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ロシアで墜落したプライベート・ジェットの搭乗員名簿にワグナーG経営者の名前
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202308240000/
2023.08.25 櫻井ジャーナル
モスクワからサンクトペテルブルグに向かっていたワグナー・グループのエフゲニー・プリゴジンが所有するエンブラエル・レガシー600がトベリ州で墜落、乗っていた10名が死亡したとされている。搭乗者名簿にはプリゴジンの名前も記載されていたという。墜落の様子を撮影した映像によると、翼の大半が失われているようだ。
NATOの軍事演習「エア・ディフェンダー23」が終了した6月23日にプリゴジンは「反乱」騒動を引き起こしている。ロシアの連邦保安庁(FSB)は武装反乱の呼びかけ容疑でプリゴジンの捜査を開始、ウラジミル・プーチン大統領は「武装反乱」は反逆であると述べ、ロシア軍に対して武器を取った者は誰でも処罰されると約束している。
ところが、24日の午後にはロシアにおけるワグナー・グループの行動を中止することでベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領とプリゴジンが合意し、ロシア政府はワーグナー・グループの幹部に対する訴追を取り下げると発表した。奇妙な決着だ。
ワグナー・グループは創設される際、ロシア軍参謀本部の第1副本部長を務めているウラジーミル・ステパノビッチ・アレクセーエフ中将が背後にいたと言われている。しかも今年5月4日からミハイル・ミジンチェフ上級大将が副司令官を務め、セルゲイ・スロビキン上級大将も関係していた。
プリゴジンと同じようにロシア軍第58統合軍を指揮していたイワン・ポポフ少将もセルゲイ・ショイグ国防相やワレリー・ゲラシモフ参謀総長を批判、解任されたと噂されていたが、実際はシリアに派遣され、ロシア軍の軍事作戦を指揮しているという。ロシア軍の内部で混乱があるような話が流れたのだが、処罰されたという話は出て来ない。
6月23日の「反乱」にはいくつかの見方がある。その中にはプリゴジンによる「広報活動」だというもの、あるいはアメリカ/NATOを混乱させるための「マスキロフカ」、つまり欺瞞作戦を行なっているのではないかというものが含まれる。
今回の墜落にもいくつかの説がある。例えば「反乱」の責任者として殺されたという説があるのだが、ウラジミル・プーチン大統領はプライベート・ジェットが墜落した時、「クルスクの戦い80周年記念式典」に出席していた。プリゴジンを処分するなら早い段階にチャンスはあったわけで、このタイミングで処分するとは考えにくい。
別の説は、プライベート・ジェットは遠隔操作されていて、誰も乗っていなかったというもの。ニジェールでフランスの傀儡政権がクーデターで倒された後、クーデターを実行したリーダーのひとりで国土防衛国民評議会の副議長を務めているサリフー・ムーディー師団将軍はマリを訪れた際にワグナー・グループのエフゲニー・プリゴジンと会っている。同グループの支援を要請したのだが、ロシア側は慎重だった。その後、クーデター指導部はアメリカへ接近していると伝えられている。
勿論、外国の機関による破壊工作だった可能性も否定できない。
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