アメリカの「計画」では、ウクライナにNATO兵器を渡して、ウクライナ人をロシア人と戦わせれば、ロシア人は死んで、戦費がかさみ、経済は疲弊して、1990年代エリツィン時代のロシアのような生活水準に低下して、プーチン政権批判を煽りやすくなり、カラー革命を起こせるはずだった。

しかし、逆にEU主要国の経済がメタメタになり、アメリカでさえインフレが加速して格付け会社がレーティングを落とさざるを得なくなったが、ロシアは2022こそ2.2%マイナスになったものの、2023は2.8%プラスのウハウハ状態だ。これがあと2、３年続けばEUはローマ帝国時代のガリシアのようになってしまう。一方、「先進EUアメリカ」とデカップしたロシアは新興中国インドアジア中南米アフリカとのカップリングでデカップした分の2倍稼ぐ。新しくカップリングした国は発展途上だから、限界効用逓減の法則から考えると、デカップした国々よりも成長率が高くなる。

これは数十年は続く。