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植田バズーカ炸裂! “タカ派発言”で金利上昇、一気に円高に…あるか「年末の利上げ」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/328985
2023/09/13 日刊ゲンダイ
“口先介入”の効果てきめん(日銀の植田和男総裁)/(C)共同通信社
“植田バズーカ”炸裂だ──。日銀の植田総裁は9日付の読売新聞のインタビューで、賃上げを伴う物価上昇を条件にマイナス金利の解除の可能性に言及。「年末までに十分な情報やデータがそろう可能性はゼロではない」と時期まで踏み込んだ。
この“タカ派発言”にマーケットは反応。長期金利の指標となる新発10年物国債の利回りは、11日、0.705%と、9年8カ月ぶりの高水準となった。日米の金利差が縮小したため、円高も進行。先週末の1ドル=147円台後半から、146円台前半まで円高に振れた。
「このタイミングの植田発言は進行中の円安を牽制する狙いもあるとみられます。鈴木財務相や神田財務官の口先介入はほとんど効かなくなっていましたが、植田総裁の場合は1円以上も円高が進んだ。円安を阻止できるのは金利をコントロールする植田氏だということが改めて示されました」(市場関係者)
植田氏は「いろいろなオプションがある」としているが、具体的には「マイナス金利の解除」と「YCCの見直し」(長期金利の上限撤廃や引き上げ)だ。
「マイナス金利の解除は影響が大きく、今回、植田総裁が言及したため大きなサプライズとなった。解除した場合、短期金利が上昇し、住宅ローンの7割を占める変動型の金利負担も増える。日銭が必要な中小企業の資金繰りも苦しくなる。一方、長期金利の上昇で心配なのは、国債の利払いがかさむことです。植田総裁は、YCCの見直しも口にしています。YCCを見直すと長期金利が上がるでしょう。長期金利が上がると、少子化や物価高対策などのための国債が発行しづらくなり、増税論が浮上する可能性があります」(金融ジャーナリスト・森岡英樹氏)
経団連が11日発表した来年度税制改正の提言では、少子化対策の財源について「消費税も有力な選択肢」とされた。
進むも地獄、退くも地獄
果たして歯止めになるか(C)日刊ゲンダイ
植田氏は年末に金融引き締めに動くのか。ポイントは賃上げだ。
「連合の最終集計によると今年の春闘賃上げ率は3.58%。組合員数300人未満の中小でも3.23%です。ところが、厚労省の7月の毎月勤労統計では現金給与総額は前年同月比1.3%増にとどまっている。組合のない中小・零細も含まれているからで、賃上げの実態を示しています。今春、賃上げを実施した中小企業も、来年の賃上げは難しいとの声も聞きます。そんな中、連合の今年の集計や、一部大企業の来春闘の見通しを判断材料に、植田氏が利上げに踏み切れば、日本経済には大打撃です」(森岡英樹氏)
かと言って、利上げを先送りすれば、円安が止まらず、インフレは続く。
「利上げを実施しても、先送りしてもハレーションが起きるとみられている」(森岡英樹氏)
植田バズーカの“実弾”は放たれるのか。
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