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インフルエンザ季節外れ全国大流行のナゼ…5月でも学級閉鎖続出の異常事態
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/323581
2023/05/26 日刊ゲンダイ
流行は全国規模で、学級閉鎖が続出している(C)日刊ゲンダイ
インフルエンザの流行が収まらない。例年12月から3月にかけて猛威を振るうが、今年は5月になっても集団感染が続出。インフル患者の定点報告数は、流行開始の目安である1を超える1.36人(今月8〜14日)。全国で学級閉鎖が相次いでいる。
新潟県は25日、定点当たり報告数が全県で5.92(今月15〜21日)に上り、前週の5.64から増加したと発表。学校や児童福祉施設で集団感染が報告されているとして、注意を呼びかけた。
インフル流行は全国規模だ。今月19日には岩手県釜石市内の小学校で8人が感染し、学級閉鎖。すでに5月だというのに、大分県の私立高校で全校生徒1985人中497人が感染。宮崎市内の高校では生徒と教職員を含む計491人が感染し、臨時休校に追い込まれた。
厚労省の〈インフルエンザ様疾患発生報告〉によれば、全国で学級閉鎖した学校数は8〜14日の1週間で51校。新型コロナ禍前の2018年が8校(5月7〜13日)、19年が2校(5月6〜12日)だったことを踏まえれば、いまの流行がいかに異常かよく分かる。
「コロナ再拡大にも備えよ」と専門家
A香港型インフルエンザウイルスの顕微鏡写真(米疾病対策センター提供)
一体なぜ、季節外れのインフルが流行しているのか。昭和大医学部客員教授の二木芳人氏(臨床感染症学)がこう言う。
「通年性のインフルエンザが原因で季節外れの流行が起きることはあります。いまは新型コロナの5類移行に伴い、感染対策の意識、警戒感が薄まってきたタイミングです。加えて、コロナ禍の3年間でインフルがほとんど流行せず、集団免疫が下がっていると考えられます。過去、新型インフル(豚インフル)が海外から流入したのは、ゴールデンウイーク明けの季節外れの時期でした。現在流行しているインフルエンザウイルスが何型なのかは不明ですが、引き続き感染対策を心掛けていた方がいいでしょう」
季節外れとはいえ、冬季以外のインフルの流行そのものは珍しくない。気を付けるべきは、コロナの感染再拡大だという。
「インフルが付け入るスキがあるということは、コロナも再拡大する可能性があるということ。中国ではXBB系統の新たなウイルスが流行し、感染者数は増加傾向です。同じウイルスが増えている日本も、例外ではありません。日本全国でインフルが流行している足元の状況は、日頃の感染対策が疎かになってきたことの裏返しであり、今後のコロナ再拡大を予兆させます」(二木芳人氏)
マスク着用は個人の自由だが、せめて手洗い、うがいぐらいはやっておいた方がいい。
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