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LGBTQ法可決にくすぶり続ける自民保守系の不満…理由は6.12安倍元首相「慰霊祭」だった
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/324321
2023/06/11 日刊ゲンダイ
生前は「理解増進」にも反対(安倍元首相)/(C)日刊ゲンダイ
自民党内にはなお、不満がくすぶっている。LGBTQなど性的少数者への理解増進法案が9日の衆院内閣委員会で可決。13日にも衆院通過の見通しだが、自称・保守系議員の一部は本会議の採決で「党議拘束」を外すよう求め、造反も辞さない構えだ。
どうやら、このタイミングはバツが悪いらしい。理由は12日に東京「ホテルニューオータニ」で営まれる安倍元首相の「慰霊祭」だ。「桜を見る会」の前夜祭にも使用された「思い出の地」を会場に選んだ“粋な”主催者は「神道政治連盟」ーー。全国約8万社の神社を包括する「神社本庁」の政治団体だ。伝統的な家族観を重視し、LGBTQの権利擁護にも一貫して消極的な組織である。
主張を共有し合う神政連の「国会議員懇談会」には衆参264人の議員が所属。衆・参議長と18歳の女性との飲酒問題で離党した吉川赳衆院議員を除けば、全て自民党議員だ。亡くなるまで安倍元首相が会長を務めていた。
「慰霊祭は懇談会との共催。7月8日の一周忌の前なのは、この時期にもともと、懇談会との会合が設定されていたからです」(神政連の担当者)
参院選直前だった昨年6月の会合では、LGBTQへの偏見に満ちた冊子が配布された。同性愛について〈後天的な精神の障害、または依存症〉などと記した内容が明らかになると、批判が殺到。抗議署名は5万筆を超えた。それでも神政連は今年4月の統一地方選で、自民の公認候補にLGBTQへの理解増進などに反対を求める「政策協定書」を送付。主張を曲げようとしない。
「神政連は2年前の衆院選でも同内容の協定書を自民候補に送付。賛同・署名が推薦の条件でした。解散風が強まる中、選挙に弱い議員ほど保守票が欲しくて意向は無視できない。また、安倍さんの死後、中曽根弘文元文科相が懇親会の会長に就いたが、安倍派の次期領袖の座を競う萩生田政調会長、西村経産相、世耕参院幹事長も懇談会メンバー。後継レースを左右する意味でも、彼らは安倍さんが担った会長の座を狙っている。ますます慰霊祭と同時期にLGBT法案を通過させ、神政連のメンツを潰すわけにはいかないのです」(神社本庁関係者)
9日の昼は神政連の打田文博会長が中曽根氏らを従えて官邸を訪問。岸田首相と約20分会談した。LGBT法案を巡る抗議か、圧力か。あるいは懇談会メンバーでもある岸田首相に慰霊祭への出席を求めたのか。いずれにせよ、自民党と「宗教右派」の結びつきは異常だ。
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