http://www.asyura2.com/22/senkyo289/msg/461.html
Tweet |
放送法の公平性「番組全体を見て」は麻生太郎氏の04年国会答弁 安倍官邸に解釈“歪曲”疑惑
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/319656
2023/03/06 日刊ゲンダイ
いつのまにやら政治的公平性は「一つの番組」でも…(麻生太郎副総裁)/(C)日刊ゲンダイ
「悪意を持って捏造されたものだ」
3日の参院予算委員会で、高市早苗・経済安全保障担当相がこう声を荒げていたのが、放送法の政治的公平性をめぐり、2016年、当時の安倍政権の官邸側と総務省側がやりとりした記録とされる総務省の内部文書についてだった。
立憲民主党の小西洋之参院議員が入手したこの内部文書「礒崎総理補佐官ご説明結果」には、個別の番組ではなく放送局の番組全体を見て判断する、とされてきた法放送の「政府解釈」について、当時の礒崎陽輔首相補佐官(19年参院選で落選)が「この件は俺と(安倍晋三)総理が決める話」などと、圧力をかけて事実上の「変更」を迫った、とされる内容が記され、この結果、政府解釈は「一つの番組でも判断し得るケースがある」と補充されたという。
小西氏は、内閣法制局の審査を経ずに「一部の権力者によって都合のいい解釈に放送法が私物化されている」と批判し、今も国会で質疑が続いている。
内部文書の真偽ももちろん大事だが、忘れてならないのは、そもそも放送法について「変更前」の「政府解釈」を強く主張していたのは他ならぬ自民党政権だったことだ。
当時の麻生総務大臣は、政治的公平性は「番組全体を見て判断」と答弁
2004年6月3日の衆議院総務委員会。野党の民主党(当時)議員は、自民党山形県連の広報番組を、地元の山形テレビが85分間にわたって放送したことを問題視。政治的公平性の観点から「放送法に抵触するおそれ」があるのではないかと問いただした。
すると、答弁に立った麻生太郎総務大臣(当時)はこう答えていたのだ。
「これは(放送法)3条の2の第1項第2号の政治的に公平であることということで、基本的には、不偏不党の立場から、政治的に考えても偏ることなく、放送番組全体としてのバランスがとれたものであるようにしておかないかぬということだと思っております」
「政治的に公平であるとの判断は、一つの番組ではなくて、その当該放送事業者の番組全体を見て判断をする必要があるという具合に考えております」
放送法に基づく政治的公平性は「一つの番組」ではなく、「番組全体」を見て判断する――。麻生氏が国会でこう断言していたにもかかわらず、いつの間にか「一つの番組でも判断し得るケースがある」と変更されたわけで、小西氏が「都合のいい解釈に放送法が私物化されている」と指摘するのも当然なのだ。
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK289掲示板 次へ 前へ
最新投稿・コメント全文リスト コメント投稿はメルマガで即時配信 スレ建て依頼スレ
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK289掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。