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(回答先: The Group Mind(日露戦争における日本の軍隊) 投稿者 haru 日時 2023 年 7 月 19 日 16:09:46)
“全軍の組織には2つの側面と2つの主要な機能がある。
ひとつは執行的な機能で、共通の計画を遂行するために各部隊の行動を調整することであり、
もうひとつは受信的かつ熟慮的な機能で、各部隊から提供されるデータを、熟慮を通じて調整し、その上で手段を選択することである。
熟慮と手段の選択は、司令官とその幕僚、つまり軍隊の任務のこの部分を遂行するのに最も適した人物によって行われる。
重要なことは、我々が考えているような軍隊の場合、隊列に属する一兵卒は、真に自発的な行動を行う自由意志を持つ代理人であることに変わりはないということである。
というのも、彼は決して機械的な代理人になったり、単に強制された、あるいは習慣的な服従によって行動する者になったりしないからである。
これは、あらゆる人間集団の効果的な組織の本質的な特徴である。
集団行動という共通の目的がすべての人によって意志される一方で、手段の選択は、熟慮と選択を行うのに最も適した資格を持ち、最も適した立場にある人々に委ねられる、ということが保証されるのである。
このようにして、よく組織化された集団の集団行動は、単なる群衆の行動のように、群衆の平均的な個人の知性や道徳性よりもはるかに劣る程度の、単なる衝動的あるいは本能的な行動ではなく、集団の平均的なメンバーの知性や道徳性よりもはるかに高い程度の、真に自発的な行動を表すようになる 。
すなわち、全体がその平均的なメンバーのレベルよりも引き上げられ、さらには、感情の高揚と熟慮における組織的協力によって、その最高メンバーのレベルよりも引き上げられるのである。
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