への劇的シフトが宣言されたことに等しい。
しかも今回の加入国には、同じく大産油国のＵＡＥ・イランも含まれている。

現在はすべての通貨が米ドルとの比較で、多国間レートが決められている。
例えば、日本円 / フィリピン・ペソ の間に米ドルレートがある。
米ドルが落ちぶれるにせよ、そのまま指標として用いることは可能。
逆に、サウジ原油１バーレルを指標とするなら、世界の通貨体制は激変する。

※ 原油価格の指標となるＷＴＩ（ West Texas Intermediate ）は、
　　テキサス原油を指標としているが、
　　金相場の中心はすでに、ロンドン、シカゴから上海に移っている。
　　つまり、上海には、サウジ原油を指標とするパネルを掲げる技術は用意されている。

2022/12/31

に僕は、

　いつムハンマド皇太子が宣言するか。の問題。

　その時の宣言は、

　　「 ペトロ人民元 」ではなく
　　「 ペトロＢＴＥＲＩＣＳＳコイン 」

　になる可能性もある。
　ペトロダラーから離脱するのに何も人民元に頼る必要はない。
　ペトロＢＴＥＲＩＣＳＳコインにすれば、
　中国ではなくサウジが主導権を握ることができるようになる。

と、書いた。

支那は既にＳＷＩＦＴに替わるＣＩＰＳ（ チップス ）を運用している。
国際決済の基盤はＣＩＰＳが提供し、通貨の裏付けはサウジ他が提供する。
そんなに難しい話じゃない。

問題は、いつやるか？
　　　　　　　　　　に尽きる。

増田俊男氏が指摘するように、下手にやると、大変な返り血を浴びることになる。