http://www.asyura2.com/23/hasan136/msg/127.html
Tweet |
1年続く米国の長短金利逆転…逆イールドは「インフレバブル崩壊」の前兆なのか
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/321500
2023/04/14 日刊ゲンダイ
5月も利上げの可能性大(米FRBのパウエル議長)/(C)ロイター
「金融安定リスクが急速に高まっている」──。国際通貨基金(IMF)が11日発表した報告書はそう警鐘を鳴らした。米地銀の経営破綻や、クレディ・スイスの救済買収を受け、銀行経営や経済活動への影響を分析した。
米国の中堅銀行 1割が資金不足の衝撃
米欧の中央銀行が進めてきた急激な利上げにより、金融機関の含み損が拡大している。IMFが米中堅・中小銀行の保有債券の含み損を調べたところ、約9%の銀行が規制要件の自己資本比率に満たない「資本不足」に陥るという(試算)。
「米シリコンバレー銀行は保有債権の満期前償還に迫られ、一気に経営破綻してしまった。同様に資金繰りに苦しむ金融機関が含み損債権の処理により、破綻に追い込まれてもおかしくありません。資本不足と試算された1割弱の米国の中堅銀行は“破綻予備軍”ということです」(金融ジャーナリスト・森岡英樹氏)
さらに、市場関係者が「危機の前兆」として警戒しているのが「逆イールド(利回り)」だ。通常、金利は満期までの期間が長いほど高くなるものだが、短期が長期を上回ることがある。米国では昨年3月以降、1年以上も「2年債」の利回りが「10年債」を上回っているのだ。逆イールドは何を意味するのか。
過去の危機も同じ現象
「金利は景気の体温のようなものです。短期金利が高く、長期が低いのは、足元の景気は過熱しているが、中長期的には悪化するということです。これまでの世界的危機は過熱した景気の後に起きています。逆イールドが発生し、1〜2年後に大きな景気後退に陥っています」(森岡英樹氏)
1990年後半からの世界的な景気後退や、2000年代初めのITバブル崩壊、さらに08年のリーマン・ショックの時も、1〜2年前から逆イールドが起きていた。
「この間、急速かつ大幅なインフレが進行し、米欧の中央銀行は繰り返し利上げしました。まさに、“過熱”のようにも見える事態です。逆イールドが1年続いていることも考えれば、1年以内に“インフレバブル”がはじけて、世界的な危機に陥る可能性は否定できません」(森岡英樹氏)
杞憂に終わればいいが。
▲上へ ★阿修羅♪ > 経世済民136掲示板 次へ 前へ
最新投稿・コメント全文リスト コメント投稿はメルマガで即時配信 スレ建て依頼スレ
▲上へ ★阿修羅♪ > 経世済民136掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。