http://www.asyura2.com/22/senkyo289/msg/851.html
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https://www.chunichi.co.jp/article/667530?rct=politics
岸田文雄首相は6日の衆院本会議で、台湾有事が起きた場合の対応を問われ、・・・再び、明言を避けた。
岸田首相は「丁寧に説明していく」と言いながら、何時まで答弁から逃げ続ける積りなのか。
記事を読んでいても、国会審議の今後の展開は容易に予想され、「日本は大丈夫か」と愕然とする思いを隠せない。
まるで「サルがすること」ではないか、と、どなたかが怒りを露わに指摘した。
そのことを「失礼だ」という人は、「人間がするんだから「サル真似」・・・」とでも言うのだろうか?
国会は近年、ボス猿がわが物顔で、好き放題の振舞をしても止められない、「モンキーセンター」化している。
そんな絶望的な日本を、改めて想像するしかない、悲しくなるような記事。
記事を以下に転載する。
「岸田文雄首相は6日の衆院本会議で、台湾有事が起きた場合の対応を問われ「憲法や国際法、国内法に従って個別具体的に行われることになる」と述べ、明言を避けた。他国領域のミサイル基地などを破壊する反撃能力(敵基地攻撃能力)を巡り、集団的自衛権が行使可能となる「存立危機事態」でも発動できるとの認識を重ねて示した。
立憲民主党の末松義規氏は「台湾有事の際に米国から自衛隊が頼りにされ、戦争に巻き込まれるのではないか」と見解をただした。
首相は「台湾海峡の平和と安定は、わが国の安全保障、国際社会全体の安定にとって重要だ」と強調。「問題が対話により平和的に解決されることを期待する」と語った。」
記事の転載は以上。
そもそも「台湾有事」とは何ぞや。
「台湾有事」とは、中華民国への軍事侵攻や台湾における大規模自然災害の発生など緊急事態のこと。とくに中華人民共和国の人民解放軍が侵攻する事態を指す。 ウィキペディア
すなわち、想定している事案の本質は、「中国の内政問題」という認識に立って「台湾有事」を考える必要があるということだ。
政府は、「台湾有事」が、すなわち「日本の有事」とばかりに、国民に戦争の危機を煽り、敵基地攻撃能力の保有、そのための防衛予算の拡大を囃す。
反対する者がいたら、まるで国賊、非国民、売国奴であるかのような言いぐさで非難する。
「座して死を待つのか?」と。
このような世相、社会の雰囲気は、戦前に見られた「大政翼賛のそれ」と同じだ。
記事によれば、
「・・・立憲民主党の末松義規氏は「台湾有事の際に米国から自衛隊が頼りにされ、戦争に巻き込まれるのではないか」と見解をただした。・・・」
とある。
この質問は、国民が「直接、総理大臣の口から答えを聞きたいと思っている。」核心の質問だろうし、最大の不安だろう。
政府が「台湾有事」は「日本の有事」と煽る以上、岸田首相は、政府としてあらゆる場合を想定し、「日本の有事」にならない対策を講じる、そういう立場にある。
「台湾有事」に米軍と手を携えて、中国軍の台湾進攻を阻止したり、「存立危機事態」と称して、中国本土のミサイル基地にトマホークを撃ち込む、そんな権限は、どこを探しても、日本国には無い。
「台湾有事」の際に、それがキッカケで「日本の有事」にならないための対策が講じられているかどうかを問われている。
岸田首相は、懲りもせずこう言う。
「他国領域のミサイル基地などを破壊する反撃能力(敵基地攻撃能力)を巡り、集団的自衛権が行使可能となる「存立危機事態」でも発動できるとの認識を重ねて示した。」
(この人は、本当に何も分かっていないのではないかと、不安に駆られる。)
(この人は、何を説明しても、理解する能力を持ち合わせていないのではないかと、恐怖すら覚える。まるで「何とかに刃物」、「岸田にトマホーク」。)
改めて「認識の誤り」を細かく指摘することは割愛するが、
日米安保条約は、日本の施政の下にある危機に対処するという条約。
政府は、日本の施政の下にある領域に武力攻撃を受けた場合は、「武力攻撃事態」と定義し、「存立危機事態」とは区別している。
集団的自衛権が行使可能となる「存立危機事態」でも発動できるとの認識は、誤りであるという事だけは重ねて指摘しておこう。
ましてや、「他国領域のミサイル基地などを破壊する反撃能力(敵基地攻撃能力)」を行使することは勿論、保有することすら、憲法に違反するものだ。
そのトマホークの発射ボタンを押すことが許された(すなわち、他国の領域にミサイルを撃ち込み、街を破壊し、他国民を殺傷することを許された)日本人はいない。
誰が、トマホークのボタンを押せるだろうか?
政府が「台湾有事」は「日本の有事」と煽る以上、岸田首相は、政府としてあらゆる場合を想定し、「日本の有事」にならない対策を講じる、そういう立場にある。
国民の安全を言うなら、
例えば、ミサイル基地を建設した島に住む住民のために、「シェルター」は作っているのか?
沖縄はどうか?。まさか、在日米軍とその家族用には建設済み、などとはなるまい・・・よ。
台湾に住む2万人ともいわれる日本人は、どうやって日本に退避させるのか?
中国との間で武力衝突が起きてしまったとき、中国本土に住む日本人はどうなるのか、どうするのか?。
「台湾有事」を想定するなら、このくらいの疑問に答えたらどうだ。
会見を開き、国民に向かって「丁寧に説明」したらどうだ。
国民の安全を守る手立てに抜かりはないことを国民に示し、国民の不安を取り除くことが、総理大臣の「使命」ではないか。
「個別具体的に・・・」と言うのは、「何も考えていない」と同義でしかない。
「台湾有事」を自ら煽り、日本を「戦争をする国」に変貌させ、国民を戦争の危険に晒し、不安を与えることは、一国の総理大臣としては、最もやってはいけない「蛮行」「愚行」だろう。
それを強行する姿を、「国家権力の暴走」「殿、御乱心」と言う。
今の岸田首相には、「憲法9条」が「親の仇」にも見えるのではないか。
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