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ロバート・F・ケネディ・ジュニアが示した「独立候補」としての決意 日本外交と政治の正体
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/331146
2023/10/26 日刊ゲンダイ ※後段文字起こし
2024年米大統領選で、独立候補としての立場を表明するロバート・F・ケネディ・ジュニア(C)ロイター
米国政治の名門といえばケネディ家だ。
ジョン・F・ケネディは米国大統領、ロバート・ケネディは司法長官を務め、1968年の大統領選挙で民主党の候補争いに加わった。両氏とも銃殺されている。
ジョンとロバートの子供たちもさまざまな活動をしている。ジョンの長女キャロラインは駐日大使となった。そして、民主党の次期大統領候補として立候補したロバート・F・ケネディ・ジュニアは、ロバートの息子である。
民主党候補の世論調査では、バイデンが60%、ロバート・F・ケネディ・ジュニアは15%ほどの支持を得ている。
彼は10月9日、独立候補としての立場を表明した。独立とは何を指すのか。
第1に2大政党、つまり民主党、共和党からの独立である。第2に両党を牛耳っている金融界、軍産複合体、大企業からの独立である。第3に政党、大企業の支配下にあるメディアからの独立である。第4に、これら組織で作られた政策からの独立である。
彼が現実に大統領選挙に出馬したとする。民主党の支持者の15%ほどの支持を得ているならば、大統領選挙で7%ほどの支持を得られることを意味する。もちろん、これでは当選はできない。しかし、この7%はバイデンかトランプに行くべき票が流れてくることを意味する。
近年の傾向として、大統領選挙でも、上下院選挙でも僅差が続いている。
その中で7%の票が流れれば大きな変化が出る。そう考えると、ロバート・F・ケネディ・ジュニアの出馬表明は、大きな意味合いを持つはずだが、米国メディアは彼の出馬表明について、ほとんど沈黙を保っている。
無視することで政治的影響力を抹殺しようとしているかのようだ。
彼の大統領選出馬を好まない勢力は存在する。父や伯父と同様に銃弾に倒れる可能性もある。
このことを彼はどのように考えているか。彼はこう発言している。
「私の犠牲など、建国の父たちが247年前に独立宣言に署名した時に負ったリスクに比べれば取るに足らないものです。彼らは、革命が失敗すれば最後の一人まで絞首刑に処されることを知っていた。彼らはすべてを危険にさらすことを選択しました」
繰り返すが、米国メディアは黙殺している。そして日本のメディアも同様に「右へ倣え」である。
孫崎享 外交評論家
1943年、旧満州生まれ。東大法学部在学中に外務公務員上級職甲種試験(外交官採用試験)に合格。66年外務省入省。英国や米国、ソ連、イラク勤務などを経て、国際情報局長、駐イラン大使、防衛大教授を歴任。93年、「日本外交 現場からの証言――握手と微笑とイエスでいいか」で山本七平賞を受賞。「日米同盟の正体」「戦後史の正体」「小説外務省―尖閣問題の正体」など著書多数。
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