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彼が落合に教えを乞う新人に落合が何もアドバイスせずに五時間素振りを命じた話を引き合いに出していたが、荒川コーチが王に付きっきりで二人三脚で一本足打法を完成させた話もあるが、王だって一人の時はひたすら素振りしていたのだろうし、深呼吸も丹田がどうだとか数をやっていくうちに分かってくるもので、未だ一年坊主の私ではあるが、この一年で分かってきたというか手応えを感じたのは、彼が一年位前から半年前位までしきりに言っていた四六時中私は誰かを問い続けろだが、最初は何を言ってるのかサッパリだったが、彼の言う通りにした訳ではないが、私とは色々な立場があるが人間社会でのそれ以前に動物であるな、生物であるな、物質であるな、地球の付属物であるな、地球に寄り集まってきた星屑の一部であるな、星屑が出来上がる前のガスの一部であるな、死んだ後もそれらに戻るのが私であるな、循環の一部であるなとか普通に考えるようになった事で、人間としての人生観や死生観が木っ端微塵になってしまい、縁あって宇宙に存在する一部として巨大なお手本である天体のようにつべこべ言わずに整然と自転やら公転を繰り返して時がきたら爆発して塵やガスになってまた寄り集まってを繰り返す様を真似てああたらこうたら考えずに黙々と必要な事をしていけばいい、チェックはするが白色偽ユダヤが無駄で無意味で迷惑な事をやっている事に対しても、各自ができる事をして成り行きに任せていけばなるようになるんじゃね、ムキになっても結果は同じでシカト気味でよくねという感じだが、実験中なのが深呼吸で肺や脳を楽にして物事に取り組むと世界を変えていく事ができるのかどうかまでは分からないが、若者が好んで使う自分の世界線の中では状況がガラッと変わっていくのではないかと感じているが、何せ世界の見え方が百人百様な訳であるから、団結もいいが、各自が良かれと思う事をひたすらやり続ければ結果はどうあれそれでよくねという感じである。
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