険証を利用できる経過措置も設けている。・・・」
「資格確認書」があれば済むという問題ではなく、マイナ保険証の運用を止めない限り、いつかは、人命にかかわる医療事故を起こすことが憂慮されるという、「国民の不安」を感じ取る感性も無い。
「・・・自民、立憲民主両党は21日、相次ぐマイナカードを巡るトラブルを受けて、閉会中審査を実施することで合意した。」
マイナー保険証の運用は今すぐ止めなければならないのではないのか。
言い訳程度の閉会中審査をするくらいなら、国会を通年国会としたらいいだろう。
今、国会がやらなければならないのは、マイナー保険証の運用停止。
医療事故で人命が失われてからでは手遅れになる。
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