国連はすでに非米側のものだ(米国は22年前に単独覇権を宣言したころから国連での覇権を放棄し、中国などが国連覇権を拾い集めてきた)。国連では、コロナに続く新たなパンデミックや世界的な経済危機などの有事が起きた時に、その対策を口実に世界の支配権を国連に集中させる新政策を打ち出している。この手の策略は以前なら「米覇権の強化策か??」と勘ぐられたが、今では逆に「中国やBRICSが有事を口実に国連を通じて世界支配を強化したいのではないか??」と勘ぐられる。後知恵で言うと、新型コロナはそうした有事利用の非米側の覇権拡大策(世界政府作り)の先鞭だったことになる。 (UN Seeks Vast New Powers For Global Emergencies) (Russia leaves neoliberal West to join World Majority) また国連IMFは最近、国際的なデジタル通貨(世界通貨ユニット。ユニコイン、Ü)の発行計画を発表した。世界の諸政府と中銀群と民間金融機関の集合体であるDCMAが発行し、既存の諸通貨との交換性を持つという。この手の話は浮かんでは消えてきた観もあるが、実際にドル基軸が崩壊したらこういうものが必要になるともいえる。新世界秩序は、非米側が主導する多極型世界として具現化していく。フランスもEUも、日独も、最後は米英も、そこに入っていかざるを得なくなる。 (IMF Unveils New Global Currency Known As The "Universal Monetary Unit" To "Transform" World Economy) 中露とイランとパキスタンの外相がウズベクに集まって、アフガニスタンの復興について話し合っている。米国側が無茶苦茶にした世界を、非米側が立て直し始めている。中国やロシアは全く悪くない。むしろ素晴らしい。悪いのは米英とその傀儡の方である。そうした現実を全く報じず、歪曲したウソばかり報じている米国側のマスコミや権威筋も極悪である。 (Iran, Russia, China, Pakistan FMs Hold Meeting To Deal With Afghan Economic Collapse) (Iran, Russia, China FMs meet, see opportunity in post-US Afghanistan) (田中宇 「欧州を多極型世界の極の一つにする」より一部引用 )
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