http://www.asyura2.com/22/senkyo289/msg/775.html
Tweet |
コオロギ食にたちはだかる普及の壁…河野大臣「陰謀論に巻き込まれて迷惑」とまるで他人事
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/320849
2023/03/31 日刊ゲンダイ
抵抗感が強い
とうとう、コオロギ食騒動が国会で本格的に取り上げられ始めた。「栄養価が高い」「タンパク質が豊富」などの触れ込みで注目を集めているが、あまり普及しそうにない。
30日の衆議院消費者問題特別委員会で、立憲民主党の山田勝彦議員が食用コオロギの安全性について質問。2018年に、欧州食品安全機関(EFSA)が公表したヨーロッパイエコオロギのリスク評価を示しながら、日本における独自のリスク評価と安全表示の義務付けを求めた。
EFSAの調査は、4つの“コオロギリスク”を指摘。▼総計して、好気性細菌数が高い▼加熱処理後も芽胞形成菌の生存が確認される▼昆虫及び昆虫由来製品のアレルギー源性の問題がある▼重金属類(カドミウム等)が生物濃縮される問題がある──だ。
このほかに山田氏は特別委で、「漢方医学大辞典には、コオロギは微毒、妊婦は禁忌と記載があり、有毒であるために常用してのむものではないとされています」と説明。「妊婦はのんではいけないとされている」と続け、「安全性への懸念があるにもかかわらず、なぜコオロギなどの昆虫食に対し、日本では表示義務がないのか」と疑問を投げかけた。
消費者及び食品安全担当でもある河野デジタル担当相は質問に、「陰謀論者がSNSでコオロギの話を随分拡散しているようで、かなりデッチ上げの投稿が多数見られている」と答弁。「私もそれに巻き込まれて随分、迷惑をしている」などと主張した。
確かに、コオロギ食をめぐっては「妊婦に禁忌」が独り歩きした結果、〈政府による人口削減計画〉といった荒唐無稽の“陰謀論”が噴出している。河野大臣がやるべきは、消費者の不安を払拭するために安全性を検証したり、リスク表示の義務を徹底させたりすることだが、河野大臣は健康被害が確認されていない現状を理由に、「コオロギについて特に現行の原材料表示ルール以上の表示の義務付けを行う必要は、現時点ではない」と一蹴した。
もっとも、欧州委員会は22年に新食品としてヨーロッパイエコオロギのEU市場への投入を認可済み。「陰謀論に巻き込まれて迷惑」と愚痴るぐらいなら、河野大臣もコオロギ食を市場に出すかどうか評価制度をつくればいいのではないか。
ちなみに、日刊ゲンダイ記者もカレー風味のコオロギせんべいを実食。想像通りのカレー味でクセはなかった。コオロギ論争の行方はいかに。
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK289掲示板 次へ 前へ
最新投稿・コメント全文リスト コメント投稿はメルマガで即時配信 スレ建て依頼スレ
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK289掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。