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「ピアノ講師『音符分からない』…コロナ後遺症外来に患者次々 懸念される5類移行の影響 【Nスタ解説】」
(TBS 2023/9/20)
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/733727
新型コロナワクチンの秋接種がきょうからはじまりました。新型コロナは5類移行に伴い感染者数の発表がなくなりましたが、現在も感染の拡大が続いています。今後、懸念されているのは、「コロナ後遺症」の増加です。
■ 懸念されるコロナ後遺症 「ブレインフォグ」とは
東京都内のクリニック(20日)。新型コロナワクチンの秋接種が始まりました。無料で受けられ、オミクロン株の一種、「XBB.1.5」系統に効果が出るよう改良されています。
一方で、全国の新型コロナの患者数は5類に移行後、定点把握で最多となり、感染拡大が続いています。今後、「コロナ後遺症」の増加が懸念されています。
50代女性
「動悸がしていますね。本当は休みたい」
おととし5月に新型コロナに感染した50代の女性。2年以上後遺症に悩まされています。ピアノの講師をしていますが、今は休んでいます。
50代女性
「もうだめですね。全然、見てもよくわからない」
楽譜を目で追うことが難しいというのです。これは「ブレインフォグ」と呼ばれる後遺症の症状。頭の中に霧がかかったように、思考力や集中力が低下します。
50代女性
「当たり前に弾けてたものが当たり前じゃなくなっちゃう。まさかコロナになって音符が分からなくなるとは思わなかったですし」
「ひどい倦怠感」も続いています。家事をしていても、すぐに息切れし、通院以外、ほとんど家から出ることができません。こういった症状が「後遺症」だと理解されないことが多いといいます。
50代女性
「私がちょっと具合が悪いのでって言っても、ただの頭痛とか、ただの吐き気と思われてたみたいで。後遺症ですと言っても『何それ』みたいな感じの方もいらしたので」
ほかにも頭痛などの症状があり、治療を続けていますが、回復のめどは立っていません。
50代女性
「(5類に移行して)コロナ後遺症はなかったかのような雰囲気なので、このまま置いてかれちゃうのかなって感じがしますね。」
厚労省の研究班による最新の調査では、新型コロナの感染者のうち、2か月以上後遺症の症状があった人は1割から2割。ワクチン接種した人の方がその割合は少なかったといいます。
都内にある新型コロナの後遺症外来。5類に移行した後も、診察を断るほど患者が多い状態が続いています。
6000人以上の後遺症患者を診てきた平畑医師は、倦怠感やブレインフォグによって休職するなど、7割の患者の仕事に影響が出ているといいます。いつ治るのか分からないと「精神的な不安」を訴える人も…
患者
「完全に寝たきりではなかったんですけど、元に戻る感じがないままちょっと今日まで来ていて、それで1か月経って、ここまでまた落ちて…」
ヒラハタクリニック 平畑光一院長
「戻る戻る、大丈夫だよ」
新型コロナがインフルエンザと同じ5類に移行した“負の影響”が今後出てくるのではないかと懸念されています。
ヒラハタクリニック 平畑光一院長
「5類になってコロナはもう恐るるに足らずというような態度の方がすごく多いと思う。油断をして感染してその後後遺症になってしまうというパターンがすごく懸念されます。これからそういう人が増えるんじゃないかと」
■ 流行の要因“エリス株”にも有効
南波雅俊キャスター:
ワクチンの対象は、生後6か月以上で、希望する人すべてになります。
どんなワクチンかというと、ファイザー社製、モデルナ社製の新しいワクチンです。オミクロン株の一種「XBB」が、最近まで流行していたが、その中から枝分かれした、世界的に流行した「XBB.1.5」系統にも、効果が出るように改良されたものです。
いつまで無料なのかというと、2024年3月末まで。現在、特例接種という形で、無料接種が行われています。
2022年12月19日〜25日に、第8波、ピーク時では、1医療機関当たりの患者数が、1週間で30.31人。
そして、2023年9月4日〜10日には、20.19人にまで増えてきている。
その背景として考えられているのが、通称“エリス”(EG.5)と呼ばれる、オミクロン株の「XBB」から、さらに変異したものです。東京都内の感染の約40%を、エリスが占めているんです。
このエリスに対して、ワクチン効果はどうなのかというと、ファイザー社製、モデルナ社製いずれも、海外の臨床試験などでは、有効性が認められています。
長崎大学大学院の森内浩幸 教授は、「多くの人は、前回の接種から時間がたっているので、感染予防効果がなくなっている。さらに、重症予防効果も低くなっている」といいます。接種した方がいいのではないか、という意見を持っています。
国際医療福祉大学 松本哲哉 主任教授:
ワクチンについて、患者さんに聞いてみても、3〜4回打ちましたっていう人もいますが、前の接種から、1年以上たっている人が結構います。そういう人は、抗体価が、現時点での値を測ってみると、やはり下がっています。このタイミングでワクチンを打てば、この冬の流行には、ある程度、備えることもできます。いま、感染予防効果とか重症予防効果とかが、下がってる人たちがかなり多いので、免疫を高めておくということは重要なことだと思います。
今までの薬は、このエリス株への効果はどうなっているんでしょうか?
国際医療福祉大学 松本哲哉 主任教授:
外来で使える、内服の3つの薬剤がありますけれど、それはいずれも、いろいろな変異株に対しても、ちゃんと有効性は保てています。そういう意味では、変異は起こっても、薬は十分効いているということだと思います。
井上貴博キャスター:
年齢とか持病の有無とかで、リスクは変わるので、悩んでる方も多くいると思います。接種した人と、接種しなかった人の重症化率の差が、3回目接種までは、ある程度、データが公表されているんですが、それ以降はデータがあまりない。重症化率が、どれだけ変わるのか?
国際医療福祉大学 松本哲哉 主任教授:
患者さんで、かなりつらそうだなっていう人の中では、ワクチンを打っていない人は、それなりに多いので、ワクチンの効果は、肌では感じています。ただ、その人が、どこまで重症化するかというのは、免疫によって状況が違います。そういう意味では、抵抗力だとか、自分のリスクだとかを判断した上で、接種するかどうかを決めていただきたいと思います。
--------(引用ここまで)-------------------------------------------
最近、深刻化するワクチン後遺症をコロナ後遺症と誤認誘導する報道が増えていますが、
これもその一例でしょう。
被害者のワクチン歴には絶対に触れません。
コロナにかかると後遺症がひどいぞ、と恐怖を煽って、何とかワクチンを打たせようしているわけです。
いまや、そんな煽りに乗る人も、ほとんどいないでしょう。
この7月に、コロナワクチンを3回打って寝たきりになった女子高生を、コロナ後遺症と報道した
信越放送はTBS系列です。
平気でデタラメを報道するTBSに注意しましょう。
(関連情報)
「[これはひどい] 新型コロナ後遺症で寝たきりになった女子高生を報道したSBC信越放送
実は新型コロナワクチン3回接種済みだった」 (拙稿 2023/7/28)
http://www.asyura2.com/23/iryo11/msg/615.html
「それ、コロナ後遺症じゃなくてワクチン後遺症だから (コロナの真実を伝える会)」
(拙稿 2022/9/23)
http://www.asyura2.com/22/iryo9/msg/781.html
「新型コロナワクチン後遺症を訴える兵庫県内の高校教諭と大学教授
〜学校現場の理解と子どもたちのサポートを〜 (サンテレビ)」 (拙稿 2023/5/12)
http://www.asyura2.com/23/iryo11/msg/383.html
「[御注意] ワクチン後遺症をコロナ後遺症と勘違いさせる誤認誘導報道が増えている」
(拙稿 2022/3/14)
http://www.asyura2.com/21/iryo8/msg/704.html
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