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「『ワクチンのネガティブな情報は出さない暗黙の了解が』 NHK『ニュースウオッチ9』の“捏造”疑惑」
(デイリー新潮 2023/6/1)
https://www.dailyshincho.jp/article/2023/06010557/
「ワクチン死」を「コロナ死」にすり替える。「ニュースウオッチ9」にて信じがたい“捏造VTR”が放送されるも、NHKはいまだその経緯を説明していない。そこで背景を読み解くために取材を進めると、驚くべき証言が得られた。「番組関係者全員が共犯」――。
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前代未聞の放送から1週間余り。問題の映像に登場した、新型コロナワクチン被害者遺族の怒りはいまだに収まっていない。
「まさかコロナの遺族として紹介されるとは夢にも思いませんでした。放送を事前に伝えていた知り合いからは放送後にすぐ“あれは何なん?”と電話がありました。“コロナで亡くなったんじゃないよね?”と」
そう語るのは、コロナワクチン接種後に夫が亡くなった河野明樹子さん。
「取材の最中からなんとなく違和感はありました。そもそも、亡くした主人のことを話すつもりで来たのに、“(コロナが)5類になってマスクが取れて、街の賑わいを見てどうですか? 遊んでいる子どもを見てどう感じますか?”と聞かれた時点で“ん?”と思いました。どう感じるも何も、私も他の遺族も、家族を亡くしたばかりでそれどころではありませんから」
あまりにもピントのずれた質問ばかりだったため、
「しまいには、“けったいな取材やな、はよ終わらんかな”と思っていました。遺族にとってはどうでもいい質問ばかり。夫についての質問が向こうから積極的に飛んでくることもない。終わった後、他の遺族の方と“なんか的外れな感じやったねぇ”と言いながら帰りました」(同)
■ 「バカにすんのもええ加減にせえよ」
問題の映像は5月15日、NHK「ニュースウオッチ9」の最後に流された。
「新型コロナが5類に移行して1週間が経ちました」
青井実アナがそう話し、林田理沙アナが、
「今夜はこちらの映像とともにお別れです」
と言った後にスタジオの映像が切り替わる。
まず「ダイヤモンド・プリンセス号」が映し出され、テロップには〈戻りつつある日常 それぞれの思い〉。さらに、〈私たちの3年あまり〉との文言とともに、ヒゲをたくわえた河野さんの夫の写真。河野さんが「いったいコロナって何だったんだろう」と話す場面で表示されるテロップには、〈夫を亡くした河野明樹子さん〉とあるのみで、“ワクチン”の4文字はない。続いて登場した二人のコロナワクチン被害者遺族のテロップにもやはり、ワクチンという表記はなかった。
緊急事態宣言中で人けのない街の映像が、人が戻ってきた現在の街に切り替わる。そして、〈少しずつ明るい未来へ〉とのテロップが表示されてVTRは締めくくられる。そこに登場する河野さんら三人は、誰がどう見ても「コロナで家族を亡くした遺族」だった。
「バカにすんのもええ加減にせえよ、という気持ちです。ワクチンを打った身内が突然命を落とし、それについて喋ることがどれだけ辛いことか、あの人たちは分かってないんですよ」
と、河野さん。
「ゲームとちゃうねん。ゲームで死んでリセットされるようなのとは話がちゃうねん。生きている人間がある日突然死んで、目の前からおらんくなるんですよ。そのことをまるで分かってない。スタッフの一人が主人の形見のグラスを見て“このグラス割ったら大変ですねぇ”とニヤニヤしながら言ってきた場面もあった。最後の最後までアホな質問して……」
■ 「完全に確信犯で、捏造」
コロナワクチン被害者遺族の団体「繋ぐ会」代表の鵜川和久氏が言う。
「NHKのニュースディレクターはウチのHPを通じて取材を申し込んできました。HPにはハッキリと『ワクチン被害者遺族の会』と書いてありますし、私からも、ワクチン接種後に亡くなった方のご遺族だということは説明しています。にもかかわらずあんな映像になったのは完全に確信犯で、捏造ですよ」
放送時、鵜川氏は車で移動中だったが、
「放送を見ていた妻から電話がきて、“どこから見てもコロナの遺族にしか見えない”と。私が“どういうことや。すぐに連絡するわ”と言っているうちにNHKのニュースディレクターから電話がかかってきて、第一声は“どうでした?”というものでした。私が“どこから見てもコロナの遺族ということになっていませんか?”と聞くと、“えっ”と困惑したような声を出していました」(同)
■ 謝罪はあったが…
コロナワクチン被害者遺族だということを、映像内でなぜきちんと伝えなかったのか――鵜川氏はそう追及するも、相手は無言のまま。その後、「すぐに局と対応しますので1日待っていただけませんか」と言われて電話は切れた。
「しばらくして本人から謝罪のメールが届き、次の日には番組の編集長という人から電話がきて、“遺族の方にすぐにでも謝りたい。会わせてもらえないか”と言われました。しかしこちらとしては、正しい内容で映像を作り直して放送してほしいという思いでした。それを伝えても“うーん”と渋っていたので、“それなら会いに来ても何も変わらないので”と謝罪を断りました」(同)
■ 取材のスキルや人脈がない
5月16日の「ニュースウオッチ9」では、田中正良キャスターが前日に放送された問題の映像に触れ、
「ご遺族と紹介して三人のインタビューをお伝えしましたが、この方たちはワクチンを接種後に亡くなった方のご遺族でした。このことを正確に伝えず、新型コロナに感染して亡くなったと、受け取られるように伝えてしまいました。取材ではワクチン接種後に亡くなった方のご遺族だと認識していました」
として謝罪。しかし、かような映像が放送されるに至った経緯は説明されずじまいだった。一体、裏ではいかなる事態が進行していたのか。
「今回問題となった映像を制作したのは若手の編集マンです。編集マンが提案して自ら映像を制作することは珍しい。編集マンは自分で取材して映像を作るのではなく、素材を構成する人たちだからです」
と、NHK関係者。そもそもの企画の主旨は“5類になったけどコロナ禍を風化させない”というものだったといい、
「企画を提案した若手編集マンは記者ではないので取材のスキルや人脈がなく、コロナで亡くなった方の遺族を見つけることができなかった。そして、『繋ぐ会』に取材を申し込むわけですが、その時点で“コロナでもワクチンでも広い意味ではコロナ禍で死んだ人だ”ということで編責(編集責任者)やCP(チーフプロデューサー)たちは合意したようです」(同)
■ 関係者全員が“共犯”
取材相手がコロナワクチン被害者遺族であることは、取材者だけではなく、番組上層部も把握していた。それを示すメールが残されている。それは取材者や編責、CPを含む関係者間で共有されていた「連絡メール」と呼ばれるもので、その中に〈副反応でなくしたと訴えるが表現は慎重に〉との文章がある。取材対象者がコロナワクチン被害者遺族でなければ〈副反応でなくしたと訴える〉との文言は絶対に入らないはず。さらに、〈表現は慎重に〉という記述にも注目する必要がある。なにしろ、
「NHK報道局では、ワクチンのネガティブな情報は一切出さない、という暗黙の了解がある」(同)
それゆえ、コロナワクチン被害者遺族を取材してもそのまま放送できない可能性が大。そこで、「ワクチン死」を「コロナ死」にすり替えてしまおう、と密謀をめぐらせたのでは――そんな疑いも捨てきれないのだ。
「編責やCPは事前に試写で問題のVTRを確認しています。また、取材に応じたワクチン被害者遺族のインタビューを書き起こしたものは、アナウンサーも含めて、番組に関わる全員に事前に共有される。つまり今回の問題は“チェックをすり抜けた”のではなく、番組関係者全員が最初から共犯だったのです」(同)
「繋ぐ会」の鵜川氏が言う。
「憤りを通り越して、あきれるしかありません。そして何より遺族の方に申し訳なくて……。NHKがきちんと河野さんたちの思いを伝える訂正放送を流さない場合は、BPO(放送倫理・番組向上機構)に訴えるつもりです」
■ 「人間の尊厳にかかわる問題」
NHKに取材を申し込むと、次のように回答した。
「取材・制作の詳しい過程をさらに確認し、問題点を洗い出した上で再発防止策を徹底し、信頼回復に努めます」
『ワクチンの境界―権力と倫理の力学』(アメージング出版)の著者で神戸大学大学院経営学研究科教授の國部克彦氏はこう話す。
「NHKは“適切な伝え方ではなかった”と謝罪していますが、どうしてそういうことになったのかという理由の説明を全くしていない。原因はミスなのか、ミスじゃないのか。ミスじゃないなら意図的な改ざんですが、だとしたらなぜそうなったのか、全く説明がない。今回の問題を検証する責任がNHKにあることは言うまでもありません」
元上智大学教授で法学者の田島泰彦氏も、
「放送法第4条は“報道は事実をまげないですること”と定めていますが、今回の件はこれに違反している可能性があります」
と指摘した上で次のように苦言を呈す。
「ワクチンによって亡くなることと、コロナで亡くなることを同列に扱うことは、事実の基本の点で到底許されず、死の伝え方いかんは人間の尊厳に関わる問題です。そこを歪曲し報じたことは、報道機関として致命的な問題であるのは間違いありません」
さらに続けて、
「NHKは“ワクチン死”を隠したかったのではないか、と疑わざるを得ません。ワクチン被害の問題をタブー視し政府に忖度したからこそ、コロナ死の扱いにすり替えたのではないか。もし番組上層部にそうした意図があったなら、まさにゆゆしき重大な問題。受信料を支払っている視聴者に対する背信行為であり、謝罪だけで済ますのは許されません。報道自体の徹底的な検証と丁寧な説明がNHKに強く求められます」
NHKに「問題を放置する」という選択肢はない。
-------(引用ここまで)-----------------------------------
「企画を提案した若手編集マンは記者ではないので取材のスキルや人脈がなく、
コロナで亡くなった方の遺族を見つけることができなかった」
スキルや人脈の問題ではなく、コロナ死した人はほとんどいないから見つからないのです。
それでワクチン死した遺族を利用して、コロナ死したようにデッチ上げたのです。
極めて悪質であり、放送法違反であり、BPOに提訴すべき犯罪です。
マスメディアはこういった捏造を平気でやるので、取材を受けるときは十分注意が必要です。
最終的に放送されるものを事前に確認、承認することを条件にし、
違反した場合は〇〇〇万円の違約金を支払う、といった誓約書に署名させることです。
口約束では反故にされるのでダメです。
それを渋るメディアの取材は一切受けないことです。
(関連情報)
「[これはひどい] NHKがワクチン死をコロナ死に見せかけるインチキ番組を報道 非難轟々 大炎上」
(拙稿 2023/5/16)
http://www.asyura2.com/23/iryo11/msg/397.html
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