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立憲「補選全敗でも責任取りません」執行部に不満噴出、「枝野さん」トレンド入りで再登板望む人も
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2023.04.25 19:25 FLASH編集部 Smart FLASH
7月10日に投開票を迎えた参院選で、自民・公明党の与党は改選の過半数を超える79議席を獲得 。一方、野党第一党の立憲民主党は、改選前の23議席から6議席を減らす大惨敗となった。
「参院選の中盤情勢では、1人区のうち、青森、岩手、山形の3選挙区で野党系は優勢。福島、新潟など8選挙区で接戦に持ち込んでいました。しかし、安倍晋三元首相が銃撃されて亡くなったことで、自民党は『弔い選挙』の様相を帯び、1人区の接戦区で勢いを増したんです」(政治ジャーナリスト)
衆院議員の小沢一郎氏は、8日、銃撃事件について「安倍氏のこの災難は、むしろ自民党に有利に作用するかもしれない」と岩手県一関市での街頭演説で語っているが、実際にこの予言どおりになったことになる。
「小沢さんの発言はあまりに不用意で、大きな批判を浴びました。立民の泉健太代表は、9日に自身のツイッターで『党として』小沢さんを注意したと明かしています。また、小沢王国と呼ばれた岩手で、30年ぶりに自民党が議席を獲得しています。
そして、惨敗したもう一つの理由が、枝野幸男前代表の父・忠正氏が6日に91歳で死去したことでしょう。
泉代表らの執行部は迫力不足で、枝野さんら旧民主党政権時代の閣僚らがあちこちの応援演説に引っ張りだこでした。しかし、お父さんが亡くなったことで、枝野さんの応援が選挙終盤にできなりました」(同)
結果、1人区は4勝28敗となり、立民は議席を大きく減らしてしまった。
枝野氏は、6日、京都市の繁華街で応援演説。「古い政治をやるのか、頼れる政府を作るのか。立民に力を貸してほしい」と懸命に訴えていたが、翌7日、自身のTwitterにこうつづった。
《私個人の事情で遊説日程が変更になり、お待ちいただいていた皆さん、そして候補者や陣営の皆さんに、たいへんご迷惑おかけしています。最後まで、立憲民主党とその候補者へのご支援をよろしくお願いいたします》
この時点では詳細がわからず、枝野氏の容態を気にする声も上がっていた。枝野氏は7日から8日にかけて佐賀、福岡、宮崎と応援演説に回る予定だったが、一連の応援をすべて中止。9日になって、立民の報道担当部長である関田一行氏がこうツイートした。
《枝野前代表は、最終盤7月6日、御尊父が逝去され、以後の遊説を中止しました。ご自身は、遊説をと意を強くされてましたが、止めました。選挙活動に配慮し、公表を遅らせた事もご理解頂ければと思います》
「泉さんは、2021年11月に代表就任後、世代交代を図りましたが、結果を残せませんでした。結局、立民は小沢さんや枝野さんなど “昔の顔” がいまも強いんです。枝野さんの返り咲き論だけでなく、辻元清美さんの党代表待望論もありますから。いずれにせよ、今回の敗北で泉さんの責任論が出てくるのは免れません」(同)
今後、党勢を立て直すため、抜本的な人事刷新が必要なのは間違いなさそうだ。
( SmartFLASH )
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