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女性セブン、今週も攻めてます!🥰
— げほげほ3333 (@Gehogeho3333) March 10, 2023
(雑誌かdマガジン等でどうぞ)
「世界では非常識! 日本人しかのまない薬こんなにある」
・世界各国はとっくにコロナワクチン接種をやめている
・欧米の医学では「風邪を治す薬はない」が常識
・インフルエンザになっても欧米では病院に行かないのが常識 pic.twitter.com/ZtCTNhZBqW
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総合感冒薬、咳止め、タミフル、解熱鎮痛剤、湿布…こんなにある「日本人しか使わない薬」
https://www.news-postseven.com/archives/20230314_1847904.html?DETAIL
2023.03.14 11:00 女性セブン NEWSポストセブン
日本人は薬に頼りがちかもしれない(写真/PIXTA)
街行く人の顔からマスクが外れる日が近づく一方、新型コロナウイルスワクチンの無料接種は2023年度末まで継続することが決定した。高齢者など重症化リスクの高い人は年2回、それ以外の人は秋に1回というのが新基準だが、新潟大学名誉教授で医師の岡田正彦さんは、守っているのは日本だけだと指摘する。
「欧米をはじめとする世界各国は、とっくにワクチン接種をやめています。半年ほど前から、ワクチンは打てば打つほど免疫機能にブレーキがかかり、むしろ感染しやすくなるというデータもある中で、日本だけがいまだに接種を積極的に推奨する政策をとっている。実際、直近の人口100人あたりのワクチン接種率はアメリカ、イギリス、イタリア、フランス、中国などの主要国と比べて、日本がダントツです」
世界に取り残され、ガラパゴス化している日本の医療はコロナワクチンに限らない。商社に勤務する夫のドイツ赴任に帯同し、5年間ベルリンで過ごした主婦のAさん(仮名・42才)が言う。
「駐在生活の中で驚いたのは、ドイツ人がぜんぜん薬をのまないこと。特に印象的だったのは、風邪をひいて病院を受診したときのことです。医療大国だから、さぞやいい薬を出してもらえると思いきや、医師には『ハーブティーをのんで寝るのがいちばんの薬』とだけ言われて家に帰されました。半信半疑で試したけれど、確かに日本に住んでいる頃と比べて格段に治るのが早かった。それ以来、帰国してからも風邪で薬をのんだことはありません」
海外の医療に詳しい医療経済ジャーナリストの室井一辰さんが解説する。
「欧米の医学では『風邪を治す薬はない』が常識で、医者にかからずに自宅で療養するというのが基本です。日本のように薬はのみません」
無駄なだけならまだしも、風邪薬が健康に悪影響を及ぼすこともある。米ボストン在住の内科医・大西睦子さんが解説する。
「日本で市販薬として広く流通している総合感冒薬や咳止めの多くは、中枢神経を刺激して眠気を取り、覚醒を促す効果のある『メチルエフェドリン』や、中枢神経を抑制して興奮を和らげる『ジヒドロコデイン』が成分として含まれています。しかし、それらの成分には依存性があるとして多くの国で薬局での販売が規制されているのです」
事実、日本では風邪薬の過剰摂取や薬物依存が問題になっている。大西さんが続ける。
日本人しか飲まない薬一覧
「毎日のように250錠もの鎮咳去痰薬を一気に服用するほどの依存に陥った若者の事例が報告されています。メチルエフェドリンとジヒドロコデインの両方が入っている薬を大量に服用するのは、いわばアッパー系の薬物であるコカインとダウナー系のヘロインを混ぜて使用しているような状態。食欲不振や体重減少、倦怠感、無気力、不眠、自殺願望などの副作用が表れる可能性が指摘されています。加えて、多くの風邪薬にはカフェインも含有されているため、カフェイン中毒も懸念されます」
今季、猛威をふるったインフルエンザにおいても、特効薬のタミフルを使っているのは日本だけ。
「世界の使用量の実に約8割が、日本で消費されています。風邪と同様、インフルエンザになっても欧米では病院に行かないのが常識です。タミフルをのんでも、期待できる効果は“平均して17時間早く熱が下がる”だけ。わざわざ病院に行って薬をもらう意味はありません」(岡田さん)
高熱が出たときに、しばしば処方される抗生物質についても、多くの識者は懐疑的だ。
「抗生物質はのみすぎると体内に薬が効かない耐性菌ができてしまう。いざ深刻な感染症に罹患したときに抗生剤が効きにくくなるため、世界では抗生物質の処方に慎重です。米ワシントン大学を中心とする国際研究チームが204の国と地域を対象に分析を行った調査結果でも、抗生物質への耐性を持つ薬剤耐性菌による感染症で、2019年に世界で120万人以上が死亡していたことが明らかになっています」(大西さん)
「どうして日本人は、少し頭が痛いだけで、サプリメントのようにすぐに薬をのむんでしょうか?」
怪訝な顔で話すのは、アメリカから留学し、都内の私立大学に通っているBさん(仮名・24才)だ。
「アメリカに住んでいたとき、鎮痛剤は本当につらいとき、年に数回のむスペシャルな薬でした。だから日本のドラッグストアにあんなにたくさん痛み止めが並んでいることに驚いたし、同級生が『頭が痛い』『生理痛がひどくなる前にのんでおく』と1日に何粒ものんでいる様子を見ると、なんだか心配になります」(Bさん)
室井さんによれば、アメリカの医学では、解熱鎮痛剤はその副作用を理由に「できるだけ使うべきではない」とされているという。
湿布の使用も日本ならでは?(写真/PIXTA)
「『ロキソプロフェン』や『アスピリン』といった『NSAIDs』を主成分とする解熱鎮痛剤は日本では市販薬としてもよく使われますが、副作用として胃を荒らしたりぜんそくの原因になったりする可能性がある。アメリカではそれが危険視されているのです」
処方薬の中にも注意すべきものがある。
「日本で頭痛や腰痛などの慢性的な痛みを訴える患者に処方される『ジアゼパム』には筋肉を弛緩させて痛みを取る効果がありますが、本来は不眠や不安症を治療するための向精神薬です。依存性や乱用のリスクがあり、多くの国では痛みを緩和する目的での処方は推奨されていません」(室井さん)
大西さんは腰痛で処方されることの多い「プレガバリン」への安易な処方にも警鐘を鳴らす。
「プレガバリンは基本的に神経痛や線維筋痛症、てんかんの治療に使用される薬ですが、2018年にアメリカ医師会雑誌で、国内での過剰処方が指摘されました。過剰摂取によって、めまいや不安、うつ病を引き起こす可能性があるためです。そのうえ、肝心の鎮痛効果も疑わしい。2017年のニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシンの報告によると、座骨神経痛への鎮痛効果はないと報告されています」
痛みを取るために湿布を好んで使うのも、世界には類がない。
「湿布が効くというエビデンスはないため、欧米ではほとんど使われていません。しかし日本では整形外科を中心によく処方されている。患部が冷たくなるので、“効いた気がする”薬の代表格です」(岡田さん)
※女性セブン2023年3月23日号
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日本では使われるけど、海外では避けられる薬 仏では認知症薬が「効果がない」と保険適用外に
https://www.news-postseven.com/archives/20230315_1847941.html?DETAIL
2023.03.15 11:00 女性セブン NEWSポストセブン
海外では使われない薬も
ドラッグストアには色とりどりのパッケージが並び、病院に行けば何かしらの薬を出してもらえる“薬大国”の日本。中でも最も多く処方されているのは血圧を下げる降圧剤だ。しかしその中には、海外では用いられない薬がある。海外の医療に詳しい医療経済ジャーナリストの室井一辰さんが言う。
「降圧剤は大きく分けて、カルシウム拮抗薬、ARB阻害薬、ACE阻害薬、利尿剤の4種類があります。日本ではカルシウム拮抗薬やARB阻害薬がよく使用される傾向にありますが、欧米では利尿剤が第一選択薬として選ばれることが多い。かつては利尿剤が血糖値を高める可能性があるといわれたために避けられる傾向にありましたが、現在ではそのような心配はないと考えられています。
そもそも降圧剤は高血圧の原因やほかの持病を勘案して慎重に選択すべきですが、日本では専門外の医師が処方することが多く、“なんとなく”の感覚で薬が選ばれる傾向にあります」(室井さん)
日本人の3人に1人と推定される高血圧と同様に患者数が多いのが、高コレステロール血症。日本では「スタチン」という薬が頻繁に処方されるが、米ボストン在住の内科医・大西睦子さんは、それも“ガラパゴス化”の代表例だと指摘する。
「アメリカの各専門医学会が検証し、無駄な医療を公開する『チュージング・ワイズリー(賢明な選択)』によると、75才以上で心臓病がない高齢者には、スタチンは必要ないであろうと指摘されています。そもそも、年を取ると自然とコレステロール値は上がっていくものです。アメリカでは服用することで生じる転倒、記憶喪失や混乱などの副作用や多剤併用との相互作用の方が大きな問題となっています」(大西さん)
年を重ねるとともにリスクの高まる認知症だが、進行を防ぐためには早期発見と投薬による治療が大切だともいわれる。しかしこれも世界基準とはまったく違う。
「日本では認知症薬『ドネペジル』が広く使われていますが、アメリカでは効果が限定的で、副作用もあると指摘されている。“早期アルツハイマーを治療できる新薬”とうたわれた『BACE阻害剤』も、認知症の原因になるといわれるアミロイドβの産生を抑えると話題になりましたが、実際に効果があるというエビデンスはありません」(大西さん)
認知症薬に懐疑的なのはアメリカだけではない。フランスにおいてもドネペジルをはじめとしたアルツハイマー型認知症薬は、「効果がないこと」を理由に保険適用から外されている。
なかにはこうした“病を治療し症状をやわらげるとされる”薬に頼らないようにしている人もいるだろう。しかし、未病を防ぎちょっとした不調を改善するために用いられる漢方薬も、海外ではあまり一般的ではない。
「特に胃腸の機能を整える『六君子湯』や『柴苓湯』は日本では人気ですが、海外ではほとんど見かけません。漢方薬は西洋医学の薬とは異なり、効果がはっきりと証明されていないため、過信は禁物です」(室井さん)
日本人しか飲まない薬一覧
無駄な薬の蔓延は医師と患者の両方に責任が
本当に必要な薬だけをのむために、私たちはどうすべきなのか。大西さんは日本人の薬ののみすぎには、医師と患者、双方に原因があると断言する。
「日本は国民皆保険制度で医療費が安いため、患者はちょっとした症状でも病院を受診し、何かしらの薬を求める傾向にあります。医師の方も診療時間を短縮するために、とりあえず薬を出すことで患者を納得させ、早く診察を終えようとすることが指摘されています」(大西さん)
患者としてできることは、安易に薬を求めて不用意に病院を受診しないこと。アメリカの「チュージング・ワイズリー」を見習い、無駄な治療や薬を見直す姿勢も必要だ。新潟大学名誉教授で医師の岡田正彦さんはひとつの判断基準として「なるべく新しい薬は避けた方がいい」とアドバイスする。
「新型コロナワクチンにも同じことが言えますが、発売されたばかりの薬はまだ充分な評価がなされていません。新しい薬は大々的に宣伝されて、医師もいい薬と思い込んでしまうことがありますが、実は思わぬ副作用が隠れていることがある。いくら治験をしていても、実際に薬を使って5年、10年たたないとわからないことはたくさんあります」(岡田さん)
“海外の常識”を知って、自分の身は自分で守ろう。
※女性セブン2023年3月23日号
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