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阿修羅ではみな知ってると思いますが、ショックドクトリンについて載せておきます。
(偉そうなこと言ってますが、最近まで私も知りませんでした。)
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『堤未果のショック・ドクトリン 政府のやりたい放題から身を守る方法』は、「ショック・ドクトリン」、惨事便乗型資本主義の構造を解説し、これに飲み込まれないための処方箋を提案する啓発書です。著者の堤未果(つつみ・みか)さんにお話をうかがいます。(聞き手・畠山智之キャスター)
【出演者】
堤:堤未果さん
火事場泥棒的な政策手法
――まず、作品のタイトルにある「ショック・ドクトリン」について解説をお願いします。
堤:
「ショック・ドクトリン」というのは、カナダのジャーナリストのナオミ・クラインさんによる造語ですけれども、まず「ショック」は、例えばテロとか戦争、パンデミック、大きな自然災害や金融危機など、非常にショッキングな出来事、事件のことですね。「ドクトリン」というのは、政策です。非常に衝撃的な事件が起きたときに、私たちは恐怖と不安で思考停止になるんです。そして私たちが思考停止になっているあいだに、通常だったら、反対が多かったり憲法違反だったりいろいろな問題があってなかなか通らないような法律を、どさくさ紛れに一気にねじこんでしまう。最終的には、政府や関連企業が利益を得て、一部の人だけがものすごくもうけて国民が苦しむような、そういうパターンが歴史の中で繰り返されてきている。つまり、1つの「手法」なんです。火事場泥棒的、手法。
――それを、「ショック・ドクトリン」というわけですね。
堤:
はい、おっしゃるとおりです。
――過去の例で言いますと、具体的にどんなことが起きていますか。
堤:
例えば、2005年にアメリカでハリケーン・カトリーナという大きな自然災害が起こりました。あのときも、例えば学校は、流されてしまったのだから、公立の学校を復興するのではなくて民間企業が経営する教育ビジネスを入れてしまおうと、そういうビジネスの草刈り場にしてしまった。それによって公立の学校はものすごく数が減って、貧しい子どもたちは行き場がなくなってしまったわけです。ショック・ドクトリンの特徴として、民主主義が機能停止しているあいだに強引にやってしまう。公立の学校はコストばっかりかかるからなくしてしまいましょう、民間が経営するビジネス的な学校をどんどん入れてしまいましょうということを、やってしまったわけです。
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