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宇、ブリ11+61や上海機構が上手く機能し、中露はG20が不要になり首脳欠席。ブリがG7より格上と示す場になった訳である。
http://www.asyura2.com/23/cult47/msg/169.html
投稿者 ポスト米英時代 日時 2023 年 9 月 10 日 19:55:27: /puxjEq49qRk6 g3yDWINnlcSJcI6ekeM
 

今後の世界的な会議は中露印トリオが揃わぬと影響力が半減してしまうという事で、NATOもG7もEUも子供扱いされたG20だったという事である。  

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コメント
1. 2023年9月10日 20:04:23 : LY52bYZiZQ : aXZHNXJYTVV4YVE=[16768] 報告
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多極化と米覇権低下を示した印G20サミット
2023年9月10日   田中 宇
9月9-10日に印度(バーラト)のニューデリーで開かれたG20サミットは、ウクライナ戦争を議題にするかどうか、ロシアを非難するかどうかで紛糾したが、議長の印モディ首相は初日のうちに、ウクライナ戦争のことを全く盛り込まない共同声明(首脳宣言)を出して採択・決定してしまった。
(G20 Split Over Ukraine Sign of Battle Between US Unipolarity, Rising Multipolar World Order)

G20サミットは、正式名称が「金融と世界経済に関する首脳会合」であり、ウクライナ戦争や露敵視など国際政治は本来議題になり得ない。
だが、米国とその傀儡諸国(G7)は、昨年11月にインドネシアのバリ島で開いたG20サミットでも、今回のニューデリーでも、ウクライナ戦争が食糧や資源の国際流通に影響を与えているので経済問題だと言って、ロシア非難を共同声明に盛り込もうとした。
(G20 final declaration acknowledges differences on Ukraine)

昨年のバリ島では、中露などが反対したものの米国側に押し切られ、国際社会でロシアが非難されているという状況紹介の一文が共同声明に盛り込まれた。
昨年の段階で、すでに非米諸国のほとんどはウクライナ戦争に対して中立な立場をとっていた。米国側は「国際社会でロシアが非難されているという状況は事実だ」と中立諸国を加圧し、中立諸国も「状況を描くだけなら良いか」ということでロシア非難めいた文言が盛り込まれた。
だが、米国側のやり方への非米諸国の不満も強く、バリサミットは紛糾したまま怒りの中で最後の写真撮影会も行われずに終わった。
(Is the G20 Obsolete in an Increasingly Multipolar World?)
(2022 G20バリ首脳宣言)

それから9か月。ウクライナは欧米からの軍事と経済の支援を食い尽くすばかりで勝てず、むしろウク高官たちが支援を横領する不正が露呈した。米傀儡のウクライナ政府は、国民を何十万人も徴兵して前線に送り込んで簡単に戦死させる人道犯罪をやりつつ負け続けている。
そもそもウクライナ戦争は米国の戦争犯罪だ。ウクライナは35年前の冷戦終結までソ連の一部であり、その後もロシア人(ロシア系)が多く住み、ロシアにとって準国内だ。そこを2014年に米国が政権転覆して傀儡化し、米傀儡国から分離独立したがるロシア系を殺し続けた。
2021年秋から米国側による露系殺戮が激化したので、ロシアは邦人保護のためウクライナに進軍した。非難されるべき戦争犯罪者は米国(とその傀儡)だ。ロシアとウクライナは被害者だ。「露軍による虐殺」も無根拠だらけだ。米国側の政府やマスコミ権威筋左翼は、善悪を歪曲して戦争犯罪を重ねている。
米国側がG20など国際社会でロシア非難決議をゴリ押しすること自体が不正行為だ。ロシアが戦犯だと言う人自身が戦犯だ。非米諸国はこの9か月で、そうした事態の本質を把握するようになった。
(G20 summit sets up Western clash with a rising Global South)

この9か月間で経済面も大きく変わった。米国側に経済制裁されて破綻するはずだったロシアは、むしろ非米諸国への輸出増加で成長した。破綻したのはロシアから資源を得られなくなった欧州の方だった。
中露の主導で、米国側の金融・決済システムに頼らない非米的な貿易システムが開発され、そっちを使う方が米国側にピンはねや差損生成されないこともわかってきた。露サウジなど産油国は、米欧のシステムを使わずに直接非米側どうしで貿易し始めた。
戦後の米覇権システムは、米欧以外の国々(新興諸国、途上諸国、日韓など)から富を巻き上げる詐欺構造だったことが、ウクライナ開戦後の経済断絶によって露呈した。非米側は、バーター貿易に毛の生えた程度でしかないものの稼働する独自の決済システムを作って使い出した。
(新しい世界体制の立ち上がり)

この9か月間で、政治的にも経済的にも、米覇権の傘下にいることの馬鹿馬鹿しさが露呈した。欧州や日本が、米国が発する大間違いな話を強制的に鵜呑みにさせられている「裸の王様の家来」みたいな拘束された阿呆であることも表出した。
非米諸国は、貧しいけど対米自立できる自由を持っていた。日欧は(国が)豊かだが不自由で洗脳された哀れな傀儡だった。G7は米洗脳マシンの監獄だ。非米諸国はそれらの状況を把握した。
ウクライナ開戦まで、米覇権傘下の端の方にいた新興諸国や途上諸国は、今や離脱し、中露やBRICSの提案で非米側としてのまとまりを強め、非米・非ドル的な決済システムを作り、米国側に洗脳されない国際政治力をつけた。
(同盟諸国を自滅させる米国)

8月末には南アフリカでBRICSサミットが開かれ、非米側の結束を確認した。その2週間後、印度で今回のG20サミットが開催され、米国側は昨年同様、ウクライナ戦争を議題にしてロシア非難を共同声明に載せようとゴリ押ししてきた。
だが非米諸国は、すでに昨年と違っていた。議長国の印度は以前、米傀儡的な中国包囲網の「インド太平洋クワッド」の仲間になるなど親米的だったが、今回はゼレンスキーをG20サミットに呼ぶことも拒否した。
モディ首相は米国側の加圧を無視し、初日にウクライナ戦争に言及しない声明文案を発表し、他の非米諸国がすぐにそれに賛同して、米国側の反対を押し切って採択・可決してしまった。
これは米覇権に対する非米側の外交勝利だった。以前は米国側の外交力に太刀打ちできなかった非米側は、この1年で結束してかなり外交力をつけた。
(BRICS no longer ‘alternative,' but mainstay in global politics - India’s top diplomat)

しかも今回は、非米側の主導者である中国の習近平が欠席した(プーチンは昨年も今年も来ていない)。米国側マスコミは、習近平の欠席について「中国経済の悪化でそれどころでなくなった」とか「印度との対立が原因。中印対立で非米側はボロボロだ」と喧伝しているが、それらは間違いだ。
習近平は、ウクライナ戦争の善悪について歪曲し続ける米国側と議論するのが不毛で馬鹿馬鹿しいので来なかった。それ以外の議題も、地球温暖化対策など、今さら話しても無意味なものばかりだ。
温暖化対策は不必要だ。人為説や気候危機は大間違いな詐欺であり、非米側はやるふりだけしてやらず、米国側が厳しい対策をやらされて自滅する隠れ多極派の謀略である。習近平ら非米諸国は、温暖化対策が米国側を自滅させる策だと知っているので、温暖化問題を議題や声明にすること自体は賛成だ。
(What’s in the G20 leaders’ declaration?)

モディは、習近平とプーチンが来なくてもG20の議長として非米側をとりまとめ、米国側からの加圧を潰し、ウクライナの話を声明文から排除し続けた。
単極な米国側と異なり、非米側の国際政治体制は多極型で、中国やロシアがいなくても、印度やその他の大国もしくは小国群が主導して話を進められる。今回のG20では、そうした非米側の多極型の国際政治体制がうまく機能していることが確認された。
印度と中国は対立していない。モディは、習近平がいないからといって米国側に譲歩したりせず、非米側の正義を実現した。印中は、ヒマラヤの国境紛争をわざと解決し切らないことで、米国側が「印中対立があるから非米側はまとまらない」と高をくくるように仕向けている。
(Xi To Skip G20 Delhi Summit In Unprecedented Snub At India, Just After 'Dominance' At BRICS)

G20は1997年のアジア通貨危機後、国際経済の議論にG7だけでなく新興市場諸国を含む必要があるので作られた。2008年のリーマン危機で、米国(G7)の巨大な金融バブルが崩壊期に入った(QEで延命してるだけ)ことが確認され、金融からの米覇権消失に備え、世界経済について議論する最高位の国際機関がG7からG20に移管された。
だがその後、米国(G7)は、マスコミ権威筋を動員して金融バブルの存在や覇権消失の可能性を否定する洗脳策を強行し、同時に中国やロシアなど、米覇権消失後の世界を握りそうな諸大国を敵視して潰したがる策を強めた。その一環で米国はウクライナ戦争を起こした。
(Biden "Disappointed" Xi To Skip G20 Summit As Beijing Calls Out US "Zero-Sum Cold War Mindset")

G20は、米国(G7)が中国やロシアを攻撃する場に変質し、経済議論だけのはずなのに政治議論と対立が持ち込まれた。中露はG20に頼れなくなり、自分たちを不当に敵視する米国側を除外して非米側だけで構成するBRICSや上海協力機構を重視するようになった。
BRICSや上海機構がうまく機能しているので、中露はもうG20が不要になり、G20は何も決められない荒れ放題な対立の場になっている。
しかし今回のように、米国側と非米側のどちらの外交力が強いかを知るためには、G20が興味深い碁盤だ。
いずれ米金融バブルが崩壊した後、大幅に小さくなった米国や欧州や日本は、敵対でなく友好的に非米側と経済の話をする国際機関としてG20が再び必要になる。米国が崩壊して小さくなると多極化が完成する。
(The glory years of the G20 are over)

G20は来年ブラジル、再来年2025には南アフリカで開かれる。いずれもBRICS加盟の非米大国であり、米国側の喧嘩腰の議論は拒否され続ける。ウクライナ戦争の終わりは来年なのか再来年なのか。まだ見えない。
米バブル崩壊がいつなのかも見えない。2026年は米国の開催だ。そのとき米国はまだ覇権国なのか。崩壊後なのか。米大統領はトランプなのか。不正選挙を繰り返してバイデンが続投しているのか。

いろんな不確定要素がある。3年後も米側マスコミは依然として間違いな妄想ばかり喧伝しているはずだから頼れない。私は延々と独自の考察を続けることになる。妄想だろと言う人はどうぞ。確たる情報が全くない中で、妄想呼ばわりする人の考察は、私以上の妄想であるに違いないからだ。
https://tanakanews.com/230910G20.htm

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