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https://qrude.hateblo.jp/entry/2023/04/24/053000_1
学んだ教訓と学ばなかった教訓：バティウシュカ
2023-04-24
Lessons Learned and Lessons Not Learned – Global South
https://globalsouth.co/2023/04/21/lessons-learned-and-lessons-not-learned/
バティウシュカ著：21/04/2023
Image from Gyazo
画像:2014年以前のウクライナの州
1917年2月、サンクトペテルブルクの英国大使ジョージ・ブキャナン卿は、裏切り者で権力欲の強いロシアの貴族、政治家、将軍たちによるクーデターを画策し、ニコライ2世を転覆させることに成功した。その結果、王宮の反乱は「成功」し、皇帝は不法に簒奪され、悪質なイギリスのエリートたちは、西洋に端を発した第一次世界大戦でのロシアの勝利が目前に迫っているのを阻止した。このため、戦争はさらに1年半続き、さらに300万人が死亡し、アメリカは「スペイン風邪」に感染した軍隊で介入し、さらに数百万人が死亡することが確実となった。しかし、戦争の最中に皇帝を倒した裏切り者たちは、まったく無能であったため、ロシアの指導者を、その巨大な国の資源を西側に渡すような、従順な西洋式の立憲君主や大統領に置き換える代わりに、7ヶ月以内にボルシェヴィキがロシア帝国を支配してしまった。西洋の陰謀は、どうしようもなく間違っていたのである。
ボリシェヴィキはドイツとの戦争を正式に終結させ、西側諸国はロシアに侵攻し、数百万人が内戦で命を落とすことになった。その1世代後、西側諸国は反ボリシェヴィキを掲げたヒトラーに、ロシア帝国の後継者であるソビエト連邦を侵略して大量虐殺するよう働きかけ、さらに2700万人が死亡した。ありがとう、ブキャナンと英米円卓会議(1)の仲間たち。ソ連崩壊後の1992年になって、ようやく西側諸国は、旧ロシア帝国と旧ソビエト帝国に対する長年の計画による資産剥奪を開始することができたのである。しかし、その短期間は続かず、2000年にウラジーミル・プーチンがロシア連邦の大統領に就任した。愛国者がロシアのリーダーになるのは、ツァーリ・ニコラス2世以来のことである。すべてが変わろうとしていた。
2022年、ロシアは第一次世界大戦とソビエト連邦の崩壊の教訓を学んだことを示した。2022年にウクライナをナチズムから解放するための特別軍事作戦の後に課された西側の違法な制裁の結果、2月革命も、モスクワの米国大使館とそのCIA「外交官」（第一次世界大戦中の英国のスパイの後継者）が企てた裏切り者による崩壊も起こらないだろう。数日前、有名な裏切り者でCIAのスパイであるウラジーミル・カラ＝ムルザに懲役25年の判決が下されたが、これは驚きではない。唯一の驚きは、彼が軽々と罪を免れたことかもしれない。戦時中の大逆罪は、通常、死刑に処される。プーチン大統領は、80％の支持率を得て、高みの見物をしている。反対派はおらず、ネオ・ツァーリスト・ロシア政府の転覆はない。大統領は、ウクライナの戦場で、米国とそのNATO/EUの家臣に対する戦争を非常に慎重に準備してきた。西側の裏切りの教訓を学んだのだ。
教訓を生かさず
しかし、欧米は1812年のナポレオンのロシア侵攻や1941年のヒトラーの侵攻から学んでいない。ヨーロッパ第一次世界大戦の100周年にあたる2014年に民主的に選出されたウクライナ政府が転覆し、キエフにナチス政権が発足したことが、それを証明している。14カ月間、ロシアの支援を受けた部隊は、彼らの祖先が1941年から1944年にかけてナチスと戦った場所と同じウクライナの戦場で、ナチス軍と戦ってきたのです。バフムート・スターリングラードでは、7ヶ月に及ぶ通り一本一本、家一軒一軒の戦闘がようやく間もなく終わり、町の90％はすでに解放された。ナチスの損害は、死者3万人、負傷者12万人と推定される巨大なものである。ウクライナ軍がまた一人いなくなった。ロシア軍部隊は交戦すらしていない。連合軍の戦闘は、ドンバスのウクライナ民兵、ワグネルグループの契約部隊、チェチェン人戦闘員によって行われている。
ここでは、インセルのジャック「女友達を作れ」テイシェイラによるリークを無視することができる。それらは、ウクライナ宣伝省（おそらく、それを運営する米国のPR会社によって想像された）の最も不合理な嘘と、ウクライナ人とNATO「同盟国」に対するCIAのスパイの混合に過ぎない。一方、ロシア軍の50万人以上の軍隊は、ドンバスの残りの部分とケルソンとザポロジエの州が完全に解放されるのをウクライナの国境付近で待っています。彼らは占領軍であり、非武装化されようとしているウクライナを非武装化しようと待ち構えている。クリミアと、すでに圧倒的多数でロシア連邦への加盟を決めた4つの州を除いた未来のウクライナは、おそらくニコライエフとオデッサ、そしておそらくハリコフとドニエプロペトロフスクの2州を除いた、ソ連のウクライナよりはるかに小さなものになるだろう（地図参照）。
実際、ロシアはトランスドネストリアと引き換えに、非武装のガリシア3州（ヴォリン、リヴィウ、イワノフランキフスク）をポーランドに、トランスカルパチア（ザカルパテ）をハンガリーに、ブコビナ・チェルノフツィをルーマニアに返すことを決めるかもしれません。これにより、ルーマニア領モルドバは、独立を維持するか、ルーマニアの自治領となるかを決めることになる。その場合、11州しかない1000万人の新ウクライナは、2014年以前のウクライナの半分以下となり、北はベラルーシと並行し、ロシア辺境で常に攻撃的な西洋に対する砦となる。1917年以降、非ロシア系ソ連の独裁者であるレーニン、スターリン、フルショフが他国、特にロシアから領土を奪って拡大したように、キエフ共和国、あるいは単にマロロシヤと改名することができる。
より多くの教訓を得ることができない
しかし、ウクライナは本当の問題ではありません。本当の問題は、西側エリートの古くからの抑圧の下に暮らす世界人口の12.5％と、そのエリートが他の地域に暮らす人口の87.5％を古くから抑圧していることである。本当の問題は、こうだ： 私たちは、アメリカのギャング主義の終焉を見ることができるのでしょうか？拡大し続ける多極化したBRICSは、「そうだ、私たちは自由になるのだ」と言う。
欧米が押し付けたロシアと中国の仮想同盟によって、確かにそう思えるだろう。ロシアは現在、米国の攻撃から中国を守るためにミサイルや飛行機、船を送っている。結局、米国の飛行機や船はウクライナには送られていない。2024年5月に予定されている米国の対中国戦争に備えて、予備として置いておく必要がある。さらに、中国がマクロン大統領を操ったことは、ヨーロッパのすべての属国が、アメリカの国家統制・人種差別メディアが現在宣伝しているような、「黄禍」の風船に対するアメリカの意図的な戦争を支持するわけではないということを示している。これは、20年前のアメリカのイラク侵攻と大量虐殺に対するヨーロッパの支持の欠如の繰り返しである。
マクロンは最近中国から帰国したが、中国人は彼に、ヨーロッパは（もちろんマクロン大統領の下で）『第三の道』を示し、米中間の平和を仲介しなければならないと媚びたのである。これは、1789年の自殺的なフランス革命の前に、世界の舞台で最高の地位を取り戻したフランスの古い夢である。フランスのエリートは、この野心に挫折すると、ド・ゴールのようなガリアの小心さに悩まされる。ロスチャイルドの銀行家であり、フランスで最も嫌われている男であるマクロンは、気取ったナルシストであり、フランスの有権者の18％からしか投票されなかった。彼の超ボテ腹の年金生活者の妻は最も嫌われている女であるが、中国が媚びることは難しくなかった。
ヨーロッパの妄執
フランスでは「ファラオ」の愛称で呼ばれ、ギリシャ語で「偉大な」という意味の名前を持つマクロンは、結局のところ、現在のヨーロッパのピグミーの中で最も背が高いということを、中国人は知っている。ノルドストリーム・ショルツ？頓珍漢なジョークだ。銀行員のスナック？金の亡者の移民の息子だ。ビジネスエリートは、中国抜きのヨーロッパは、沈没しそうなアメリカ海軍から攻撃を受けている中国とは、せいぜい数週間しか続かないことも知っている。だからこそ、マクロンは、中国が望むなら台湾を持つことができると宣言してヨーロッパに戻ったのである。彼は人生で初めて常識を示したのだ。しかし、それさえも関係ない。不人気なフランスの銀行家がどう思おうと、中国の台湾はいずれ中国に返還される。それは、せいぜい数年の問題である。確かに、アメリカは台湾が中国に戻ることを望んでいない。何しろ台湾のエリートは、役に立たないアメリカの武器を大量に買っているのだから。サイゴン、カブール、キエフ......。
マクロンは、ゴミだらけのパリから中国へ脱出する際に、米国の属国である欧州委員会委員長ウルスラ・フォン・デア・ライエンを一緒に連れて行くことを余儀なくされた。中国側はその無能な人物を無視し、彼女はすぐに尻尾を巻いて普通の旅客機で戻ってきた。マクロンは、ヨーロッパは第三の国であり、ワシントンや北京に対抗する存在であるべきだというフランス人らしい考えを繰り返し、彼女を無視した。結局のところ、欧州の真の大統領は彼であり、彼女ではない。少なくとも、彼の想像の中ではね。彼は、ヨーロッパが「独自の戦略的自律性」を発展させなければ、「属国」になってしまうと考えています。彼は、ヨーロッパが3世代前に属国になっていたことに気づいていなかった。ナルシシズムがもたらす盲目さである。
丁寧に言えば、フランスのエリートは非常に鮮やかな想像力を持っており、もっと丁寧に言えば、最も素晴らしい誇大妄想に悩まされているのだ。2019年、マクロンはNATOの「脳死」を警告した。しかし、それ以来、マクロンは脳死状態の患者を励まして、ロシアとの代理戦争を戦わせているだけだ。マクロンの意見を聞いた共和党の上院議員マルコ・ルビオは、「マクロンが全ヨーロッパの代弁者で、今の彼らの立場が、台湾をめぐって米中間の味方をするつもりはないのなら、我々も味方をするべきではないのかもしれない」と宣言した。 ルビオの妄想：アメリカはヨーロッパの戦争に資金を提供している。もちろん、彼はまだ知らないが、これはヨーロッパの戦争ではない。アフガニスタンやイラクと同じように、これはまた別のアメリカの戦争であり、またヨーロッパでの戦争なのである。
トルコとロシアに妄想を抱かせないために
一方、トルコのスレイマン・ソユ内相は、4月19日にイスタンブールで開かれた若者との会合で、「アメリカは評判を落とし続けている」「世界中がアメリカを嫌っている」「ヨーロッパはアフリカにおけるアメリカの手先であり、アフリカ諸国はみな自分たちを搾取する国家を嫌い、地元の言葉に回帰している」（2）、と述べている。ヨーロッパなどというものは存在しない・・・アメリカはある。ヨーロッパはアメリカの後を追う列車だ。ヨーロッパの指導者は常に信用を失い、人口は高齢化している。ヨーロッパ人は経済生産に問題を抱えており、今後もそうなるだろう」。何も目新しいことはない。私たちはずっと同じことを言い続けてきた。しかし、最近まで米国に超忠実だったトルコの政治家は、公の場でそのようなことを言わなかった。しかし、その後、米国は2016年にエルドアン大統領を暗殺しようとし（プーチン大統領が助けた）、昨年、ソユは米国大使に「トルコから汚い手を離す」よう呼びかけた(3)。
ロシア連邦については、1721年に西欧型ロシア帝国となり、1922年に西欧型ソビエト帝国となり再開して以来、300年が経過している。ロシア連邦は今、東スラブ・ロシアとベラルーシ、そして東スラブのもう一つの断片であるウクライナが、西欧世界の「分割統治」政策によって自らを分割させたために、戦争状態にあるという現実に直面しているのです。しかし、帝政ロシアと帝政ソビエト連邦は、もう完全に終わっている。だからこそ、ロシアは、同じく近年欧米の誘惑に負けて正気に戻ったベラルーシとともに、帝国アメリカの世界的悪を差し止めるという歴史的宿命と使命に戻ることができたのだ（2テサ2、6）。そして、それもソ連と同じように崩壊する。
この14ヶ月の間に、ロシア連邦とベラルーシの「連合国家」は、米国の植民地化と属国化を脱却した。西側諸国が東スラブ、ロシアとベラルーシにはナヴァルニーやカラ・ムルザのようなリベラリズムの第5列、民族主義のウクライナにはナチズム、そしてオリガルヒと呼ばれる毒と寄生虫の新アリストクラートにはいたるところで、押し付けてきたものがすべて否定されつつあります。しかし、さらに重要なことは、ロシア連邦が先導して、世界の他の国々、中国、インド、そしてアジア、アフリカ、ラテンアメリカ全体、さらには、ヨーロッパをはじめとする西欧諸国の、聞く耳と考える脳を持つすべての人々に、自分たちも自由になるよう呼びかけていることです。確かにマルクスのようにこう言うことができる： 失うものは何もないが、鎖だけはある」と。あるいは、キリストのように、「真理はあなたを自由にする」とも言える。
注釈
1.https://en.wikipedia.org/wiki/Round_Table_movement
2.https://bnn.network/world/turkey/turkish-interior-minister-suleyman-soylu-claims-the-whole-world-hates-america/
3.https://www.middleeasteye.net/news/turkey-take-dirty-hands-off-interior-minister-us-envoy
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