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立憲民主党が「次期衆院選で150議席」は夢のまた夢か 永田町の裏を読む
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/323087
2023/05/17 日刊ゲンダイ ※後段文字起こし
立憲民主党の泉健太代表(C)日刊ゲンダイ
立憲民主党の泉健太代表が5月10日の両院議員懇談会で、「次期衆院選で150議席以上獲得できなければ代表を辞任する」と大見えを切った。同党のベテラン議員に感想を聞くと、「現有97ですからね。今の実力からすれば、100の大台に乗せられれば上出来。単にハードルを高くしただけではカラ元気にすぎない」と、冷めた見方である。
しかし「週刊ポスト」5月19日号の政治ジャーナリスト・野上忠興による当落予測だと、立憲は97〜131〜136となっていて、もちろん解散の時期にもよるが、もうひと頑張りすれば150も夢ではないのではないか。
「私もその予測は見ましたが、そもそも野上さんは与党に厳しく野党に優しいので、今回の場合も自民が263から60も減らし、公明も32から10〜12を減らし、その分を維新が40程度、立憲が30程度で分け合うという計算。しかし、自民がそれほど負けてくれるか。それに野上さんも記事中で述べているように、立憲と維新が表立った選挙協力はせずとも、お互いに勝ち目のないところには無理に候補を出さないという“すみ分け”ができることが条件になっている。今のウチの代表や選対にそんな腹芸はできそうにない」と、ベテラン議員はあくまで悲観論なのだ。
確かに、4月の衆参補選の戦いぶりを見ても、維新が勝った和歌山1区を除く4つの選挙を落とすという体たらく。どうしてなのかを大手紙の政治部記者に問うと、こう指摘した。
「とにかく立憲は、戦略を立て、優先順位を決め、組織を挙げて取り組み、4つ全部は無理でも2つくらいは必ず成果をあげるといった、闘う党としての戦略性も組織性も機動性もない。今回で言えば、千葉5区が最優先のはずで、自民から確実に議席を奪うなら共産と候補者調整をやるべきだったし、それをしないなら、国民も維新も共産も出ている中で独力で勝ち抜いて野党第1党の意地を見せなければならなかった。そのためには終盤に全国会議員を千葉に集中するくらいの大芝居を打つのが当たり前だが、ここはずっと県連最高顧問の野田佳彦元首相に任せっきり。有権者から見ると、ああ本気で勝つつもりがないんだなと映ってしまうんです」と。
まともな政党として戦える態勢をつくれないようなら、150議席など夢のまた夢ということなのか。
高野孟 ジャーナリスト
1944年生まれ。「インサイダー」編集長、「ザ・ジャーナル」主幹。02年より早稲田大学客員教授。主な著書に「ジャーナリスティックな地図」(池上彰らと共著)、「沖縄に海兵隊は要らない!」、「いま、なぜ東アジア共同体なのか」(孫崎享らと共著」など。メルマガ「高野孟のザ・ジャーナル」を配信中。
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