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※画像等はリンク先参照。
さようならキエフ、こんにちはコート・ダジュール。西側は援助物資を送るが、ウクライナの腐敗したエリートは、紛争から利益を吸い取る
<記事翻訳 寺島先生推薦>
Bye-bye, Kiev, hello Cote d’Azur: As Westerners send aid, here’s how Ukraine’s corrupt elites are profiting from the conflict
https://www.rt.com/russia/566935-they-robbed-ukraine/
Officials and oligarchs have diverted much of the financial support sent to Kiev
HomeRussia & FSU
役人や新興財閥たちは、キエフに送られた支援金の大部分を流用してきた
出典:RT
2022年11月24日
筆者:オルガ・スカレーフスカヤ(Olga Sukharevskaya)
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>
2022年12月10日
ウクライナのキエフにあるウクライナ議会での宣誓式の後、大統領府に向かうウクライナ新大統領に選出されたヴォロデミル・ゼレンスキー大統領 (画面中央) © STR /ゲッティイメージズ
ウクライナでのロシアの特殊軍事作戦開始以来、米国、EU、その同盟諸国は、キエフ当局に1260億ドル相当の援助金を供給してきた。この額はウクライナの国家GDP総額にほぼ匹敵する。さらに、何百万ものウクライナ国民が難民としてEUに流れ込んでいる。そこで難民たちは、家や食料や労働許可、さらには心の支えさえ与えられた。難民たちの生活条件は、西側の標準的な生活水準からみても高いものが与えられている。 これらの同盟諸国が、自国は経済やエネルギー危機に苦しむ中でも、キエフ当局を支援してきたことから考えれば、このような支援は特筆すべき状況であると言えよう。
キエフが、際限なく支援を求めている根拠には、ウクライナ経済が破綻していることがあるが、その理由は、戦争と「ロシアによる侵略に対抗する」ためだ。しかし、その支援金は、意図されている目的地まで届いているのだろうか?
関連記事:Russia’s former southern capital renounces its past: How Ukraine is destroying its heritage
モナコ大隊
ウクライナが、60歳以下の全ての男性を対象に、総動員体制をとったいっぽうで、多くの元高官や現役の高官、政治家、実業家、新興財閥たちが、安全な外国に移動している。その目的地は、主に欧州だ。
ウクライナの特権階級の多数の人々が飛行機で移動し始めたのは、軍事衝突が起こる前からだった。2022年2月14日、ウクライナの大統領を出している政党(国民の下僕(しもべ)党)所属の37名の代議士が突然消息を絶った。その翌日に、国会議員の国外渡航を禁止する措置がとられていなければ、他の議員たちも、きっと後を追っていたことだろう。 2月14日の時点では、元政府高官や新興財閥たちは、より自由に海外渡航ができた。イタリアのラ・リパブリカ紙によると、14日、20機の商用ジェット機もボルィースピリ空港を出たという。
各界の大物たちがその列の先頭に立っていた。起業家で国会議員でもあるヴァディム・ノビンスキーや、実業家のヴァシリー・フメルンツキやヴァディム・ストラーやヴァディム・ ネステレンコやアンドリー・スタヴニーツェルは、皆チャーター便でウクライナを出国した。億万長者の政治家であるイゴール・アブラモビッチは、オーストリア行きの50人乗りの自家用機を予約し、親類や仕事仲間たちや所属する政党の党員を搭乗させていた。新興財閥たちは、キエフからニースやミュンヘンやウィーンやキプロスなどの欧州方面に飛びたった。他の実業家たちの一団は、オデッサから自家用機で飛び立った。ボストーク銀行の所有者は、イスラエルに出発し、トランシップ・グループの代表は、キプロスのリマソルに飛んだ。元オデッサ州知事のスタルカナット・ヴォロデミル・ネミロフスキーも、ウクライナを出国した。
2022年夏から秋初旬にかけて、ウクライナのメディアであるウクライナ・プラウダは、あるドキュメンタリー番組を制作したが、その内容は、戦争中に南仏コート・ダジュールで休暇を取っていた所を目撃された、安全を求めて国外渡航したウクライナの億万長者や高官たちを追跡するものだった。そのドキュメンタリー番組には、「モナコ大隊」という、皮肉った題名がつけられていたが、その番組が映し出していたのは、ウクライナの新興財閥たちが、別荘や大邸宅やヨットで過ごしている姿だった。番組の冒頭で、実業家のコンスタンチン・ジェバゴが映っていた。この人物は、国際刑事警察機構から指名手配を受けている。そのジェバゴが、7000万ドル相当の自家用ヨットに乗っていた。その番組では、ジェコバの親類たちが下船する際、ヨットがコート・ダジュールの海岸線を綺麗に彩る様子が映し出されていた。ハルキウの起業家であるオレクサンドル・ヤロスラフスキーは、「自分のヨットを売って、ハルキウの復旧資金に充てる」と約束していたのに、ジェコバとともにヨットで航海中のところを映し出されていた。
ウクライナ・プラウダのYouTubeからのスクリーンショット © YouTube / Украинская правда
ウクライナ・プラウダの記者たちはさらに、実業家のスルキス兄弟の姿をフランスで捉えていた。2人は今、家賃が年200万ユーロのアパートを借りている。
当時、ウクライナの実業家、ヴァディム・エルモラーエフ所有の30万ドルのベントリーの自動車が、モナコのカジノ付近で目撃されていた。また、ユーロ・エネルゴ・トレード社の共同創設者の一人であるエデュアルゴ・コハンは、モンテカルロのお洒落なホテルで目撃されていた。
ウクライナの新興財閥たちの共同体が、フランスの特権階級の人々のすみかであるカップ・フェレ地区にまるまる移り住んだかのようだ。土地造成業者のヴァディム・ソラー、新興財閥のドミトル・フィルタシュ、セルゲイ・ロヴォチキンたちが、戦争のさなかに、優雅な生活を楽しんでいる。カップ・フェレの別荘は、かつてはベルギーのレオロルド2世の持ち家だったのだが、ウクライナの新興財閥であるリナト・アフメトフが買い取った。アフメトフの別荘の近くには、DAD投資グループ有限責任会社の代表であるアレクサンドル・ダヴチャンや、元ドネツク州議員のヴラディスラヴ・ゲルジンが住んでいる。
関連記事: ‘All the real skinheads went to Ukraine’: An American Neo-Nazi outlines the crimes of his Ukrainian ‘colleagues’
このドキュメンタリー番組の制作者たちが強調している通り、議会内の「親露」派である代理人や実業家たちがウクライナを出国しているのは間違いない。ただし、現政権を積極的に支援している人々の多くも、外国から自国を守る戦法を好んで取っているようだ。
ウクライナ・プラウダは、ウラジミール・ゼレンスキー率いる「国民の僕(しもべ)党」所属の国会議員であるプアンドレ・ホロドフに、現在住んでいるウィーンで話を聞くことに成功した。そのオーストリアの首都ウィーンを住処に選んだのは、国粋主義者のニキータ・ポチュラエフやセルゲイ・メルニチュクもそうだ。メルニチュクは、アイダール大隊の元隊長であるが、この大隊はアムネスティ・インターナショナルから、戦争犯罪を犯した団体として報告を受けたことで知られている。元ウクライナ憲法裁判所裁判長のオレクサンドル・トゥピスキー(59)や前ウクライナ司法長官ルスラン・ピャボーシャプカ(49) も、外国の「前線」に陣を引く方を選んだ。
ウクライナの国会議員たちは、戦時中に施行されているウクライナの重要な諸法律をなかなか守ろうとはしていない。ヴォリン・ニュースのテレグラム上の記事によると、3月11日の時点で、20名以上の国会議員が外国に渡航したが、理由は不明だという。行き先は様々で、英国、ポーランド、カタール、フランス、オーストリア、ルーマニア、ハンガリー、アラブ首長国連邦、モルドバ、イスラエルなどだ。3月、ウクライナの司法長官は、まだ外国に留まったままの6名の国会議員についての捜査に着手した。
明らかに、戦争や懲罰では、ウクライナの国会議員たちを職場に連れ出すことはできていない。7月20日会期の国会に出席したのは、450人中たった99名の議員だった。おそらくそれは、夏の魅力にとりつかれて、コート・ダジュールやモルディブで、ヨット遊びに興じていたからだろう。ウクライナの防衛は、「外国からの志願兵に任せておけ」ということだ。
画像:会議開始前に、空っぽの議事堂内で座っている一人の国会議員。©Sergii Kharchenko / NurPhoto via Getty Images
軍事支援物資や人道支援物資はどこにいってしまったのか?
ウクライナを支援している西側の人々が最近気づいてきた事実がある。それは、軍事支援物資や人道支援物資のほとんどが、ウクライナ軍や、ウクライナ国内の人々の手に届いていないという事実だ。
CBSが独自制作のドキュメンタリー番組で伝えたところによると、軍事支援物資の約7割が、支援を必要としている人々の所に届かずに、寄付を行っている国々が意図したようには使用されていないことがしばしばある、という。このドキュメンタリーを制作した人々によれば、武器の中には、闇市場に回されているものもあるとのことだ。米国海兵隊の退役軍人であるアンディ・ミルバーンはこう語っている。「間違いなく言えることは、前線の部隊に以下のような武器は届いていないということです。ドローン、飛び出しナイフ、IFAKs(応急処置キット)です。本当に届いていないのです。鎧もヘルメットも何もかもです。」
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ニュースサイトのグレーゾーンの記事によると、西側からウクライナ軍に送られた武器や人道支援物資が、輸送中に盗まれ、ウクライナ兵達の手には届いていないとのことだ。さらに、それと時期を同じくして最近起こっていることは、ウクライナの国会議員の報酬が7割増しになっているということだ。この記事の著者の主張によると、米国やEUからの何十億ドルもの金が横流しされているのでは、とのことだった。
イワンという名のウクライナ兵は、記者達に西側からの支援物資は前線には届いていないと語っていた。「米国兵に以下のような話をしたらどう思うだろうか?“俺たちは戦争で自家用車を使っていて、修理費や燃料費は自前だ。鎧やヘルメットも自分たちで購入している。観測器もカメラもないから、兵士達は頭を突き出して、何が来ているのか目で確認しないといけない、つまりいつ何時、ロケットや戦車に頭を吹っ飛ばされるかわからない、ということだ”と」
米国出身の軍医であるサマンサ・モリスは、医療支援物資の盗難や腐敗が全体的にはびこっている状況について明らかにし、注目を集めた。「スームイ市の軍事基地の医師長は、折に触れ何度か、軍からあるいは軍のために医療器具を注文していたのですが、トラック15台分の供給物資が完全に消えてしまったそうです」とモリスは語っていた。医師達は、スームイ州知事の友人が介入するまでは、医療助手に対する訓練を行うこともできなかった。CNNは米国の退役将校に話を聞いたが、その退役将校によると、ウクライナ軍は物資の供給が不足しているとのことだ。小型武器、医療器具、野戦病院やその他の多くの施設が私設団体の管理下にあるというのだ。そのような私設団体は、同胞の命を救うことよりも、金銭を盗むことのほうに関心が高い。
画像: 首都キエフ近郊のイルピン市へ続く路上にあるウクライナ軍の車両と兵達2022年3月30日撮影© Metin Aktas / Anadolu Agency via Getty Images
米国務省国際経済政策委員会の元委員であったステファン・マイヤーは、以下のように主張している。「野戦指揮官が軍の装置を売人に横流しすることを止める術はほとんどありません。売人とは、言い換えればロシアや中国やイランなどの人々のことです。指揮官が、そのような装置や武器は”破壊された“と主張すればいいのですから」
何千トンもの救援物資が盗まれている。9月、ウクライナ反腐敗局(NABU) が示した内容によると、大統領府長官のアンドリー・イェルマーク、同副長官のキリロ・ティモーシェンコ、国民の僕党党首のディビッド・アラハミヤ、彼の友人ヴェミル・ダヴィチャンの4名が、ザポリージャ州での人道支援物資の大規模な窃盗の裏にいるという。ただし。ザポリージャ州の当局者であるスタルクやネクラソワやシチェルビナやクルテフといった人物が、救援物資の横流しを実行した、と表向きにはされている。6ヶ月の間に、これらの人物は22の海上コンテナ、389の鉄道車両、220台のトラックの窃盗行為を組織した。人道支援物資はATBやセルポといったスーパーマーケットで売られた。これらのスーパーマーケットの所有者は、それぞれジェナディ・ブトケヴィッチとウラジミール・コステルマンだ。もちろん、ティモーシェンコやネクラソワやダヴィチャンは皆、「難民」となり、亡命者としてウィーンで目撃されている。
関連記事: The BBC made up a story about a Russian 'attack' on a Ukrainian city's water supply – where are the 'fake news' fact checkers?
確かにすべての人が海外に逃げ出した訳ではない。元ヴォルィーニ州の行政当局副長官であった、アンドリー・ヤルモルスキーは、不良品の防弾服を供給し、不法に人々を国外に移動させるなど問題の多い人物だが、昇進している。今は、ウクライナ国家安全保障・国防会議で勤務している。
供給された医療器具も盗まれている。以下は、テレグラフ紙の報道だ。「寄贈された供給物資は、その後各病院の薬品個に陳列された。値付けされ、売り物として並べられる」と。さらに、「医療従事者たちは薬品、包帯、医療器具を横領し、患者達に売っている。それらの物資は、本来は患者たちに無料で配布される物資であった」とその記事は伝えていた。
同じような話を先述のモリス医師も語っている。「私はドニプロ市にある軍の病院の看護師から電話をもらいました。その看護師によると、病院長が鎮痛剤を全部盗んで売っているとのことでした。さらに、負傷した兵たちが痛みを止める治療を受けられていないとのことでした。その看護師は、鎮痛剤を手渡しで届けるよう私たちに頼み込んでいました。その看護師の話では、病院長から隠すことができれば、兵たちに鎮痛剤を届けられる、というのです。でも私たちはいったい誰を信じればいいのでしょうか?本当に病院長が薬品を盗んでいたのでしょうか?それともその看護師が私たちをだまして鎮痛剤を入手し、売ったり使ったりしようとしているのでしょうか?全くわかりません。みんなが嘘をついているのですから」
戦争を与えられる者もいれば、グッチを手にする者もいる
西側諸国から流れてくる大量の現金を、腐敗したウクライナの高官たちが恒常的に使い込んでいる。その目的は、私欲のためであり、贅沢品を手にするためだ。
先日明らかにされた腐敗事例で、オデッサ市の税関当局者たちがこっそりと入手していたのは、ブランドもののシャツやリュックサックやスポーツシューズやベルトなどの贅沢品だ。そのブランドは、ジバンシー、グッチ、ポロ、ドルチェ・アンド・ガバーナ、マイケル・コース、シャネル、ルイヴィトン、アルマーニ。これらのブランドものが、軍用の装置を購入するためとして購入されていたのだ。公式文書によれば、これらの荷物は「ウクライナ軍に必要な物資」だとされていた。この文書には、オデッサ市の現在の税関担当であるヴィタリー・ザコロヂャズニーの署名がつけられていた。国会議員のアレクサンドル・ドゥビャーンスキーによると、この手口は窃盗行為でよく使われるものだという。「税関担当者たちが、自分の仕事に不満を持つ理由は、前線で働いている兵士たちがいるいっぽうで、税関担当の制服を利用して、金儲けをしている人々がいるからです」、と同議員は語っていた。
画像: ロサンゼルスのロングビーチ総合港で、押収された偽造ブランド品の箱を開封している米国税関・国境警備局員© Brittany Murray / MediaNews Group / Long Beach Press-Telegram via Getty Images
別の例を挙げると、2022年5月、西側諸国がウクライナに対する関税を撤廃した。その1週間以内で、1万4千台を超える自動車がウクライナに運ばれた。ウクライナの生活基盤部局のムスタファ・ナイエム副局長は、こう語っていた。「ポーランドやスロバキアやルーマニアの同胞のみなさんは、戦時中である我が国に、このような早さで自動車が列を成して送り込まれていることに驚いていることでしょう」と。
ウクライナの一部の人々が贅沢な衣類や自動車を入手するのに躍起になっているだけではなく、これらの窃盗者たちはウクライナから資本を引き出すことにも興味津々だ。
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ウクライナの経済安全保障局によると、ウクライナの国家予算において、農産業業界から450億UAH(ウクライナ・フリブリャ)相当の税金が使われたという。さらに、「2022年8月から9月にかけて、約1200万トンの穀物と1370億UAH相当と見積もられる石油がウクライナの税関から輸出された。そのうち約400万トンが、書類上にしか存在しない偽の会社に送られていた」とのことだ。そして、「穀物が輸出されている所在地のない会社のほとんどは危険度の高い会社であり、犯罪捜査の対象となっている」とのことだ。これが、国際社会が拍手喝采で迎えた「穀物協定」の真の姿なのだろうか?ウクライナの詐欺師たちは、自国内だけではなく、諸外国でも汚職を行っているようだ。しかもこの事例は氷山の一角にすぎない。
スルキス兄弟がウクライナを出たとき、1700万ドルを持ち出していた。しかしこの額は、「ユーロマイダンの英雄」が持ち出した額と比べれば些細なものだった。オレグ・ツァリョフ元国会議員によると、戦闘勃発後、ウクライナの主要な政治家たちは、海外に自身の資産も家族も送ったという。
ツァリョフ氏の話によると、ゼレンスキーや彼の妻の両親や親族は皆、ウクライナを出国したという。ゼレンスキーの前任者のピョートル・ポロシェンコ前大統領は、子息たちを出国させただけではなく、何十億ドルもの資産も現金で英国に送ったそうだ。
ウクライナの主要な役人たちも同じようなことを行っている。元内務相アルセン・アバコウ、大統領府長官アンドリー・イェルマク、ウクライナ第2代大統領レオニード・クチマ、元首相アルセニー・ヤツェニュクなど多くの人々が家族や資産を国外に持ち出しており、その額は約10億ドルにのぼると推定されている。政治家とつながりのある新興財閥たちも同様の行為を行っていることは言うまでもない。
より小物の詐欺師たちも、人々を「個人としてEUに加盟」させることができている。賄賂を送れば、従軍すべき年齢にある人々が国外に逃れられる仕組みが確立している。ロシアのイズヴェスチャ紙によれば、その料金は現在8千ドルから1万ドルだという。ウクライナのメディアも、金を払って国境を越える人々についての記事を報じている。
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戦争に苦しんでいる国を同情する西側諸国の気持ちは理解できる。しかし、自国の経済を危機に陥れることも辞さずに、ウクライナを支援するために最善を尽くしている国々があるいっぽうで、腐敗したウクライナの役人たちが、自分たちの懐を暖め、素晴らしい保養地で優雅な生活を送るためにその支援金を使っている。そしてその資本金の出所は、すべて西側諸国の税金だ。
2015年、アルセニー・ヤツェニュクは首相の座を辞する際に公言していたのは、自分が億万長者になったという事実だった。この戦争が終わるころには、ウクライナを出国し西側諸国に現れる、外国からの軍事支援物資で潤ったウクライナの新興の超富裕層の大物たちは、何人くらいになるのだろうか?
By Olga Sukharevskaya, ex-Ukrainian diplomat
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