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ソロスとキーウ政権…悪魔の会食
Finian Cunningham
2022年10月17日
Strategic Culture Foundation
彼の命令を実行させるためウクライナのナチ政権に資金供給しているユダヤ生まれの億万長者の身勝手な行動は見当がつかないものではない。資本主義そのものだ。
NATOに支援されるキーウ政権は、あらゆる反体制言論の自由を追放する新たな過酷な法律を実施している。体制と同調しないあらゆる意見が反逆的とみなされ、非合法化され、迫害や暴力的弾圧さえ受ける。
新たな合法政権はウラジーミルゼレンスキー大統領下でウクライナの独立メディアに対してこれまで4年荒れ狂う邪悪キャンペーンを推進している。野党や報道機関は閉鎖され、異議を唱えるジャーナリストは暴力の標的に定められたり、強制追放に追いやられたりする。言論の自由に対するが悪意ある傾向は、2014年2月に選挙で選ばれたウクライナ政府を打倒したCIAが支援するマイダン・クーデターにまでさかのぼる。
クーデターは過去ナチスドイツとの協力を誇りにするキーウ極右政権を権力の座につけた。第三帝国のためにウクライナ・ファシストによって百万人以上のユダヤ人が根絶された。
キーウ政権の矛盾には頭が混乱する。報道によれば現大統領ゼレンスキーはユダヤ系だ。ところが彼の政権はウクライナ軍の主柱を形成するアゾフやアイダール大隊のようなナチを奉じる民兵組織に支えられている。ゼレンスキーの資金支援者もユダヤ人ウクライナ寡頭制支配者イゴール・コロモイスキーだが、それでもコロモイスキーは新ナチ民兵組織に資金供与している。
「民主主義」と「自由」の擁護者と主張する欧米政府は何十億ドルもの兵器をユダヤ人大統領に率いられるキーウのファシスト政権に注ぎ込んでいる。欧米政府とメディアは、ゼレンスキー政権は「民主主義」だと主張し、ナチス行為の事実を隠蔽し、矛盾に折り合いをつけている。2014年以来のアメリカと他のNATO加盟諸国によるウクライナ武装化はロシアとの世界大戦に向け無謀に進んでいる。欧米のいわゆる民主主義諸国は核の大惨事に終わりかねないロシアに対する初期段階の戦争でファシズムと協調している。第二次世界大戦の本当の原因と地政学に歴史的に注目している人々にとって、欧米列強とナチスドイツの相互作用、それに続く冷戦、現在の対決は決して驚きではないかもしれない。
ウクライナと一人の欧米有名人の関係は、その彼不釣り合いさが特に恐怖の念を引き起こす。アメリカ人億万長者、博愛主義者ジョージ・ソロスは1991年にソ連から独立して以来ウクライナ政治変化の初期からの支援者だ。
彼のオーブン・ソサエティー財団OSFを通して、ソロスはキーウでマイダン「革命」政権奪取を推進するため何百万ドルもつぎ込んだ。ソロスは「市民社会団体」や反ロシア言説を推進する多数の報道機関作るためアメリカ政府や全米民主主義基金やUSAIDなどのCIA政権転覆を推進機関と協力した。
今日に至るまでソロスのオーブン・ソサエティー財団は「ウクライナと共に立つ」と宣言し「民主主義に対する攻撃」をしたと言ってロシアを非難している。OSFは「ウクライナの市民社会を守る」ため使われる4500万ドルの資金を集める目標を持っている。
ソロスの美徳を誇示する言説の背後にある現実は抑圧的な新たなメディア法が示すように、キーウ政権があらゆる不同意と言論の自由の破壊に熱心なナチ軍に支配されていることだ。
国境なき記者団やアメリカを本拠とするジャーナリスト保護委員会委員会のようなソロスに資金供給されている欧米の非政府組織さえもがゼレンスキー政権による言論の自由に対する衝撃的攻撃を非難している。
これは単に良くない仲間とつきあうという不幸な問題ではない。ソロスと国務省はジョー・バイデン副大統領とともに、2014年に力にキーウ政府を権力の座につけるために尽力した。彼らは2014年-2015年のミンスク和平協定を否定し、ロシアとの現在の戦争を煽動した猛烈な反ロシア先鋒を強化するのに尽力した。
何年にもわたりロシア大統領ウラジーミル・プーチンに対する深い個人的反感を公的に表現しているソロスは彼の個人的、事業権益を促進するためウクライナを地政学上の競技場として巧妙に利用したように思われる。億万長者資本主義者はエネルギーと農業でウクライナ産業を民営化することを狙っている。もちろんワシントンとNATOの帝国主義者の権益は、この一見慈善団体とうまく合致していた。
長年ソロスは特に地政学上の敵ロシアと中国を不安定化するワシントンの「カラー革命」を推進したと非難されている。
ウクライナの例は特に説得力がある。過激なキーウ・クーデターを推進する上でソロスの早くからの関与は、大多数のウクライナ人に窮乏をもたらしながら、ロシアに対するワシントン帝国主義者の権益に奉仕する過激な反動的体制の創設を直接招いた。キーウを支配する徒党はハリウッドや欧米諸国の諜報機関に愛される独裁的ユダヤ人大統領の下、汚職やファシスト無法状態や陳腐な市民社会抑圧に満ちている。
「独立ジャーナリズム」と「市民社会」を支持するというソロスの壮大な主張は現在ウクライナでの言論の自由に対する取り締まりと対立する全くのウソなのは明らかだ。
これで我々は最高の、おそらく最も憂慮すべき矛盾に至る。ジョージ・ソロス(92歳)は1930年にユダヤ人家庭に生まれ、ナチによるハンガリー占領中にガス処刑室に送られるのを避けようとする若者として育った。彼はキリスト教徒のふりをしてユダヤ人である正体を隠したことを認めている。十代青年としてユダヤ人不動産を没収するよう報告し、ブダペストのナチ政権に協力したことがある。彼はどんな非行にも関与したのを否定し、親ナチ不動産業者に同行した不運な青年に過ぎなかったと言っている。
確かに反ユダヤ主義アメリカ右翼の一部は、ばかばかしい方法でソロスを「ナチ・グローバリスト」に仕立て上げようと努めている。
戦争の何年も後に、ソロスは西洋に移住し、後に敗者に賭けるハゲタカ資本家として膨大な富を得た。彼は周知の通り、1992年、市場暴落の際、一日で10億ドルの利益を出した「イギリス・ポンドを破壊した人物」として知られている。
ジョージ・ソロスは略奪的ご都合主義で異常に鋭敏な感覚を持っているとだけ言っておこう。彼の命令を実行させるためウクライナのナチ政権に資金供給しているユダヤ生まれの億万長者の身勝手な行動は見当がつかないものではない。資本主義そのものだ。
記事原文のurl:https://strategic-culture.org/news/2022/10/17/soros-and-kiev-regime-supping-with-devil/
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