http://www.asyura2.com/22/warb24/msg/824.html
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歴史的なアルメニアの領域のほとんどは現在、トルコ領になっている。
現在のアルメニアとナゴルノ・カラバフはかつての大国アルメニアの断片に過ぎない。
彼らはロシアやソ連の支配下になることによって生き延びてきた。
ソ連解体後もロシアとアルメニアは同盟国であり、ナゴルノ・カラバフを奪還しようとするアゼルバイジャンの行動に対してロシアはそのたびに介入して防いできた。
ナゴルノ・カラバフ出身で親ロ的であったセルジ・サルキシャン大統領に対して、元ジャーナリストの野党党首ニコル・パシニャンは執拗なネガティブキャンペーンを展開し、2018年に政権を奪取。
建前上はロシアとの友好を尊重するといいながら、親ロメディアの抑圧やロシア語学校の閉鎖やNATOへの接近など露骨な反ロ政策を推し進め、同時にナゴルノ・カラバフ問題についても非常に強硬な態度をとりました。
その結果、招いた2020年のアゼルバイジャンによるナゴルノ・カラバフ侵攻ではアルメニア側は空軍やイスカンデルミサイルなど有用な軍事資源を使わず、義勇兵志願者が多数存在したギリシャなどの協力も取り付けられず敗北。ロシアの平和維持軍の介入でかろうじてアルツォフの領域を残して停戦となりました。
ロシアのウクライナ侵攻が起こると、アルメニアは西側に同調してプーチン大統領が来た場合の逮捕も示唆、ロシア軍との演習をキャンセルしアメリカ軍と演習を行うなどさらに反ロ傾向を強めます。
アゼルバイジャンやトルコがロシアのウクライナ侵攻に対して中立的な立場をとる中で、このような外交政策をとることは自滅的であると今年3月の時点でBRICS公式newsなどで指摘されています。
その指摘通りに、9月にアゼルバイジャン軍の再度の攻撃を招き、ナゴルノ・カラバフは壊滅的な打撃を受けました。パシニャン大統領は2020年からの軍事的敗北をロシアが同盟国を守らなかったといいますが、アルメニア自身が軍を動かさないのにロシアが進軍できるはずもなく、完全に責任転嫁と言えます。
パシニャン政権にはジョージ・ソロスが深くかかわっていることがすでに分かっています。
参考資料:https://infobrics.org/post/32325、http://infobrics.org/post/38052、https://infobrics.org/post/39412
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