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2023.09.20
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202309200000/
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は9月18日にアメリカのニューヨークへ到着した。国連総会に出席するほか、ホワイトハウスを訪問、議会指導者と会談する予定だ。9月6日にはアントニー・ブリンケン国務長官がウクライナを訪問、戦況について協議したようだ。
西側の有力メディアはウクライナでの戦闘を煽り、ロシアは簡単に負けると宣伝してきた。バラク・オバマ政権からジョー・バイデン政権まで戦争を推進してきたネオコンの拡声器としての役割を果たしてきたわけだが、限界が近づいているようだ。
ウクライナのセルゲイ・クリヴォノス退役少将もゼレンスキー政権の「楽観的見通し」を批判している。6月4日に始まった「反転攻勢」が破滅的な失敗に終わったではないかと言っているのだ。
実際、ロシアが構築した「スロビキン防衛線」を突破できないことは明白で、ロシア政府の推計によると、6月4日以来、ウクライナ軍兵士の戦死者数は7万5500人に達する。アメリカ側の推計でも2月24日にロシア軍がウクライナに対するミサイル攻撃を始めてから約50万人のウクライナ兵が戦死したという。ロシア側の戦死者はその1割、つまり5万人程度だと考えられている。
この50万人という数字について欧州議会で質問されたNATOのイェンス・ストルテンベルグ事務総長は「簡単なことだとは約束していない」と答えた。これは「50万人」という数字を暗黙のうちに認めたのだと解釈する人もいる。
ブリンケン国務長官がウクライナを訪問、数百万ドルの新たな援助を発表した9月6日、ドネツクのコンスタンチノフカがミサイルで攻撃され、十数人が死亡し、30人以上が負傷したとされている。ゼレンスキーはロシア軍に攻撃されたと主張、西側のメディアはその主張を垂れ流していた。
しかし、ゼレンスキー自身が公開した映像を見ると、ミサイルは北西から飛んできているが、そこにはウクライナ軍がいる。駐車していた自動車のルーフに映っていたミサイルからも発射地点の方向がわかるが、通行人も北西の方向を見ている。また映像には発射音と爆発音が記録されているが、その間隔から発射地点が近くにあることがわかる。ところがロシア軍がいる場所はそこから20キロメートル以上離れているのだ。
これまでネオコン色が濃いニューヨーク・タイムズ紙でさえ、この攻撃はブーク発射システムによって発射されたウクライナの防空ミサイルである可能性が高いと分析している。ゼレンスキーのアメリカ到着に合わせて出されたことから、キエフ政権とアメリカ政府との間に対立が生じていると推測する人もいる。
ゼレンスキー政権にロシアとの戦闘を命令した米英両国政府だが、アメリカ/NATOの命令で「バンザイ突撃」を繰り返してきたウクライナ軍は戦闘員が足りず、勝つことは無理だろう。それでもゼレンスキーはカネを寄越せとアメリカに要求しているが、バイデン政権は別のことを考え始めているように見える。地上戦を諦め、中長距離ミサイルによる攻撃に切り替えると推測する人もいる。
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