http://www.asyura2.com/22/warb24/msg/833.html
Tweet |
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2023/09/post-66624a.html
ウクライナでの敗北にバイデン政権はどう対処するのか?
2023/09/26 11:00:00
2023年9月21日
Moon of Alabama
本記事はウクライナでの戦争に触れるが、内容はアメリカとバイデン政権、そして彼らがロシアとの戦争での敗北にどう対処するかだ。発言する際、その点注意願いたい。
ウクライナでの敗北とその結果をワシントンが認める瞬間はまだ到来していない。
最新記事(アーカイブ)で、シーモア・ハーシュは戦争の現状と、アメリカ諜報機関間の意見の大きな差違を報じている。
現地報告と技術情報から判断して、深く掘削された3層のロシア防衛線を克服して、クリミアやロシアに占領され併合された4つの州にまで戦争を進める可能性を意気消沈したウクライナ軍はあきらめたと考えているかなりの部門がアメリカ諜報機関にある。現実に、ウォロディミル・ゼレンスキーのボロボロの軍隊には、もはや勝利の多能性はない。
戦争は続いている、ゼレンスキーがそうしなければならないと主張しているからだと現在諜報機関と話せる当局者から私は聞いた。彼の本部やバイデン・ホワイトハウスで停戦に関する議論はなく、虐殺の終結につながる可能性がある交渉にも関心がない。「それは全てウソだ」と当局者は言い、ウクライナ軍が、いくつか散在する地域で週にメートル単位で領土を獲得しながら、驚異的損失を被る攻撃の漸進的進歩というウクライナの主張について話した。
...
私が話をしたアメリカ諜報機関関係者は、経歴初期に、ソ連侵略とスパイに対抗して働いて過ごし、プーチンの知性は尊重しているが、ウクライナと戦争し、戦争がもたらす死と破壊を始めた彼の決定を軽蔑している。しかし彼は私に言った「戦争は終わった。ロシアが勝った。ウクライナ反攻はもうないが、ホワイト・ハウスとアメリカ・マスコミはウソを言い続けなければならない。」
「もし攻撃を続けるようウクライナ軍が命じられた場合、軍は反乱を起こすのが真実だ。兵士たちはもう死ぬ気はないが、これはバイデン・ホワイトハウスが作り出すたわごととは適合しない。」
現在のCIAと、よりネオコン的な国防情報局との違いは中国に対する連中の見解にも及ぶ。
ロシアと中国に対するバイデン政権ネオコンの敵意の副産物は、現在ウクライナでの停戦を認めないと繰り返し述べているトニー・ブリンケン国務長官発言が具体例だ。犠牲の一つは、何十年にもわたり、アメリカ外交政策のパラメーターを述べてきた秘密の国家情報推定だ。多くの場合、政権の攻撃的外交政策との深刻な政治的不一致のため、いくつかのCIAの主要事務所は、NIEプロセスへの参加を拒否している。最近の失敗の一つは、台湾に対する中国攻撃の結果に対処するためのNIE計画だ。
ウクライナでの現在の戦争後に関するCIAや他の諜報機関間の長年の意見不一致について何週間も私は報じてきた。ウクライナの成功の可能性について、CIAアナリストは、一貫して国防情報局(DIA)アナリストより遙かに懐疑的だった。アメリカ・マスコミはこの論争を無視したが、ロンドンに本社を置くエコノミストでは、十分情報に通じた記者が署名でない記事を書いた。
ウクライナ軍はロシア防衛線を突破する可能性があるとDIAは依然言っている。ホワイトハウスは依然それを信じているようだ。CIAはウクライナが終わったのを知っている。
ナポリターノ裁判官との対談(映像)で11月にならないと決定的瞬間は来ないとアラステア・クルックは述べている。
だがロシアとの戦争で負けたと誰もが静かに認識し認めたらどうなるだろう。
アメリカは敗北に対処できないとマイケル・ブレナーは主張している。
今のウクライナは[クルスクの戦いでのドイツ国防軍より](比例して)更に大きな規模の大損失を被っており、領土の大幅増加を実現できず、スロビキン線の最初の層にさえ到達できない。欧米がウクライナに与えたものと同等の武器を装備した600,000人強のロシア軍のためにドニエプル川とその先への道を切り開くだろう。したがってモスクワは、キーウ、ワシントン、ブリュッセル等に条件を指定できるほど決定的な優位を活用する準備ができている。
バイデン政権はそのような事態に備えた計画は立てておらず、従順なヨーロッパ各国政府も計画していない。現実からの彼らの乖離は状況を一層目を見張るような、いら立つものにするだろう。理想を失い彼らは挫折するだろう。彼らがどう反応するかは不明だ。一つ確信を持って言えるのは、西側集団、特にアメリカは重大な敗北を被ることだ。その真実に対処することが主要な仕事になる。
これに対処する選択肢のメニューは下記のとおりだ。
敗北、勝利、失敗、成功、損失、利益の意味を再定義する。これら論点を強調するため既にお膳立てされた新しい物語がある。
...
この物語は、アントニー・ブリンケン国務長官、ジェイク・サリバン国家安全保障補佐官、ロイド・オースティン国防長官、ビクトリア・ヌーランド国務副長官代行による演説で既に放映されている。対象聴衆はアメリカ国民だ。しかし西欧諸国以外の誰もそれを信じない。ワシントンが外交活動の事実を記録するか否かにかかわらず。
遡及的に、狙いと賭け金を縮小する
...
健忘症を育成する
...
次は: 中国だ
...
敗北の痛みと記憶を消すため政権は四つの選択肢全てを利用する可能性がある。ロシアがポーランドとの国境で止まったので、ロシアに対する勝利を宣言する。次に、あらゆる詳細や結果を忘れて、中国との戦争に向かってつき進む。
それは壊滅的に終わりかねない。
ヨーロッパのロシアから、アジアの中国への焦点移行は、敗北に対処する方策ではなく、能力低下の感覚に苦しみながら、自分にはまだ正しいものがあると自身に証明するため最後の試みをするしかない国々の病理学的反応だ。高貴な自己意識なしで生きるのは耐えられないためだ。
...
ベトナムの場合、アメリカは幸運にも、ソ連圏と中国以外の世界におけるアメリカの支配的地位により、尊敬、地位、影響力を維持できた。
だが今や状況は変わったのだ。全ての領域においてアメリカの相対的な力は弱体化し、世界中の強い遠心力が他の国々の間で権力や意志や可能性の拡散をもたらしている。BRICs現象は、そういう現実の具体例だ。
したがって、アメリカの特権は狭まりつつあり、その考えと権益に合わせてグローバル体制を形成する能力は益々抵抗を受けており、現在の能力を超えるように見える外交には割増金が課されるのだ。
アメリカは混乱している。
ハーシュによれば、そのような計画の危険性をCIAの主要部局は認識している。それが、CIAの非公式報道官デビッド・イグナティウスがバイデンは辞任すべきだと書いた理由かも知れない。
もし彼がそうしなければ、周囲のネオコンには、できるだけ早く中国に接近する大きな誘因があるはずだ。バイデンは来年の選挙に勝つのは困難なので、国を統一できる何らかの目的が必要だ。彼がアメリカが勝つと主張できる戦争は一つしかない。中国との敵対的な海軍のやりとりが続くだろう。
(ウクライナでの戦争の詳細に関し、このスレッドのコメント欄は使用しないよう。そのためのスレッドはこちら。)
記事原文のurl:https://www.moonofalabama.org/2023/09/how-will-the-biden-administration-cope-with-its-loss-in-ukraine.html#more
----------
Macgregor最新インタビュー 日本を褒めすぎでは?
Col Douglas Macgregor Full Interview: "This Escalates The Conflict" 58:53
植草一秀の『知られざる真実』
岸田総裁再選シナリオの瓦解
今朝の孫崎享氏メルマガ題名
米国大統領選現状:ワシントン・ポスト紙とABCトランプ氏が51%、バイデン氏は42%。他調査は拮抗。バイデン支持率RCP平均支持41.2%、不支持54.2%。共和党内RCP平均トランプ57.5%、デサンティス13.3%。司法でトランプ出馬阻止を図っているが実施すれば国一段と分裂。
日刊IWJガイド
「IWJは消滅の危機に直面しています! IWJへの会員登録と、ご寄付・カンパ、協賛広告でIWJをご支援ください!」
【第1弾! ウクライナ紛争の真の犠牲者の声がほとんど報じられてこなかった!! 2014年から続くウクライナ政府による東部ドンバスの民族浄化・迫害・虐殺! 学校への砲撃を生き延びた、当時14歳だったルガンスク出身の女性作家ファイナ・サベンコワ氏が、国連安保理でウクライナによる都市への攻撃や子どもの死を阻止するよう訴え!】「ウクライナによって犠牲になった子ども達の命はもうかえってこない」、「第三次世界大戦を世界は望んでいない」(『スプートニク』、2023年9月21日他)
最新投稿・コメント全文リスト コメント投稿はメルマガで即時配信 スレ建て依頼スレ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。