全くの偶然なんかじゃない。必然でしょ。
ロシアみたいに、自殺やアルコール依存症が異常に多いということなんじゃないの。
これが新自由主義のなれの果てということ。

高齢者を切る改革。

　郵便局がサービス低下で、使いにくくて困っちょるよ。直ぐ近場の配達が、翌々日だし、振替料金も105円余分にとられる。その他、料金ばかり上がり、サービス低下でええこと何もねえな。小泉が90年代郵政解散選挙で、口からデマカセ民営化で公務員が30万人減るぞとかで、とんでもないデマだったが、信じた国民が小泉に票を入れ勝たせた。アメリカなんか、郵便配達は民営かい、ちゃんと国が責任持ち、公的ｻｰﾋﾞｽ事業として責任果たしおるよ。国鉄民営化も、余部鉄橋や福知山線など悲惨事故もあり、地方は赤字地獄に陥るなど、ええことあったんかい。公的事業の民営化も、砂糖菓子みてえに甘い言葉に騙されると、テエヘンなことになるぞ。

　他方、維新の吉村洋文・大阪府知事のフォロワー数は126.4万人である。彼が、人々の興味関心、聞きたいと思っていることについて発言しているのは間違いなく、維新が勢いづいているのも理解できる。

泉健太が人気がないのはごもっともだけど。維新は人々の興味のあることを発言してるんじゃなくて、フォロワーの数の水増し、DAPPIやネトウヨのような広告代理店の自作自演で世論と合致してるように演出されてるだけ。メディアで人気があるように見せかけると、B層のようなミーハーな連中に波及効果があるから。
ITもテレビも検閲プロパガンダツールですよ。あまりネット上の数値に期待しない方がいいです。

「そこまで言って委員会」のパネリストは、少しでもリベラルな政治家や運動家を「共産党系、亡国左翼」などと暴言を吐く連中ばかりだ。彼ら彼女らの恐ろしいまでの反共意識に沿って「大阪維新の会」はつくられた。
当初はネトウヨ陰謀論者の間で広まっていた「公共利権を同和・在日コリアンが食い物にしている」を政策の軸とし、徹底した福祉財源のスリム化と弱者たちに対する締め付けで、荒々しい大阪人の若者を喜ばせる。それもテレビタレントのたかじんが面白おかしく発言するとイメージが柔らかくなるので、維新を嫌いな人たちも徐々に受け入れていくという流れである。橋下やたかじんのテレビ戦略が功を奏した形だろう。

ところが2012年にたかじんが病死すると党風が変わり始める。
それまでは橋下が中心となりたかじんがテレビを使った広報役で「大阪から世直しに挑む政党」というイメージだったが、たかじんがいなくなったために維新は新しく党を後押ししてくれる有名人が必要になった。そんなときに民主党政権が倒れ、自民党政権が復活すると同時に総理に返り咲いたのが安倍晋三だ。
安倍は９条改憲を目論む極右軍国主義者だったが、同時に強烈な反共・新自由主義者でもあった。第一次政権時も小泉政権の新自由主義を継承した。自民党が政権から滑り落ちた時、大阪では維新立ち上げの時期だったが安倍は足しげく大阪に通い、橋下や松井と会談を重ねたという。反共・新自由主義・極右で気風が合い、当初は維新の代表に安倍が就任するという話も出ていたが、安倍の総理返り咲きでそれはなくなった。
安倍政権の発足とともに官房長官に就任した菅義偉は、小泉政権で竹中平蔵総務相の下に副大臣として就いており徹底した新自由主義者だった。橋下は現存する行政区を廃止し新たに特別区を設置し、公的部門を100パーセント民間に委託する「大阪都構想」を考えており、菅に度々相談していたようで菅も賛成していた。
橋下は大阪都構想を実現するために知事を辞職し市長に鞍替えする。同時に松井が知事となり２人で大阪都構想実現に向け走り出すのだ。これがたかじん亡き後の維新の看板となった。世直し政党の顔は消え、荒々しい新自由主義政党に変身したのだ。
政党の後ろ盾は竹中平蔵であるといわれる。小泉政権が退陣した後、改革利権に飢えていた竹中は一も二もなく飛びついたのだろう。

大阪都構想は２度にわたり住民投票が行われたが、いずれも反対が賛成を上回った。現状を破壊されるというマイナスイメージが働いたようだ。
橋下は責任をとって市長を辞職し政界引退。市長後継は松井が就き、空いた知事席には元衆院議員の吉村洋文が就いた。若い吉村が大阪維新の代表となり国政政党の代表は松井が就き、３度目のトップ交代が行われる。
その後は、維新にとっては前途洋々とは言えない時期に入る。新型コロナウイルス対策で疲弊した安倍総理が体調不良で辞任。後継の菅義偉は、東京五輪の開催強行でコロナ感染が爆発し死者が続出、あげくに盟友だった小此木八郎が横浜市長選で落選し、政治力の低下から総理を辞任する。後継総理は旧宏池会の岸田文雄が就き、遂に自民党は新自由主義政権が終焉を迎えた。
大阪の維新にとってこれは痛い。以後現在に至るまで、選挙戦略の巧妙さから衆参両選挙や統一選では勝利を続けるが、党のやりたいことが実現できていない状態だ。
おまけに所属議員の犯罪が多い。関係の深い吉本興業が在京在阪テレビの有力株主なので圧力をかけて報道されないようにはしているが、それでもネットでは広まり支持を徐々に落としつつある。
そういう現状での梅村みずほ議員の暴言は、さらに党を混迷させるだろう。