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英の長距離ミサイル供与でウクライナの戦闘はエスカレート、米英と中露の戦争へ
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202305150000/
2023.05.15 櫻井ジャーナル
ウクライナ軍は5月12日、イギリスから供給された長距離巡航ミサイル「ストーム・シャドー」2機をSu-24から発射、ルガンスクの工場を破壊した。ADM-160 MALDという電子妨害能力のあるアメリカ製デコイの残骸が発見されている。ロシア軍はミサイルを発射したSu-24のほか護衛していたMig-29戦闘機を撃墜した。攻撃では子ども6名を含む市民が負傷したという。
13日にもウクライナ軍はストーム・シャドーでルガンスクを攻撃しているが、イギリスはこの巡航ミサイルをすでに200機供与、近い将来に400機をさらに与えるとしている。ウクライナへ供給されたミサイルの射程距離が長くなったことからロシア軍が攻撃する範囲も広がるはずだ。
5月13日にロシア軍はMi-8ヘリコプター2機、Su-34戦闘爆撃機、Su-35戦闘機を待ち伏せ攻撃で失っている。ストーム・シャドーだけでなく、アメリカ/NATOはこれまでより性能の水準が上の兵器を使わせ始めた可能性があるだろう。
それに対し、ロシア軍は5月12日と13日にウクライナの西部地区にあるフメリニツキーとテルノーピリに近い場所にある兵器庫を巡航ミサイルとドローンで攻撃、大規模な爆発があった。アメリカ/NATOが供給した数億ドル相当の軍需物資が破壊されたはずだ。
すでにウクライナ側の地上軍は壊滅的な打撃を受けている。長距離巡航ミサイルでロシアを攻撃するつもりかもしれないが、そうなるとロシア軍の反撃も厳しくなる。
すでに昨年の夏から秋にかけての段階でウクライナにおける戦闘はロシア軍とアメリカ/NATO軍の間で戦われはじめたものの、ロシア軍はアメリカ/NATO軍を攻撃目標にしてこなかった。アメリカ/NATO軍の戦闘をエスカレートさせる行動によって状況は変わるとCIAで分析官を務めていたラリー・ジョンソンは考えている。
本ブログでは繰り返し書いてきたが、ジョー・バイデンは大統領に就任した直後、「ルビコン」を渡った。回帰不能点を超えたということである。ロシアとの戦争へ向かって進み始めただけでなく、パンデミック(感染爆発)を演出して社会を収容所化、人類の存続を危うくさせるような遺伝子操作薬を世界規模で打たせようとしてきた。世界を「リセット」しようと目論んでいる。その背景には彼らの支配システムが崩れ始めたと言う現実がある。
1991年12月にソ連を消滅させることに成功した当時、ネオコンはアメリカが世界の超大国になったと認識、従属度の低い国を破壊し、新たなライバルの出現を阻止するプランを作成している。ウォルフォウィッツ・ドクトリンだ。
2001年9月11日にアメリカではニューヨークの世界貿易センターとバージニア州アーリントンの国防総省本部庁舎(ペンタゴン)が攻撃されるというショッキングな出来事があり、ネオコンは国内を収容所化、国外では侵略戦争を始めた。新たな支配システムを築く第一歩を踏み出したのだが、これは予定通りに進まない。
しかもロシアではウラジミール・プーチンらが再独立に成功、「新たなライバル」として出現した。そのロシアと潜在的ライバルのEUを潰す目的でネオコンはウクライナでクーデターを実行するが、これも予定通りに進んでいない。しかも、このクーデターはロシアと中国を戦略的な同盟国にしてしまった。
ルビコンを渡ったのは、現在の支配システムが崩壊した後も自分たちが世界を支配しようと考えている勢力だ。引き返すことはできない。日本がアングロ・サクソンの支配者に従い、戦争の準備をしているのもそのためだ。
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