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東京「自公決裂」で菅前首相ニンマリ…学会けしかけ“解散権封じ”かと自民に疑心暗鬼広がる
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/323669
2023/05/29 日刊ゲンダイ
動向に注目が集まっている(菅前首相)/(C)日刊ゲンダイ
早期解散説に永田町が浮足立つ中、菅前首相の動向に注目が集まっている。
きっかけは衆院小選挙区の「10増10減」で新設された東京28区の候補者調整をめぐって、自民党と公明党が決裂したこと。公明は主張していた28区への候補者擁立を断念する代わりに、東京の小選挙区の自民党候補を推薦しない方針を通告した。
公明票がなければ落選危機の議員は少なくないため、自公関係の修復役を菅前首相に期待する声が上がっているのだ。
「岸田政権を支える主流派は、岸田首相も茂木幹事長も麻生副総裁も公明党との関係が良くない。ここまでこじれたのは、公明党やその支持母体の創価学会とのパイプ役が政権中枢にいないからです。長年、その役割を務めてきたのは二階元幹事長や、第2次安倍政権の官房長官時代から学会幹部と蜜月関係を築いてきた菅前首相ですが、2人とも岸田政権では非主流派に甘んじている。いまの党執行部は公明側をないがしろにしてきたから、このまま交渉を続けても、さらに関係が悪化しかねない。東京の決裂を全国に波及させないためには、菅さんの調整力に頼るしかありません」(自民党選対関係者)
27日、出身地の秋田県湯沢市で開かれた自身の胸像の除幕式に出席した菅前首相は、自公決裂について「ともに選挙戦を戦い、ともに政策を展開するなど連携を密にしてきた」「今回の東京都のような現状については、大変残念だ」などと話した。
岸田政権の長期化は何としてでも阻止したい
公明党の強硬姿勢に手をこまねくばかりで…(左から茂木幹事長、岸田首相、麻生副総裁=自民党役員会)/(C)日刊ゲンダイ
菅前首相と盟友関係にある森山選対委員長も27日、宮崎市内の会合で「連立の枠組みが揺らぐことはない」と強調していたが、表立って調整に乗り出すわけではなく、交渉は茂木幹事長にお任せだ。
岸田首相と茂木幹事長は頻繁に対応を協議しているというが、打開策は見いだせない。公明の強硬姿勢に手をこまねくばかりでオロオロしている。焦った岸田首相の周辺からは、「菅前総理が創価学会をけしかけているのではないか」という根拠不明の無責任な発言も聞こえてくる。
「もう少し話し合いを重ねて妥協点を探るのかと思ったが、公明側の“最後通告”があまりに早かったので、疑心暗鬼が広がっている。岸田政権を潰したい菅さんが、パイプの太い学会幹部と組んで交渉決裂を仕向けたのではないかと言い出す議員もいます。岸田総理が来年までに衆院解散に打って出て大勝すれば、総裁選でも再選されて長期政権の道筋が見えてくる。そうはさせたくない菅さんが、4月の統一地方選疲れで早期解散を嫌がっている創価学会をけしかけ、解散権を封じたのではないか、というわけです。現実問題として、公明との選挙協力が正常化しないと解散は打てませんからね。菅さん自身も解散権を行使できずに総理の座から引きずり降ろされた苦い記憶がありますから、解散権封じの怖さはよく分かっているはずです」(自民党中堅議員)
明日(30日)には自民の茂木幹事長と公明の石井幹事長による“再会談”が予定されているが、関係修復の兆しは見えない。
決裂が東京限定の話で済まなくなれば、党内の不安が執行部批判に転じ、岸田首相の求心力が低下するのは確実だ。一方で、公明側と太いパイプを持つ菅前首相の存在感は高まる。願ってもない展開に菅前首相はニンマリしているのではないか。
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