http://www.asyura2.com/23/iryo11/msg/610.html
Tweet |
「コロナ後遺症」まだまだ要注意…高齢者は長期化の恐れ、発症後に要介護度が上がる傾向も
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/326542
2023/07/26 日刊ゲンダイ
防護服を着て新型コロナ軽症患者をケアする看護師(C)共同通信社
高齢者はまだまだコロナには気をつけた方がよさそうだ。
新型コロナウイルスの患者約12万人の臨床データを解析した結果、高齢者は後遺症として、うつなどの発症割合が高いことが分かった。しかも、後遺症が長期化しているという。25日、医薬基盤・健康・栄養研究所などの大規模調査で明らかになった。10万人を超える規模での研究は国内初だという。
同研究所などは、2020年1月〜22年6月に新型コロナ陽性と診断された0〜85歳の患者12万2045人について、電子カルテ情報を解析した。
症状ごとに分析したところ、新型コロナの治療が終わり発症から2週間たっても、頭痛、倦怠感、味覚障害、嗅覚障害の4つの症状があった患者は、それぞれ10人に1人の割合だった。
うつは2割
60歳以上の高齢者では、うつなどを発症する割合が他の年代よりも高く、発症から2週間以上、症状が継続する患者が2割もいた。コロナ発症後に要介護度が上がる傾向もみられたという。
なぜ、高齢者の後遺症は長期化するのか。医療ガバナンス研究所の上昌広理事長(内科医)はこう言う。
「大規模調査の解析結果は、自分が日々診療している感覚と符合します。若い人は後遺症が軽いのに対し、高齢者は後遺症が重く長期化する傾向にあります。たとえば80代のある女性は、感染した時に重症化し後遺症も7カ月つづいています。いまでも倦怠感があり、食欲がなく、ヤル気がでない。彼女はワクチンを打っていませんでした。もともと高齢者は体力が低下しているため、回復力も弱いということがあります。後遺症は、ワクチンを打ったり治療薬を飲むと軽くなるという研究結果もありますが、まだ治療法は確立していない。そもそも、なぜ後遺症がつづくのか、まだメカニズムは解明されていません。ウイルスが完全に排出されないのか、器官がダメージを受けているのか、免疫が撹乱されているのか、いくつかパターンが考えられます」
大規模調査の解析結果によると、後遺症全体の発症率は、オミクロン株流行期には大幅に減ってはいるという。
最新投稿・コメント全文リスト コメント投稿はメルマガで即時配信 スレ建て依頼スレ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。