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米中対立 首脳外交で国際社会の分断は解消に向かうのか?/出石直・nhk
2023年09月07日 (木)
出石 直 解説委員
https://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/300/487404.html
今月は首脳レベルの国際会議が目白押しで各国首脳による外交が本格化しています。出石 直(いでいし・ただし)解説委員です。
Q1、きょうのイラストはラグビーですね。
A1、8日に開幕するワールドカップにちなんで今の国際情勢をラグビーに例えてみました。
アメリカを中心とする「先進国連合」と中国を中心とした「新興・途上国連合」の力較べが続いています。その象徴とも言えるのが、先月キャンプ・デービッドで行われた日米韓の首脳会談です。中国や北朝鮮を念頭に安全保障協力を強化していくことになりました。一方、同じ頃BRICS=インド、中国、ロシア、ブラジル、それに南アフリカによる首脳会議も行われ、この枠組みに新たにイランやサウジアラビアなど6か国が加わることが決まりました。
今、インドネシアでは岸田総理大臣も出席してASEAN関連の首脳会議が開かれていますが、今度の土日にはインドでG20サミット、そして19日からは国連総会での各国首脳の演説が始まります。国際社会の分断と対立が進む中で、一緒にスクラムを組む仲間を増やそうと外交戦が本格化しているのです。
Q2、どちらに加わろうか迷っている国もあるようですね。
A2、例えばことしのG20の議長国インドは、伝統的にロシアと軍事面で深い結びつきがありますが、国境問題を抱えている中国とは距離を置いています。
インドのようなグローバルサウスと呼ばれる新興・途上国がどのような立ち位置を選択するのかも焦点です。
Q3、 この力較べこれからどうなっていくのでしょうか?
A3、私は11月にサンフランシスコで開かれるAPEC首脳会議に注目しています。今後の米中関係次第ではありますが、習近平国家主席がアメリカを訪問してバイデン大統領との首脳会談が実現する可能性があるからです。
国際社会の分断がさらに深まるのか、それとも対話の方向に動いていくのか、
これから11月にかけての首脳外交が国際社会の方向性を決めるのではないでしょうか。
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