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※2023年5月2日 日刊ゲンダイ2面・3面
※2023年5月2日 日刊ゲンダイ2面
※2023年5月2日 日刊ゲンダイ2面
※2023年5月2日 日刊ゲンダイ2面
※2023年5月2日 日刊ゲンダイ3面
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この国はどこに向かうのか 広島サミット、狂騒が始まる暗澹(中)
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/322368
2023/05/02 日刊ゲンダイ ※後段文字起こし
米国のパシリで粋がる首相につける薬なし
国賓と大ハシャギ(左から、バイデン米大統領と韓国の尹錫悦大統領=米ホワイトハウスの夕食会で)/(C)ロイター
岸田のウクライナ電撃訪問以降、内閣支持率は上昇傾向。「必勝しゃもじ外交」を世論は評価しているようだが、“宗主国”の評価はそれほどでもないらしい。
電撃訪問は、同時期に行われた中ロ首脳会談の意義をそごうとした米国の意向に従ったとみるのが妥当だ。ウクライナを全面支援してきた英国なども協力し、G7の結束を世界に示すには議長国・日本の首脳を送り込むのが、うってつけ。そのオファーに飛びつき、岸田は日本の首相として戦後初めて戦地に赴き、粋がってみせたのだ。
韓国との間で最大の懸案だった徴用工問題の解決も、中国への牽制を強める米国の意向をくんだもの。5年間で防衛費を総額43兆円に増額。米中対立の先兵役を買って出ているのだって、米国にゴマをすりたいだけだ。
これだけ岸田が米国のパシリ役を演じても、バイデン大統領はつれない。4月24日から5泊7日の日程で米国を訪問した韓国の尹錫悦大統領を「国賓」として手厚くもてなしたのとは対照的である。
「国内が強く反発する中、尹大統領は徴用工問題の解決に向けリーダーシップを発揮し、日本の輸出規制に対するWTOへの提訴手続きまで自発的に下げた。米国の望み通り、率先して日韓関係改善に取り組んだのをバイデン大統領は最大限、評価しています。その上、米政府の機密文書流出で韓国の政府高官同士のやりとりを傍受した内容まで漏れた。米国の圧力を懸念し、交戦中の国に武器を供与しない原則をかいくぐり、密かにウクライナに供与する策を検討するとの機微な情報を含み、韓国側を困らせたとの負い目もある。それと比べて岸田首相のキーウ訪問はG7首脳最後の“七番煎じ”。岸田首相の晴れ舞台の広島サミットに顔を出せば十分ぐらいにバイデン大統領は考えているのでしょう」(国際ジャーナリスト・春名幹男氏)
頼まれもしないのに、米国に貢献しようとする「ポチ」の悲しい性を感じる。
殺傷兵器の輸出解禁でいよいよ、日本は「いつか来た道」
自公両党は4月25日、「防衛装備移転三原則」を見直す協議をスタートさせた。統一地方選や衆参補選が終わるのを待って開始とはいかにも姑息。選挙戦ではほとんど触れられなかった。
協議の焦点は、殺傷能力のある武器輸出の解禁だ。G7各国は戦車などウクライナへの軍事支援を強化している。G7議長の岸田は広島サミットで、新たなウクライナ支援として「殺傷兵器」の供与を表明し、各国に追いつきたい。
「戦後日本は武器輸出を全面禁止する『武器輸出三原則』を国是としてきました。ところが、2014年に安倍政権が『防衛装備移転三原則』を閣議決定し、武器輸出を可能とするレールを敷きました。それでも分野を『救難、輸送、警戒、監視、掃海』に限定し、ギリギリの“歯止め”があった。岸田首相は殺傷能力のある武器にまで広げ、その歯止めも取っ払おうとしている。戦後の国是を百八十度転換させ、憲法9条を骨抜きにする暴挙です」(軍事評論家・前田哲男氏)
岸田が目指すのは武器の輸出大国だ。従来のODA(政府開発援助)では軍事支援が無理なため、OSA(政府安全保障能力強化支援)の創設を閣議決定(4月5日)。また、今国会で防衛産業の「生産基盤強化法案」を成立させ、国を挙げて武器の製造・輸出ができる体制を築く意向だ。
「殺傷能力のある武器を造り、紛争当事国に輸出すれば、紛争の相手国にはどう見えるのか。例えば、ロシアからすれば、ウクライナに殺傷兵器を輸出する日本は紛れもなく戦争の相手国になります。日本の武器により、ロシア兵が殺されるわけですから。そんなふうに紛争当事国にならないように戦後、武器輸出を全面的に禁止してきたのです。岸田首相の今回の大転換により、戦争という“いつか来た道”をたどることになりかねません」(前田哲男氏=前出)
「武器の輸出大国」などまっぴらごめんだ。
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