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「古代ギリシアの宗教には、預言者も、教典も、教会も存在せず、神からの啓示もなかった。」
これは、後に「アブラハムの宗教」すなわちユダヤ教、キリスト教、イスラム教の登場によって、初めて明確に区別された特徴であり、むしろ、これら「啓典宗教」の特異な様相にこそ注意を向けねばならない。
特に、キリスト教は、ローマ帝国での布教初期にミトラ教と激しく争った。民族平等思想を持つ、太陽神ミトラは、独裁を望む皇帝には邪魔な神であった。そこで、唯一神を祀るキリスト教が、ローマ帝国の国教とされた。
キリスト教は、ミトラ教を抹殺するために、地下神殿を徹底的に破壊し、その跡に、キリスト教教会を建てた。太陽神ミトラの誕生日であった、「冬至の祭典」を乗っ取り、「クリスマス」に改変した。
ミトラ神は、「正々堂々と戦った勇者」に死後の復活を約束する"軍神"であったが、「正当な商行為」を見守る"契約神"でもあった為、下級軍人や商人の信仰を集め、後には宮廷人や皇帝の信者も見られた。
他の宗教に対しては排他的ではなく、他の宗教の祭礼や皇帝崇拝にも参加した。強引な布教活動をしなかった為、キリスト教が受けたような弾圧を受けることはなかった。
「マリアの処女懐胎」「復活」「三位一体論」などに飽き足らず、「キリストの神格化」を狙った、東ローマ帝国は、431年、ネストリウス派を異端として、追放した。
「隣人愛」ではなく、暴力をも厭わずに『神の御意志』を見せ付ける、"習性"は中世に実態を晒すことになる。
【魔女とは】
病気に罹った中世ヨーロッパ庶民がすがるのは、キリスト教の教会か民間治療者(多くは女性)であった。より効果があったのは、神への祈りよりも彼女らが調剤した動植物製の薬の方である。しかも、その報酬は教会に対する布施よりも少額であった。
そこで、教会は、教会公認「男性医師」の下剤、瀉血、燻蒸消毒、ヒル吸血、水銀薬、そして、ランセットによる英雄医学を認めることになる。しかし、自然と暮らし、病に患った動物の治癒過程の生態を観察し、個々の薬草の薬理作用を理解し、そして、臨床としての治療経験が豊富な『賢女』の治療技術は、キリスト教公認の英雄医学の医師の敵ではなかった。また、彼女らは産婆として神から与えられた罰である「産みの苦しみ」を和らげ、同時に堕胎も行った為、聖書に逆らう存在とみなされた。
教会は、医療の独占を謀る為、彼女らと庶民との関係を離間させることによって彼女らが悪魔の手下の『魔女』であるとの物語を創作して庶民に拡散した。
また、収入源となる免罪符販売促進の為、庶民の不安と罪悪感を煽る必要があり、『賢女』が導いていた、安心と充足の基盤となる共同体的秩序の破壊が最重要課題とされた。
【魔女狩りとは】
13世紀、全ヨーロッパはローマ教皇を君主とする世界国家として統一され、カトリック教会の威光は隅々にまで及んでいた。しかし、当然のごとくその内部は腐敗に満たされ、僧侶が愛人を持ち尼僧院は淫売宿になっていた。教会は金貸しに支配されており、免罪符の販売を中心とした金集めに明け暮れていた。
こうした堕落に対する反抗の火の手が南フランスからあがった。教皇は、彼らを「異端者」とみなし、異端派迫害目的の組織である「異端審問官」を制度化した。これは、異端の疑いのある人間を裁判にかけ、力をもって制圧するという強硬な制度である。後に、異端者と魔女は同一視され、魔女は異端者として処分するよう命じられた。
魔女裁判においては、どのような残忍な拷問も、どのような非道な手続きも認められていた。誰それが魔女だという噂が立てば、それだけで当時は有力な証拠として扱われた。密告や証言は、たとえそれが幼児、子供のものでも採用された。イギリスのある魔女裁判では、6歳から9歳までの幼い子供たちの証言が、証拠として採用されていた。
魔女の判定法は、縛って水中に入れ、沈むなら無実であり、浮かぶなら魔女とされた。体重を測定 する場合もあり、魔女には重さが全く無いか、ほとんど無いと考えられていた。さらに,全身の毛をすべて剃ったり、体中に針を突き刺して「悪魔の印」を探すことも行われた。
こうして、魔女と決まった者は例外なく、多くは生きながらの火あぶりという、これ以上ないほどの残酷な方法によって処刑された。
この"悪魔を裁く"審問官が現代日本に現われたのが、『小保方事件』である。
【小保方事件とは】
STAP細胞の研究が進めば、臓器等を人工的に再生する事が可能になる為、癌にかかった臓器の移植も可能となる。現在のような抗癌剤による化学療法も不要となり、癌による苦しみや恐怖からも解放されて行くのは確かである。医療費と国家予算の大幅な削減も可能となる。
それは、国内のがん利権だけでも15兆円で、全世界では1000兆円という巨大医療市場を築いた現代の『金貸し』の破綻につながるものであり、力をもってでもSTAP細胞を叩き潰すという挙に出るのはむしろ当然と言えなくも無い。
『異端審問官』として採用されたのが、NHKを始めとして、理研・東大&京大教授・科学ジャーナリスト・国外の匿名者達であった。彼らはSTAP論文に隈なく針を突き刺し、血眼になって『悪魔の印』を探し求めた。NHKに至っては、『拷問』さえも躊躇しなかった。
本来なら、水中に入れたかったのかも知れないが、適当な水槽が無かった為であろうか、彼女自身に実験をさせることにした。但し、彼女の両手を縛ることはぬかり無く行われた。
そのような手続きを経て、マニュアル通りに「理研及び学会からの追放」という彼女の『処刑』が執行された訳である。さらに、共に『異端者』とされた笹井氏に至っては物理的生命をも抹殺されることとなった。
小保方氏は正真正銘の『魔女』である http://www.asyura2.com/15/nature6/msg/210.html
10年前にこの記事を投稿した為、その後の『超重大事件』については、「いよいよ、ここ迄やるのか?」という感想であった。
「私たちの内にある自然治癒力こそ真に病を治すものである。」
この様な言葉が医師の会合で力強く発信され、周りの医師が皆、肯く様な状況であったなら、現状は全く異なったものとなっていたであろう。
何千年と生き残る"古典"にはそれ程の力があるのである。
(なお、「ネストリウス派」は"太陽"をシンボルとする国に到達した。)
『キリスト』にしろ『〇〇』にしろ、誰も反対出来ない存在は、斯くも恐ろしい結果を齎す。
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