http://www.asyura2.com/22/warb24/msg/335.html
Tweet |
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2023/02/post-09f512.html
ロシアは必要ではないとイェールの天才教授連中は言うが常識は逆だ
2023年1月25日
フィル・バトラー
New Eastern Outlook
イェール教授の値段はいくらだろう? 何かのため一人か二人使いたいか次第で丸ごと買おうとすればコストはかなり法外になり得る。多くの場合今のアイビーリーグの知ったかぶり連中は石けん販売員のようだ。誰であれ助成金を提供すれば、きしむような脳のグリース油が得られる。
現在の超加熱したロシア嫌悪を例にとろう。欧米世界での最も成功し尊敬されている教授の多くがタブロイド紙ジャーナリズムのように見える「研究」を発表している。それが今の傾向だ。あるいは望ましい「真実」が示されている限り、どんな形の奇矯な分析でも受容できると言うべきかも知れない。「世界経済はもはやロシアを必要としない」という題のForeign Policyの最近の研究は題名から要約までくだらない。そうイェールのジェフリー・ソネンフェルドとスティーブン・ティンはいずれも現実を分かっていないと私は言っているのだ。さもなければ彼らは我々が現実が分かっていないと確信しているのだ。私が言いたいことを示すため注目を集める天才分析を初めから見てみよう。
最初に、2人のイェール学者は、世界が彼の好き勝手に奉仕するまで、ロシアのウラジーミル・プーチンは世界経済を人質にとっていると主張する。それはもちろんウソだ。ノルドストリーム・パイプラインを爆破したのはロシアではなかったし、プーチンはガスは買いたい全員利用可能だと言っている。両国が頭に銃を当てている時に、ロシア大統領が一体どうしてヨーロッパあるいはアメリカを人質にできるだろう? バイデンのこれらのアイビーリーグ仲間は滑稽だ。二人の著者はヨーロッパのロシア天然資源に対する完全な依存についてわめきちらし、こういっておとぎ話の世界に飛び込むのだ。
「プーチン侵略一周年に近づくにあたりロシアが世界市場でのかつての経済力を永久に失ったことは見るからに明白だ。」
留意願いたい。「プーチンが侵略」したが、ミンスク合意で、ロシアの鼻の先、ウクライナにNATO基地を作るためにアメリカとヨーロッパがウソをついたことには言及しない。ウクライナが武装する時間を稼ぐためで平和協定は偽りだったと前ドイツ首相アンゲラ・メルケルとフランスのフランソワ・オランドが世界に言ったのだ。ウクライナを武装させることに対して、ユーロマイダン事件全体の悪質な本質や分離した東部共和国を砲弾で攻撃する8年やジョー・バイデンの狂気の「総賭け政策」は、まるでワシントンで精神病院が開け放たれるのを見ているようだ。
次に、たっぷり給与を貰う教授連中はヨーロッパのロシア・ガス遮断を素晴らしい名案が季節はずれに暖かいヨーロッパ気候で強化されていると描いている。イェールの巨大頭脳によれば、ヨーロッパは再生可能エネルギー、原子力、アメリカLNGと古風な石炭の恩恵で動いている。バイデン政策プロパガンダ屋の活力に満ちた二人組はアメリカLNGがアメリカの価格の四倍でドイツに売られていると観客に言わない。これがEU委員長ウルスラフォン・デア・ライエンに上限価格規制を宣伝し始めるよう促したものなのだ。上限価格規制はニューメディア宣伝したように、ロシアを狙ってはいなかった。そうではなく、それは、状況につけ込む大西洋対岸の海賊を押しとどめるために始められたのだ。
そして大きなウソがある。ソネンフェルドとティンはロシアにはヨーロッパ市場に置き換わる代替の買い手がいないと主張する。彼らはプーチンがガスを利益ゼロで売っており、世界はもはやロシアの石油に依存しないと言う。彼らの主張は単に紛らわしいだけでなく、お笑いだ。数人の大統領の顧問であるソネンフェルドがこのForeign Policy記事に名を載せさえしたのに私は驚いている。だが彼は決して孤立していない。フォーチュン誌のラーズ・ポールソンもアメリカと世界主義エリートではなくプーチンがヨーロッパのガス供給を締め付けようとしていたと言う。私はこれら考えるはずの連中がまったく考えていないことを示すため「フォーチュン」記事に言及する。それは情報空間いたる所でオウム返しされ待ち行列に入れられた物語だ。さて今度は世界の「他の国々」からの見方だ。
カタールのサード・シェリダ・アルカービ エネルギー担当国務大臣でと国有ガス会社QatarEnergy社長の予測を放送したナターシャ・トゥラクによるCNBCの話を読んだ。一つの主張、私の主張を裏付けるものが下記の一節に反映されている。
「昨年EU加盟諸国はロシア・エネルギー輸入を劇的に削減した。」
バイデン政権のためCNBCは全面的に戦争挑発をしているが、上記の通り真実はぽろりと漏れるものなのだ。どんな理由であれEU加盟国がロシア・ガス購入を劇的に減らしたのなら、プーチンは一体どのように銃を連中の頭にあてているのだろう? カタールのエネルギー大臣は、世界がウクライナを忘れた途端、ヨーロッパは間もなくロシア・ガスに戻ると認めている。想起願いたい。EUとイギリスは12月時点でロシア原油の全ての海上輸送輸入を禁止した。更にEUは2月5日から精製製品の輸入を禁止する予定だ。イギリスも1月1日の時点でロシアLNG輸入を禁止した。
ここ商品市場の情報・データ企業Kplerの主要石油専門家ヴィクトル・カトナの報告で部分的に説明されている現状がある。「ロシアの石油輸出は上限価格規制導入以来事実上変化していない。」ロシアはインドが救いとなる状態で主にアジアにエネルギーを送っている。カトナによれば今北極原油はほぼもっぱらアジアに流れている。数日前マーケット・インサイダーはロシアからの海上運輸の原油輸出が中国とインドのおかげで、8ヶ月で最高の30%以上急増したと報じた。アフガニスタンやアルジェリア、アルゼンチン、エジプト、インドネシア、イラン、カザフスタンやニカラグアはBRICSに入る行列待ちで、これらイェールのエネルギー専門家の論理は破綻している。笑いぐさになる準備をしろ。
米国議会調査局の報告書「グローバル経済におけるロシアの貿易と投資の役割」は、知識豊富なヒューマノイド、イェール大学教授は洗羊液で満タンだと伝えている。政府専門家によると、ウクライナの状況は「ロシア経済を理解する議会の関心を高めた」。報告書をざっと読んで、どちらのイェール大学教師も読んでいないと100%確信している。あるいは連中はそれを読んで、とにかく「壊れたロシア」の言説に乗ると決めたのだ。レポートは何と言っているだろう?
世界経済におけるロシアの役割は極めて重要だ。ロシアが石油に対する世界需要の11.3%と天然ガスに対する需要の17.2%を供給する状態で、エネルギーがロシアの最大輸出なのは本当だ。そしてここで面白いことが始まる。イェールの2011年報告は2035年までに急速にエネルギー消費が倍増するほぼ半分が中国とインドのせいだと予測した。同じ報告書は物語全体を語っている。イェールの専門家は2035年までに世界の電力のわずか約15パーセントしか再生可能資源から得られないと言っていた。彼らは十年先でさえエネルギーの80%が化石燃料由来だと認めている。要点はこうした数値から結局ロシアはゲームから追い出されないのだ。ロシアの新しい最大顧客中国とインドは間もなく世界エネルギー消費の2分の1以上を占め、更にこの80パーセント以上が化石燃料だろう。
全体的に消費は世界的に35パーセント以上増加するだろう。それで天才的学者のソネンフェルドとティンへの疑問は、ロシアがなくなったら残りのエネルギーはどこからくるのか?だ。サウジアラビアは何十年も前に「ピークオイル」にぶつかった。アメリカは2021年単独で約97,331,601,000,000,000Btu、約97000兆Btu消費した。するとアメリカでは消費はいつ生産能力均衡に達するのだろう? あるいは2035年までには津々浦々に風車があるのだろうか? 明白なのはイェール大学では若干の面白い脳が機能していることだ。そしておそらく究極の代償は信頼性だろう。
世界経済におけるロシアの役割は今後数十年縮小するのではなく、むしろ拡大するだろう。それは化石燃料だけの問題ではない。これに関して詳しくは別の報告で。
フィル・バトラーは政策研究者、評論家、政治学者で東ヨーロッパ専門家で「Putin’s Praetorians(プーチンの近衛兵)」という最近のベストセラーや他の本の著者。オンライン誌New Eastern Outlook独占記事。
記事原文のurl:https://journal-neo.org/2023/01/25/yale-geniuses-say-russia-not-needed-logic-and-common-sense-say-otherwise/
----------
政権転覆専門家、議会で「ノルドストリームが海底のくず鉄になったのは良いことだ」とのたまう。
The Left Lenz
Victoria Nuland Drops Neocon BOMBSHELL on Nord Stream and Ukraine War 36:51
日刊ゲンダイDIGITAL 日本の奪衣婆。
所得制限なし子ども手当への「愚か者」ヤジは自民・丸川珠代氏 国会で俎上に乗り問題再燃
コロナ対策を決める連中は現場もコロナも知らない素人集団?
デモクラシータイムス
妊婦や患者の医療難民化を防げ!コロナ5類議論に欠けたもの【山岡淳一郎のニッポンの崖っぷち】 1:03:35
今朝の孫崎享氏メルマガ題名
IOC、ロシアの五輪アジア大会参加容認 五輪復帰へ軟化(26日)→ゼレンスキー大統領29日、ロシア選手の2024年パリ五輪参加容認は「テロが何らかの形で容認される」→IOCは声明で「このような中傷的な発言を、IOCは最も強い言葉で拒否する」
日刊IWJガイド
「当選以来一度も登院しないNHK党ガーシー参院議員に『招状』発出! 7日以内に登院なければ除名検討も!」
2023年2月 1日 (水)
最新投稿・コメント全文リスト コメント投稿はメルマガで即時配信 スレ建て依頼スレ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。