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https://sputniknews.jp/20221216/14271932.html
ナチスの英雄化に反対するロシアの決議案が国連総会で可決、日独伊は反対
2022年12月16日, 13:30 (更新: 2022年12月16日, 14:59)
国連総会ではナチスの英雄化に反対するロシアの決議案が賛成多数で可決された。一方、日独伊、及び西側の国々は反対、または棄権した。
決議案は「ナチスの英雄化、さらにはネオナチ、民族差別、人種差別、排他主義、およびこれらに関連した非寛容的態度の悪化を促す全ての現代的形態に対する戦い」 と題され、賛成120、反対50、棄権10で可決した。決議案では、第二次世界大戦期に行われた人道に対する犯罪、及び戦争犯罪を否定し、先の大戦の結果の改ざんを阻止することを目的とし、人権に関する国際的義務に準ずる形で法律や教育の分野で各国に具体的な措置を講じることを要求するもの。
反対した50カ国にはドイツ、イタリア、オーストリア、カナダ、チェコ、エストニア、フランス、ハンガリー、日本、ラトビア、ポーランド、スペイン、ウクライナ、英国、米国が含まれる。
アフガニスタン、エクアドル、ミャンマー、パラオ、パナマ、パプアニューギニア、韓国、サモア、スイス、トルコは棄権した。
反対した国々は、ロシアがこの決議を利用してウクライナにおける特別軍事作戦を正当化しようとしていると指摘した。これに対し、ロシアのゲンナジー・クズミン国連副大使は国連総会で次のように発言した。
「決議に反対した国々、とりわけドイツ、日本、イタリアはナチスドイツ、イタリアのファシズム、日本の軍国主義による犠牲者の記憶に対し露骨な冒涜を展開した……反対票を投じれば、ロシアがウクライナで展開する特別軍事作戦を非難できるとでもお思いか」
この決議案は例年、賛成多数で可決されている。国連副大使によると、旧枢軸国がこの決議案に反対するのは国連誕生以来、初めてだという。
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