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新型コロナ5類移行でも「感染の夏」再びか…見えないから怖い“第9波”の襲来
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/325681
2023/07/08 日刊ゲンダイ
特に沖縄は感染者が急増中(那覇市国際通り)/(C)共同通信社
新型コロナウイルスの感染法上の分類が「5類」に移行してから、8日でちょうど2カ月。日常を取り戻したかと思いきや、「第9波」が襲来だ。
「現状は第9波になっていると判断することが妥当だ」──。日本医師会の釜萢敏常任理事は5日の会見で、こう指摘。今後の感染拡大に警鐘を鳴らした。
問題は「5類移行」に伴い、全国の感染者数が把握できなくなったこと。全国約5000の医療機関の定点観測によって感染のトレンドは分かっても、実態が見えない感染の波に不安は募るばかりだ。
都内クリニックも発熱患者殺到
厚労省の最新の集計によれば、先月19〜25日の1週間に報告された感染者は全国で計3万255人。1医療機関当たりの平均は6.13人で、前週比1.09倍だった。特に沖縄は定点当たり48.39人(6月26日〜7月2日)、感染者数が推計1万2260人(同)という惨状である。
感染爆発が起きているのは沖縄だけではない。都内で内科クリニックを営む医師がタメ息交じりにこう言う。
「平日の朝からてんてこ舞いです。発熱の診察予約が殺到。1日60件に上りますが、診察できる患者は多くても1日30人程度。高熱の乳幼児を優先して診察するため、患者をトリアージせざるを得ない状況です。感染すると風邪のような症状が出るヘルパンギーナやRSウイルスによる感染症も目立ちますが、発熱患者10人をPCR検査したら7〜8人はコロナ陽性です。極めて高い陽性率で感染は拡大しています」
旅行大手JTBは6日、夏休み期間(7月15日〜8月31日)の旅行者数が前年比17.8%増の7370万人に達するとの推計を発表した。人の移動に伴い感染が拡大するのは明らかだ。今年も“感染の夏”になってしまうのか。
「沖縄の感染者数は、昨年11月から今年初めの第8波より速いペースで増加しており、他の都道府県でも感染者数が急激に増える恐れがあります。全国的に『第9波』の入り口に立っているのに、感染者数が定点把握になってしまったので、実数が毎日発表されていた頃に比べて本当の逼迫感が伝わりづらい。ウイルスが変異を続けている以上、感染力が強くなったり、新たな症状を引き起こしたりする可能性があります。手遅れになる前にいま一度、基本的な感染対策に立ち戻るべきです」(昭和大医学部客員教授・二木芳人氏=臨床感染症学)
コロナは症状が軽くても、後遺症が残る恐れがある。「感染してもいいや」なんて油断してはいけない。
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