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トランプ起訴は"追い風"か"逆風"か?/橋祐介・nhk
2023年06月14日 (水)
橋 祐介 解説委員
https://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/300/484630.html
来年のアメリカ大統領選挙で返り咲きをねらうトランプ前大統領が再び起訴されたことで、選挙戦にはどんな影響がありそうか?橋解説委員とお伝えします。
Q1.
けさのイラストは、トランプ氏がバースデーケーキを持って山登り?
A1.
6月14日はトランプ氏の77歳の誕生日。そこでこんな絵を描いてみました。機密文書の取り扱いをめぐる今回の起訴について、世論の見方は割れています。最新の世論調査では「起訴は妥当だ」とする人は48%でした。党派別にみると、民主党支持層の多くは「トランプ氏は重大な罪を犯した」と疑っているのに対し、共和党支持層の多くは「起訴は政治的な動機に基づくものだ」と見ているのが特徴です。
Q2.
そうした世論は、選挙戦にどのように影響しそう?
A2.
大統領選挙をふたつの山登りに喩えると、来年2月から予備選挙がスタートして、7月の党大会で大統領候補が指名されるまでが“第1の山”。山頂をめざす共和党内のライバル、フロリダ州のデサンティス知事は、民主党政権による「司法の武器化だ」として、起訴されたトランプ氏よりも、司法省の対応を強く批判しています。このため、今回の起訴は、支持率トップを走るトランプ氏にとって、党内の支持固めには“追い風”になりそうです。
Q3.
では、次の山はどうですか?
A3.
民主党の大統領候補は、今のところバイデン大統領が指名を獲得する公算が大きくなっています。バイデン氏も副大統領時代の機密文書が自宅などから見つかりましたが、ただちに返還し、司法省の慣例で、現職大統領が刑事訴追される可能性はほぼありません。
両者が対決する“第2の山”、11月の本選挙は、無党派層の動向が勝敗の鍵を握ります。無党派層の57%は今回「トランプ氏は故意に違法行為をした」と厳しい見方をしています。このため、裁判の行方次第でトランプ氏に“逆風”が吹く可能性もありそうです。
ただ、裁判は、選挙妨害にならないよう日程が限られる上、機密情報を扱う手続きに時間がかかり、かなりの長期化も予想されています。評決は来年の大統領選挙の後になるかも知れません。
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