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北朝鮮の背後にいるロシア・その思惑は?/石川一洋・nhk
2023年12月05日 (火)
石川 一洋 専門解説委員
https://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/300/490119.html
北朝鮮は軍事用偵察衛星打ち上げに成功しましたが、その背後でロシアが協力したとみられています。石川一洋専門解説委員に聞きます
Qプーチン大統領と金正恩総書記、何か密談をしていますね。
Aこの二人、9月にロシア極東の宇宙基地で会談、その“悪だくみ”が気になります。
北朝鮮は、エンジンの不具合で二度の打ち上げ失敗を経て今回成功しました。過去の打ち上げのデーターを渡すなどして経験豊富なロシアから技術的なアドバイスを受けていたとの見方も出ています。ただ技術協力は形に残らず、二人の悪だくみを証明するのが難しいのも実態です。
Qプーチン大統領の思惑は?
Aロシアは、「日米韓の軍事協力は脅威であり、北朝鮮には自衛の権利がある」として、北朝鮮を擁護しています。プーチン大統領は、極東のロシア軍をウクライナに展開し、極東が手薄になる中、北朝鮮を支援することでアメリカの力をウクライナから分散させる狙いがあるものとみられます。
ロシアは北朝鮮から100万発の砲弾を受け取ったのではとの情報もあり、懸念されています。
Qプーチン大統領は北朝鮮との関係をどこまで深めるつもりですか
Aこうした協力は明白な安保理決議の違反で、新たな“ならず者連合”とも非難されています。プーチン大統領は、どこ吹く風の構えで、政治、経済、軍事の面で拡大する考えです。
政治交流では、プーチン大統領の公式訪問は来年にも実現する可能性があります。
経済面では、ロシアと北朝鮮の政府間委員会が先月開かれ、ロシアが北朝鮮へのエネルギーや食糧分野で協力する代わりに、動員などで労働力不足となったロシアの工場などに北朝鮮から労働者を受け入れる可能性も強いでしょう。これも国連安保理決議の違反となります。
ただロシアは核兵器の拡散はしたくないと考えていて、核兵器に直接関わる技術、例えば弾頭の再突入の技術などの供与には、今の段階では慎重でしょう。
安保理常任理事国が決議違反を繰り返し、国連安保理の形骸化が進む事態となっていて、国際社会の監視が必要です。
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