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利上げ観測で「円高」急加速1ドル=151円台…7月末の決定会合で植田日銀はどう動く?
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/358171
2024/07/27 日刊ゲンダイ
悩ましい…(C)共同通信社
25日は日経平均株価が大幅続落。下げ幅は一時1300円を超え、終値で3カ月ぶりに3万8000円を割り込んだ。直接の原因は米ハイテク株の下落に引っ張られたことだが、これに急激な円高が輪をかけた。為替相場は一時1ドル=151円台まで進み、5月上旬以来、2カ月半ぶりの高値水準となったのだ。
この円高基調は、来週30、31日に開かれる日銀の金融政策決定会合で、追加利上げが行われるとの観測が影響している。マーケットは利上げを織り込み済み。というのも、政府・自民党から利上げを求める発言が相次いだからだ。
17日に河野デジタル相が「円は安すぎる」。22日には茂木幹事長が「段階的な利上げの検討も含め、正常化する方向を明確に打ち出すことが必要だ」と言い切った。2人とも「ポスト岸田」をにらんだアピールもあるのだろうが、「自民党の幹事長という重い役職の発言だからと、マーケットが反応した」(金融関係者)という。
これまで7月の会合では、月間6兆円程度の国債買い入れの具体的な減額計画を示すだけとみられていたが、マーケットの“期待”を背負わされた植田日銀は利上げにも動くのか。
「日銀は政治に振り回されています。3月の利上げ直後に岸田首相から『利上げしないで』とクギを刺されたため、6月の追加利上げを見送り、国債買い入れ減額という『量』の調整を選択した。それも6月は減額のアナウンス、7月に具体的金額と、小出しにしたのです。それなのに、茂木幹事長から『正常化シナリオ』を求められた。だったら6月に利上げしておけばよかった、という話。植田さんは悩ましい状況です。ただ、日銀は戦力を逐次投入する傾向があり、武器を一度に2つ使うのを好まない。今回は減額だけでお茶を濁し、利上げはないだろうとみています」(経済評論家・斎藤満氏)
しかし、利上げしなければマーケットは落胆し、また円安に逆戻りだ。米国では9月の利下げ予想がほぼ100%の織り込み済みだという。
「永田町のお墨付きがあるわけですから、日銀も9月には堂々と利上げするのではないか。さらに、茂木氏の発言は複数回の利上げを印象付けました。マーケットが、米国は9月と12月の利下げ、日本は9月と12月の利上げ、とみれば、短期的には円安に戻っても、中長期には日米金利差が縮まることを想定して、円安の修正に入るでしょう」(斎藤満氏)
もし、7月末の会合で利上げに踏み切るようなことがあれば、「新しい日銀」になると斎藤氏。さて、植田総裁の判断はいかに。
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