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波紋・パイプライン爆破にウクライナ諜報員関与?/石川一洋・nhk
2023年11月22日 (水)
石川 一洋 専門解説委員
https://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/300/489757.html
ロシアとドイツを結ぶ海底パイプラインの爆破にウクライナの軍諜報員が関与しているとアメリカとドイツの報道機関が報じ、波紋を広げています。石川一洋専門解説委員に聞きます。
Q海底パイプラインの爆破とは?
Aロシアからドイツにバルト海を通って敷設されたガスパイプライン・ノルドストリームが去年9月、デンマーク沖合の海底で何者かによって爆破されました。この爆破についてアメリカのワシントンポストとドイツのシュピーゲルが共同の調査報道の結果として、ウクライナ軍の指導部の命令で特殊作戦軍のチェルビンスキー大佐が作戦を調整し、偽名で船を雇い上げ、パイプラインに爆発物を仕掛けて爆破したと伝えています。ウクライナ国内に波紋を広げています。
Qどのような波紋ですか?
Aゼレンスキー大統領は軍から作戦について知らされていなかったとする一方、ザルジニー総司令官は了承していた可能性があるとしています。事実なら軍が大統領に知らせず大きな国際問題になりかねない破壊工作を行ったことになります。しかも実行したとされる大佐は以前からゼレンスキー政権の批判を繰り返し、今は別の特殊作戦失敗の責任を問われ起訴されています。大佐はロシアの宣伝工作だとして自らの関与を否定していますが、軍と大統領の亀裂を広げる可能性があるのです。この状況をプーチン大統領が利用しようと注視している一方ヨーロッパにも波風が立とうとしています。
Qなぜでしょうか。
Aノルドストリームについてはウクライナは自国経由のパイプラインの価値を下げ、ヨーロッパのロシア依存を深めるとして反対していました。
しかしパイプラインにはロシアだけではなく、ドイツなどの有力エネルギー企業も参加し、EUはヨーロッパの重要なエネルギーインフラと位置付けていて、爆破を非難していました。ウクライナが直接関与する形で爆破したとなると、ヨーロッパとウクライナの関係を損ねる可能性があります。ドイツ、デンマークで捜査が継続しており、捜査機関がどのような結論を出すのか注目されます。
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