http://www.asyura2.com/23/hasan136/msg/207.html
Tweet |
ビッグモーター不正で取引先が大打撃! サプライチェーン410社の関連売上高は224億円
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/327057
2023/08/05 日刊ゲンダイ
先行きは暗い(C)日刊ゲンダイ
中古車販売大手ビッグモーター(東京)は再興できるのか。ブランドイメージの凋落は、組織内のパワハラ体質や街路樹枯死の問題などの発覚によって急加速。取引先の企業にも影響を及ぼしかねない。
帝国データバンク(TDB)が3日発表したリポートによれば、ビッグモーターとの取引で売上高の1%以上を依存する企業(サプライチェーン企業)は全国410社。関連の売上高は計224億円に上るという。
「業種別で見ると、ビッグモーターを頂点とするサプライチェーン企業のうち『自動車部品卸』が最多で全体の約1割を占めています。次いで『建築工事』が22社、『内装工事』が20社です。全国に260店舗以上を展開する多店舗戦略を採っているため、店舗の建設に関わる建設関連業種が上位を占めています。ビッグモーターと直接取引のある企業において、売上高に占めるビッグモーターへの平均依存度は10.9%ですが、依存度が100%近い企業も複数存在します。一連の問題が、中古車販売や修理などの市場全体をシュリンクさせるわけではありませんが、ビッグモーターの業績が悪化すれば当然、取引先のサプライチェーン企業の売り上げにも影響が出てくるでしょう」(TDB統括本部の箕輪陽介氏)
事業を売って看板を替えるのが現実的
ビッグモーターに対する売上高の依存度が高い企業ほど、ダメージは免れまい。ビッグモーターの業績が急速に悪化しなければ“共倒れ”は避けられるだろうが、ビッグモーター再興の見通しは暗い。経済ジャーナリストの井上学氏がこう言う。
「工場の事業停止や民間車検場の指定取り消しなどの行政処分を免れたとしても、顧客の信用失墜は避けられません。損保業界も距離を置くでしょう。したがって、修理・車検・保険の3部門は再起不能に近い。となると、中古車販売に活路を見いださざるを得ませんが、イメージダウンが影響しているため相当厳しいと思います。在庫処分を目的とした叩き売りなら買い手が付くでしょうが、一時的にキャッシュを手にするだけで事業として長続きしません。大規模なリストラを断行するか、事業売却をするか。工場やノウハウ、顧客情報を持っているという魅力はあるので、例えば、資金力のあるファンドが買う可能性があります。格安でも事業を売り払って、看板を替えて再出発するのが現実的ではないか」
元社員らの証言から、連日のように新たな不正が明らかになっている。ビッグモーター問題に巻き込まれた企業が気の毒だ。
▲上へ ★阿修羅♪ > 経世済民136掲示板 次へ 前へ
最新投稿・コメント全文リスト コメント投稿はメルマガで即時配信 スレ建て依頼スレ
▲上へ ★阿修羅♪ > 経世済民136掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。