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日経平均株価3万5千円台に上昇
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2024/01/post-d8e16b.html
2024年1月11日 植草一秀の『知られざる真実』
『資本主義の断末魔』(ビジネス社)
https://x.gd/xIij4
の広告が12月28日付日経新聞朝刊に掲載され、アマゾンベストセラー1位(金融・銀行)にランクインした。
前作『千載一遇の金融大波乱』(ビジネス社)
https://x.gd/8MnQp
帯には「日経平均3万6000円突破も!」と明記した。
日経平均株価は本年1月11日に高値3万5257円を記録した。
同書を上梓した昨年1月大発会の日経平均株価安値は25661円
新年に入って10日が経過して3万5000円台に移行した。
1年間で約1万円の日経平均株価急騰が生じ、昨年の経済金融予測はほぼ的中したと言える。
年初に上梓した『資本主義の断末魔』巻末には、『千載一遇の金融大波乱』に掲載した「注目すべき株式銘柄24」の23年株価変動実績表も掲載した。
ほぼパーフェクトの勝利を記録した。
このシリーズ本は私が執筆している市場分析レポート『金利・為替・株価特報』(=TRIレポート)
https://uekusa-tri.co.jp/report-guide/
の年次版。
2013年から刊行を始めて、今回がシリーズ第11弾になる。
2024年版『資本主義の断末魔』にも「注目すべき株式銘柄21」を公開している。
本書では資本主義の行き詰まりを論じている。
資本主義が限界に直面して断末魔の叫びを上げている。
日本の経済運営システム、政治運営システムを改変する必要性を訴える。
本書で資本主義の在り方を批判しているのに、他方で株式市場を活用した資金運用戦略を解くのは矛盾ではないかとの声がある。
この疑問への回答は本書末尾に明記している。
私たちは日本の政治を、そして世界の経済運営システムを改変するべきである。
目標は「誰もが笑顔で生きて行ける社会」の構築だ。
そのための具体的な政策提言も盛り込んだ。
しかし、理想の政治は実現せず、理想の社会も生まれていない。
この現実のなかで人々は生活防衛の必要性に直面している。
「白い猫でも黒い猫でもネズミを捕るのが良い猫だ」
の言葉があるが、悪い企業でも悪いシステムでも生活防衛のために利用できる機能は利用すべきである。
これが生活防衛のための資金運用戦略の考え方。
資本主義のシステムを肯定して資金運用を行うのではない。
資本主義のシステムが改変されるまでの時間的視野のなかにおいて、良い悪いの判断を横に置いて、生活防衛の手段を活用することを説いている。
また、資金運用そのものを否定する価値観があるが、これは偏見である。
資金運用は最もインテリジェンスを求められる活動であり、一種の知的ゲームの側面を有する。
その視点で捉えれば、知的ゲームである資金運用の世界において成功を目指すことは非難されるべきことでない。
人々が努力を傾ける対象は多種多様。
音楽、芸術、スポーツ、学業、研究、事業など、さまざまな分野に各個人の努力が注がれる。
資金運用の分野に努力を注ぐことだけを蔑視することに正当性はない。
政治を変革し、経済運営システムを変革し、すべての個人に国家が保障する最低ラインが引き上げられれば生活防衛の必要性は低下する。
その局面では資金運用戦略の重要性も低下するだろう。
それはそれで望ましいこと。
2024年版TRIレポート『資本主義の断末魔』帯裏に
「2024年、ついに日経平均史上最高値を更新か!?」
と明記した。
株価が再騰し始めたことを受けて2024年の日経平均最高値更新か、と活字にする者が急増しているが、圧倒的多数の専門家が2023年初に2023年の大不況や株価暴落を予言していたことを見落とすべきでない。
誰が正しい予測を示し続けているのかについての歴史的検証が重要である。
反ジャーナリストの高橋清隆氏が、同氏が主宰するサイト「高橋清隆の文書館」で拙著についての書評を掲載くださった。
高橋氏にこの場を借りて感謝を申し上げるとともに同記事をご高覧賜りたい。
また、アマゾンへの拙著レビュー投稿もお願い申し上げたい。
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