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新型コロナの流行は今の所収束し、世界の関心はウクライナ戦争と中東紛争に向かっている。そんな中、今一度新型コロナとそれに対応したワクチンについて飛び交った「陰謀論」について振り返ってみたい。
先ずは以下に思い付くままに羅列してみる。
◆新型コロナウイルスについて◆
・そもそも新型コロナウイルスは存在しない
・パンデミックは捏造されたものである
・武漢研究所から漏れ出したものである
・人為的に作られたものである
・生物兵器として作られたものである
・ファウチ氏らが、米国の資金を武漢研究所に流した
・当時のトランプ政権が仕掛けた貿易を中心とした対中強硬策に対し、中国習近平政権がトランプ大統領を失脚させるために米国向けに撒いた
・その過程で、誤って中国でも蔓延した
上記で、例えば「新型コロナウイルスは存在しない」と「人為的に作られたものである」は明らかに矛盾する。これは陰謀論界隈ではよく見られるもので、真偽は未確認だが、「月刊ムーが『人類は月に行っていない!』と特集した次号で、『アポロ乗組員は、月面上で宇宙人の基地を発見した!」と平気で特集を組んでいた』等と笑い話で語られたりもする。
一方、陰謀論にはトンデモ説がある中で、「武漢研究所流出説」のように、当初は陰謀論として一笑に付されていたが、解明が進んで現時点ではほぼ事実と見做されているものもあり、陰謀論の中には、事実に出世するものも出て来ている。
◆新型コロナワクチンについて◆
・長期的な安全性が分からない
https://twitter.com/Kozen_Sato/status/1427424240794431519
・メリットよりも、デメリットが上回るものである
・ファイザー社の治験中に、接種完了後2週間以内にコロナ陽性反応が出てデータから除外された接種者は、同様の非接種者の5倍であった
・酸化グラフェンが含まれていた
・チップが含まれており、5G電磁波に反応し接種者の監視に利用される
・接種2回目以降2週間以内に感染した者は、非接種者側にカウントされる事にトラップがあり、これを修正すれば接種者の方が感染しやすく、発症、重症化、死亡し易い
・不妊になる
・m-RNAは、すぐに分解されず体内を巡り、子宮等の臓器に滞留しスパイクタンパクを作り続ける等し、自己免疫により臓器が損傷を受ける
・もともと、m-RNAワクチン、ウイルスベクターワクチンは、原理的に実用化出来ないものだった
・治験が十分でなかった
・そもそも、生物兵器として人類を殺害減少させる目的で作られた
・コロナとワクチンの組み合わせで、人類を支配し家畜化するために作られた
新型コロナワクチンについても新型コロナと同様に、相互に明らかに矛盾するものも含まれる一方、事実に出世しつつあるものも出て来ている。
一般に、陰謀が成り立つためには、必要条件とそれをクリアした次の段階での十分条件があり、まず必要条件だけ考えても、@動機や目的、A技術的可能性(事象を起こす技術)、B技術的可能性(人為性を隠蔽する技術)、C実行組織、資金、協力者が挙げられ、例えば「チップが含まれており、5G電磁波に反応し接種者の監視に利用される」等は、@やAはともかく、BやCは条件をほぼクリアしないと思われる。
https://agora-web.jp/archives/230411003113.html
メリットよりも、デメリットが上回るものかどうかは、年齢層、変遷した変異株の種類、経過年月、またデータのサンプリングや解釈によって異なり、海外ではデメリットについて多く語られ始めた趨勢であるが、現時点では確定的ではなく諸説ありという段階である。
仮にメリットよりも、デメリットが上回っていたとして、例えばマイクロソフトの製品の初期版にバグが付き物のように、性急な市場投入にはよくある事である。だが、医薬品でそれが起こったとしたら、パンデミック当時の緊急性、具体的なデメリットに対する認識とその開示状況を踏まえた上で当事者、関係者は民事、刑事で裁かれるべきだろう。
先日17日、日本でも新型コロナワクチン健康被害者や遺族が、国を提訴するという事が起きた。合わせて13人が国に対し「副反応などのマイナス情報を広報せずに被害を広げた」として、合わせて9100万円余りの賠償を求める訴えを起こした。原告には何れも、死亡一時金などが支給されているが、これまで、国や、医療機関、医師会、多くの研究機関、大手マスメディアによって門前払いされてきた方々も多い。
◆陰謀論の行方◆
また、「生物兵器として人類を殺害減少させる目的」と「コロナとワクチンの組み合わせで、人類を支配し家畜化するため」も相互に矛盾する。更に仮にこれらが真相だったとしても、当初m-RNAワクチンを開発・投入出来ず長期大規模なロックダウンを行った習近平政権は「容疑者」から外れるのか? と、ここまで行くと陰謀論シナリオは際限なく分岐する。
予て筆者は、例えば「ディープステート」というのは「悪の巣窟」や「疑惑のデパート」のような比喩的表現であり、そういった組織立ったものはなく「ディープ互助会」のような緩い利益共同体はあると考えて来た。「陰謀論」については、「これは陰謀だ!」というのも「そんな陰謀は絶対に無い!」というのも共に極端な主張だと思う。過ぎたるは猶及ばざるが如し、足らざれば元より成らず、であろう。
「陰謀論」に代えて「陰謀仮説(conspiracy hypothesis)」という言葉が適当かは分からないが、仮説を立てて実証して行く事は、自然科学分野の発明・発見の基本であり、筆者は様々な陰謀、陰謀論とされる事象についても、そういった思い込みや好悪の感情を排した冷徹で地道なアプローチが必要だと考える。
佐藤戦略総研 http://blog.livedoor.jp/ksato123/
- (加筆確定稿)新型コロナ、ワクチンを巡る「陰謀論」の現在地(佐藤戦略総研) 佐藤鴻全 2024/4/27 18:23:38
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